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【メルボルン奮闘記】日系美容院に行ったら、全部英語の接客だった話。

先日バサバサの髪を切るために美容院に行ってきた。ここで、英語ネタになるが日本語で「髪を切る」を直訳すると「I cut my hair」になる。しかし、これネイティブの会話でそう言ってしまうと、

「え、セルフで?!自分で切ったんだ、すごいね!」

となるので誰かに髪を切ってもらった場合、「 I got a haircut 」(ヘアカットしてもらった)というのが正解。私のようにセルフカットができる凄腕だと勘違いされないように気をつけて。

本題に戻って、メルボルンで美容院に行ってきました。

基本的に私はセルフカット・セルフカラー(笑)か日本か香港に帰国した際に美容院に行っていたから、ニュージーランドでも2度ぐらいしか美容院に行かなかった。(香港時代は、美容院に月1で行こうとする頑張り屋さんだったのは過去の話)

日本人とかアジア人の髪に慣れている人がいいなぁ〜と、日系美容院を予約。お店に着くと、聞こえる日本語での会話。あら、日本に戻ってきたのかしら。

日系のお店に行くと、いつも迷うのが英語で話すか日本語で話すか問題。どうみたってYOUも I も日本人だけど、ここは英語圏。しかも片方が接客中、これは、私にはお互いジャパニーズだと分かるけど、向こうは気づいてるのか(脳内パニック)。

ところが、今回はその心配はなさそう。韓国人っぽいお姉さんが、サラ〜っときて対応してくれたおかげで何語で話すか問題に直面せずに済む。そうか、日系美容院だけど指名してないし、日本人の美容師さんとは限らないのか!と気づく。

髪をどうしたいかなども、英語でtiktokの動画を見せて「I want my hair to be eventually like this (ゆくゆくはこんな風にしたいんだけど)」と、相談。前髪は切らずに流そうなど、どういう風にカットするかも丁寧に説明してくれて一安心。

ここで私ふと「あら、私美容院で美容師さんの方が日本人でも雑誌速読してあんまり話さないキャラだけど、雑誌読みたいって言ったほうがいいのか。」と考える。私のテーブルの横の方に雑誌が置かれているけど・・・とチラッと見るも、あっという間にカットから始まって内心焦る。

そもそも私、英語での長時間接客って今までなかったかも?香港時代のマツエクもネイルも美容院もいつも寝るか、スマホか、向こうがネトフリつけてくれたりだったわ。英語での small talk (世間話)より、日本語の方が楽な気がする・・・どうしよう。

そんな心配もよそに、お姉さんがとても気さくに話を始めてくれた。開始5分ぐらいで、私「すごい、こんなトーク上手な美容師久々に会ったぞ」と、彼女のスムーズな会話術に驚き。そして、トリートメントも髪も慣れた手つきでささ〜っとこなしてくれる。

楽だ。この頑張らなくていい会話も、髪も任せられる。この感覚・・・ドライブデートに出てお昼ご飯後に助手席で寝てていいよと言ってもらえる感覚と同じだ。

ずっといいテンポのマシンガントークで楽しい。

メルボルンのことや、美容のアドバイスなど色々教えてもらいながら私のカット・トリートメントもあっという間に終わった。

My customers always say I am very talkative (私、とってもおしゃべりってお客さんによく言われるの〜)」

と、お姉さんが私の髪をセットしながら口にした。弟子にしてほしいぐらいのトーク術だよと心の中で褒めた。ちゃんと彼女に直接伝えればよかった。

艶々の髪と共に心まで潤ったメルボルン初の美容院体験。

これは月1で通いたくなる。

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