ずるやすみ

あなたの心にやさしく触れたい

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最近の記事

嘘つきになった

小学生の頃 「みさきちゃん(私)はすぐに人の秘密をバラすから、みさきちゃんには何も話してはいけないよ」 という子供ながらの注意喚起がクラス中に広まった。 私は全く心当たりがないので仲の良い(と思っていたが今考えると一方的な気持ちだったのかもしれない)友達のヨルちゃんに一体何が起こっているのか聞いてみた。 するとヨルちゃんから不思議な話を聞いた。 「みさきちゃんに私の体重を教えたじゃん。あれ、秘密だったのにみんなに言ったでしょ。」 私の頭の中は“はてな“でいっぱいになった

    • あたしの気持ちは共有できない

      たまらなく悲しいことがある 暫くずっとここにある。 突然涙が出てくるときがある でも理由は、よくわからずふわっとしている 言葉にするのは難しくて、 言葉にしたところで伝わらなくて、 だからって仕舞っておくには大きすぎるこの気持ち 気持ちを共有することはきっと出来ない 共感されるのも、 慰められるのも、 褒められるのも、 有り難いけれどなんかちょっと違う 誰かに助けて欲しくない、 この気持ちを救えるのは私自身だと知っているから 放置し続けてしまった悲しい気持ちたちを今更どう

      • すきの神さま

        歳を重ねるほど自分の嫌いなものがわかってくる。 「これをすると楽しくない」「こういう人は嫌い」「この食べ物はなんだか苦手だから食べない」 そして嫌いなものからなるべく距離をとって心が健康でいられるように努める。 ここ数年の私はそうやって生きてきた。 嫌いなものを避けて、残りものでやり過ごす私の人生は、何だかとっても味気ない。 好きなものは確かにいくつかある。 でも、「何が好き?」というシンプルな質問に対して言葉を詰まらせてしまう。 好きな食べ物を問われると、迷ってしまう。

        • 結婚をしたら幸せになれるというのは大間違いだ

          結婚をしたら幸せになれるというのは大間違いだ。 私は結婚してもうすぐ3年経つけれどいつだってそう思う。 既婚者だと言うと必ず羨ましがられるし、「幸せだね」と勝手に幸せを決めつけられるのだ。 その度に私は、自分の幸せは自分で決める、勝手に決めつけるなと強く、心から思う。 確かに結婚はいいものだ。 帰ったら好きな人がいる家、何でもすぐに相談できる相手、人生を共に歩める人がいるということ。 男性だったら、仕事から疲れて帰ったら温かいご飯と可愛い妻がいる、 女性だったら、優しい夫

        嘘つきになった

          よるです

          ありきたりな当たり障りのないにんげん、特に誰からも嫌われることなく、そして特別になることもない、なる必要もない、ありきたりな当たり障りのないことばをかけて、そんなことばじゃ誰も救えやしない、そもそも誰も救いたくなんかない、救えるのは自分自身だけ、辛いとき苦しいとき救ってくれるのは自分自身、だからおめでとう、わたしはわたしのマイヒーロー iPhoneのメモにはたくさんの文章がある、きっとほとんどが心の傷から生まれたものたち、傷をなんとか治そうとした形跡、ついた傷は綺麗には治ら

          幸せはポケットの中に|短編小説

           毎日同じことの繰り返し。退屈な毎日。  朝6時に起床して、朝食を用意して、夫と娘を起こす。朝食を用意すると言ったって、もちろん大したものではない。昨日の夕飯の残り物とか、卵焼きとか、食パンとジャムを何種類かテーブルに置いて「お好きにどうぞ。」という感じで。手抜きと言ったら、まあ手抜きかもしれない。いや、手抜きなんだけれども。でも私が子供の頃の朝食は、菓子パンひとつだったのに比べたら良い方じゃない。そう思って毎日なんとか溜まった疲れが取れていない状態の自分を奮い立たせて、朝食

          幸せはポケットの中に|短編小説

          いのち

          1日でたくさんの命がなくなり、そしてたくさんの命が生まれる。 いつも他人事のように思ってしまうこんなこと。 今どこでなにが起きているのか。知れるのは自分の身の回りに起きたごく僅かなこと。 でも全員いつか目の当たりにすること。感じること。すでに始まっているということ。 すべて始まり、終わっていく。 これは悲しいことじゃない。悲しいのは、知っておきながら知らないふりをして、ちゃんと向き合わずに生きているということ。 いつかはくる、だから生きている今は #エッセイ #コラ

          続けるって難しい

          1カ月毎日投稿を始めて今日でちょうど1カ月が経った。 残念ながら数日投稿出来なかった日があったので・・・・ 毎日投稿チャレンジは失敗です。 続けるって難しいなって改めて思った、 自分に厳しくあることって本当に難しい。 最近続けてることと言えば、 スケジュール帳に日記をつけること。 今年の1月27日から毎日つけている! 将来、こどもが生まれたとき どんなに忙しくても成長記録をつけたいなぁと思って まずは習慣づけを!ということで始めたこと。 来年はスケジュール帳をほぼ日手

          続けるって難しい

          やりたいことをやりたいと言ってみること

          先日友人の写真展、amo展 vol.1-「え、今なんて言った?」-に行ってきた。 写真展と言っても、カフェになっていて ゆっくりお茶をしながらゆっくり写真を見れる、素敵な空間だった。 私は歳を重ねていくたびに臆病になっていっている。 10代の頃は意外と何でも「やってみたい!」と思ったらすぐに挑戦していたけれど、 今はなかなか手をつけられないでいる。 でもやっぱり、やりたいことがあって それをやりたい!と大声で言ってやってみることって とっても素敵で、人生の彩りが増えてい

          やりたいことをやりたいと言ってみること

          ナイトルーティン

          深夜2時 頭より少し上の位置にある輪っかに手を伸ばす。 何をしても生きている心地がしない。 いつからだったかも、もうよく覚えていない。四角い部屋にずっと一人きり。寂しさなんてとっくにどこかへ置いてきてしまった。持ち合わせているのは、この家と残された両親の財産、そして使いものにならないこの命。味気ない というよりももっとこう、味なんて存在していない、色も形もない、空っぽのような毎日。それが過ぎていくのをただただ待っている。不思議なんだ、気がついたら今日が明日になって

          ナイトルーティン

          素直でいること

          人間関係において自分に素直であることが何よりも大切だと思っている。 大人になったら我慢することも時には必要だけれど、 我慢ばかりではつまらない。 自分に嘘をつき続けることほど、 自分を壊すことはない。 嬉しいことは嬉しいし、嫌なことは嫌でいいし、 悲しいときはうんと悲しむべきだし、 怒ったときは自分の怒りの声を自分で聞く。 自分の感じた気持ちをしっかりありのまま、 自分で受け入れるのが何よりも自分のためになる。 受け入れたうえで自分の中で消化するのか、 他人に伝え

          素直でいること

          言葉は呪いにもなるし魔法にもなる

          言葉というものはとても不思議な力を持っている。 気持ちを表現するとき、多くの人は言葉を使って表現する。 他にも表情や態度、行動でも伝えられることは出来るけれど 大体の場合、言葉が一番簡単で一番伝わりやすいと思う。 言葉は人の心を写す、鏡である。 他人から何かを言われて傷ついたことはあるだろうか。 私は何度かある。 悲しくて、苦しくて、辛くて、絶望した気持ちが永遠と続くのではないかと思った。 死にたくなった日もあった。 でもそれを言った人は、別に私を殺そうと思ったわけ

          言葉は呪いにもなるし魔法にもなる

          出来ないということは出来るようになるということ

          出来ることと出来ないこと、どっちが多いか考えるだけで嫌な気持ちになる。 子供の頃は不思議なもので、「何でも出来る」と思っていた。 そして本当にほとんどのことが、出来るようになる、当たり前のように。 でも、大人になるにつれ出来ないことが増えていく。 これはどうしてだろう? 大人になるにつれ、出来ることと出来ないことが判断出来るようになったから。 そうではない、いや、合っているようで少し違う、本当のことを言えば全然違う。 正しくは、 大人になるにつれ出来ることと出来な

          出来ないということは出来るようになるということ

          幸せの更新ボタン

          何もしなくても幸せを感じれるときがある。 今日は何もしてない、一日ぼーっと好きなテレビ番組を見てた。 旦那さんは隣でゲームをして過ごしていた。 何にもない、ただの日常。 繰り返されるいつも通りの会話。 時折目を合わせにっこりと笑う数秒間。 こんな幸せな日常を私はとっても愛おしく思う、おばあちゃんおじいちゃんになってもこうでありたいと思う。 好きな人といるだけで幸せな気持ちになれる、私の幸せは毎日常に今この瞬間、どんどん更新されていっている。 そんなボタンがあ

          幸せの更新ボタン

          あの先輩

          私は高校生の頃、部活に入っていなかった。 けれどある日、美術の授業中に先生から「美術部に入らないか?」と声を掛けられた。 その日は「バイトで忙しい」と断ったが、美術の授業があるたびに先生は私に声を掛けてくれた。 それから私は押しに弱いのもあって、なんとなく美術部に入ったのだけれど、バイトがあったり、弾き語りのライブをしたり、ライブを見にいったりとまあ「忙しい」と言って部活に顔を出したのは片手で数えるくらいだった。 私は絵を描くのが好きだったし興味はあったけど、描きたいとき

          自分を嫌いになりそうなとき

          自分が辛いときは自分の味方をしよう 生きていれば悲しくなったり苦しくなったり、どうしようもなく辛いときがある。 人間だもの。(相田みつをさんみたいなことを言ってしまった) 自分を守るのは、自分を守れるのは、最終的に自分自身である。 わかってて、わかってるんだけど、どうも守りきれない。 そんな風に生きてない?私は、いつもそう。 元気が出ないとき、何か好きなことをしよう〜と思うけど、何もする気が起きない、何もできない。 1日が何もせず静かに終わっていく。 そんな自分に幻滅す

          自分を嫌いになりそうなとき