シーナさんの作品を読もう②『旅先のオバケ』
どうも、草村です
シーナさんの本をたくさん読みたい!と思った私はブックオフで面白そうだと思ったシーナさんの本をかたっぱしから買い漁っていたのだが、そのうちで今回はタイトルに惹かれて『旅先のオバケ』を読んだ。タイトルの通り、シーナさんが色んなところに冒険に行った時に体験したオカルト的エピソードを中心としたエッセイ集だ。よくある怪談話のように大袈裟な語り口ではなく、オカルト的エピソードは淡々と語られている為、逆にリアルさがあってゾワリとした。
だが、本の後半は旅先でのキテレツエピソードがまとめてあり、いつものシーナさん節全開である。特に印象に残ったのは、カナダ北極圏でテントに泊まった時のエピソードである。寒い地域に蚊は居ないのかと思いきや、ツンドラのような地域では物凄い数の蚊に襲われるらしく、夕方近くになるとテントの中に逃げるしかない。しかし、北極圏の夏は白夜だから夜になっても暗くならず、テント生地のまわりにびっしりと蚊が集まっているのが見えるそうだ。考えただけでもゾワゾワする。心霊現象とどちらの方が恐ろしいかと聞かれると、悩んでしまいそうな程であった。
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