書棚の前で7 死蔵、退蔵、閉架の本

毎日note というタグがあるが、毎日の連続投稿という自己満足のために、敢えて質の低い駄文を投稿することは、本当は避けるべきだろう。最近、十分な時間や気力を投ずることができないまま、投稿する日が続いている。残念なことだ。

別な方法として、下書きを毎日書き、3日分の下書きを1件の投稿にまとめる方が、質も向上するであろうし作文や論理思考のよい訓練にもなるだろう。最近、ロジカルライティングなる訓練があることを知ったが、効率の良い作文技術向上のメソッドにも興味がそそられるところである。

今日は別の用件のために、押し入れに死蔵した本の入ったダンボールを開けるということがあった。「死蔵」とはよく言ったものだ。本は読むべきものであり、ダンボールに入れていなくても死蔵状態になっている本は、安楽椅子のすぐ傍らに積まれている。2020年は読書の低調な一年であったかもしれない。外出を減らしつつも、読書が低調とは、いかなるものか。

思えば1~2年に1冊は読書論に関する本を読んで、自分の読書意欲を喚起するものだが、最近は自己啓発本らしい自己啓発本は読んでいないかもしれない。自己啓発本には功罪があって懐疑的だが、批判的な読み方からもやはり良い影響は得ているのかもしれない。盲信しないことに用心する限りは、読んで毒になることはないだろう。とはいえ、自己啓発本は慎重に選びたい。そして、その怪しさに触れることのメリット・デメリットを含めて、やはりたまには読むべきかと思う。


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