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【ビーガン】最近注目されているビーガンとは何か?ビーガンをお勧めできる理由をお教えします

「ベジタリアン」は、イギリスのベジタリアン協会から広まった概念です。ベジタリアンの語源はラテン語の「vegetus」に由来し、「健全な、活気のある」といった意味を持っています。つまり、ヘルシーで元気に暮らすことを目指すのがベジタリアンの本質なのです。
今回はビーガンについての正しい知識、ビーガンになるに至った理由、家畜による闇の実態を書いていきたいと思います。




1.ビーガンとは??

ビーガンはベジタリアンの一種
ビーガンという言葉よりもベジタリアンという言葉の方が知名度がある日本ですが、ビーガン=ベジタリアンではありません。どちらも菜食主義者という言葉ですが、実はビーガンはベジタリアンの一種。ベジタリアンにも色んなパターンがあるのです。

乳製品と菜食の「ラクト・ベジタリアン」、乳製品と卵・菜食の「ラクト・オボ・ベジタリアン」、乳製品と卵に加え、魚は食べてもよいとする「ペスコ・ベジタリアン」など、菜食主義にもバリエーションがあるんですね。ビーガンはそんな中、一切の動物性食品を口にしないという、「完全菜食主義者」です。

ビーガンの中にもまたタイプがあり、レザーや毛皮などを身に着けることもしない「エシカル・ビーガン」、衣服や装飾品などは気にせず、食品のみ動物性を除去する「ダイエタリー・ビーガン」、木の実や果物など、収穫しても木やその他の実の命を保つもののみを口にする「フルータリアン」などがあります。


2.なぜ、ビーガンに??


環境
持続可能な地球環境を真剣に考えている人たち
①家畜の生産に大量の水と穀物が使用されている実態
②商業漁業が漁具の海洋プラスチック問題と底引き網による生態系の破壊の実態


健康
動物性タンパク質が人体に与える悪影響を認知した人たち

ビーガンのメリット①:内臓脂肪の減少
肉や卵などは特にコレステロール、カロリーを多く含んでいるため、1日の必要摂取量よりカロリーオーバーしてしまい、肥満などを招く恐れがあります。しかし、ビーガン生活では野菜中心の食生活となるため、野菜はカロリーが低く、食物繊維を多く含むので体内のコレステロールの蓄積を防ぐことができます。

ビーガンのメリット②:疲れにくくなる
肉類は消化に約12時間から24時間もかかることをご存知ですか? それに比べ、野菜の消化時間は約2時間、果物はわずか40分ほどで消化が完了すると言われています。さらに、動物性のものを摂取すると、野菜類を摂取した約3倍のエネルギーを使うと言われています。ビーガン生活で、お肉の摂取を減らすことで、体の疲労感の修復にエネルギーを使い、疲労感の減少などが考えられます。

ビーガンのメリット③:心臓病発症リスクの低下
上記のように、肉類の消化時間は長いため、たくさんのエネルギーが必要となります。そのため心臓への負担も多くなりますが、野菜や果物は肉類と比べて消化時間が短いため、ビーガン生活を送ることで心臓病のリスクが低下します。

ビーガンのメリット④:便秘の改善
腸管内、特に大腸には100種類以上の細菌が生息しています。動物性たんぱく質を取りすぎると、体内で吸収されずに残ったたんぱく質が腸内に送られますが、腸内へ送られた動物性たんぱく質は悪玉菌のエサとなり、悪玉菌が増殖してしまいます。実はこうした悪玉菌の増殖で、腸の運動が低下し便秘の原因になるのです。また、肉類は食物繊維の量が少ないため、ビーガン生活で野菜類を多く摂取することで腸内環境の改善が目指せます。

ビーガンのメリット⑤:がん(特に大腸がん)のリスクの低下
上記のように、腸内へ送られた動物性たんぱく質は、悪玉菌の増殖、腸内環境の乱れ、腸管の蠕動運動の低下につながり、結果的に大腸がんを起こすリスクが高まります。反対に、ビーガンは大腸がんのリスクが22%も抑えられるとデータで出ています。

ビーガンのメリット⑥:動脈硬化や高血圧の予防
動物性脂質は(特に哺乳類の肉)は、主に飽和脂肪酸を含み、人間の体内で消化しきれず、コレステロールとして蓄積されます。血管内にコレステロールが蓄積すると、動脈硬化などの危険性が高まります。反対に、植物性脂質は主に不飽和脂肪酸を含んでいるため、体内に蓄積しづらく、結果的にビーガン生活を送ることで、高血圧や動脈硬化などのリスクを低くするとされています。

ビーガンのメリット⑦:気持ちが穏やかになる
近年の肉に含まれる抗生物質やホルモン剤の摂取量が、肉を摂取しないことで少なくなり、人体のホルモンバランスの乱れが防げると考えられており、ビーガン生活で肉類の摂取をしなくなると、気持ちが穏やかになります。

感情
殺生について否定的な感情を持っている人たち
工場畜産されている動物たちの悲惨な現実
もっと知りたいという方は「工場畜産」で調べると出てきます
衝撃的な映像も多くあるので自己責任で見てください。

3.ビーガンが食べるもの、食べないものは?

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ビーガンが食べられるものは「動物性食品以外」の食べ物。肉や魚だけでなく卵や乳製品はもちろん、蜂の巣から採れるハチミツや牛骨や牛皮、豚皮が原料のゼラチン、魚醤なども口にすることができません。食品そのものだけでなく、肉や肉の骨、魚介からとったスープもNGです。

ビーガンの主なたんぱく質源は豆。大豆や豆腐、味噌などの他、大豆ミートやグルテンミートなどでたんぱく質を摂取しています。大豆ミートやグルテンミートは元来大豆アレルギーの人向けに、肉の代用品として作られた食品。今ではアレルギーがなくともベジタリアンや肉の摂取を控えたい人にも食べられています。

牛乳の代わりに豆乳やアーモンドミルクを飲むことが多く、乳製品の代表格であるチーズ、ヨーグルトは植物性の原料で作られたビーガン仕様のチーズや、豆乳ヨーグルトが売られている。


4.ビーガンの健康

ビーガン食は健康的かそうでないかという論争がよく行われている。

ビーガン食は、血圧とコレステロールの低下、心臓病、2型​​糖尿病、一部の癌の発生率の低下につながると言われている。一方で、タンパク質やカルシウム等が不足しがちで、かえって不健康ではないかという指摘もされる。ただし、多くの栄養素はビーガン食でもまかなうことができるので、栄養について学び、考慮した食事を摂ることで、健康的なビーガン生活を送ることが可能だ。しかしビタミンB12とビタミンDについては植物性食品での摂取は難しいとされ、サプリメントで補充するビーガンもいる。




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