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お父さん、あなたの人生が知りたくて。

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一緒にいたときは理解することもできなかった父の人生を、知りたくなって想い出を整理しています。
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#思い出

時代とともに変化していく言葉と、父の文句。

父はテレビを見ながら、なにかとケチをつけていた。 あのタレントは、目が離れている。 あの…

医者嫌いの父、実は小心者だった。

父は医者が嫌いだった。 多少具合が悪い程度では、医者には行かない。 「いつも上から話して…

ちょうすけ と 父の笑顔

父はとても寂しがり屋だったのだと思う。 ペットという家族をとても大切にした。 私が憶えて…

プールと授業参観と父

「父親参観」というのは、いまでもあるのだろうか。 もう何十年も前の私の小学生時代は、年に…

父を支えてくれた2匹のロン

今日はとても天気がよく、暖かい朝になった。 セロトニンがたくさん出るといいな、と、散歩。 …

父のおにぎりと母のなす漬け

母は、若いころ調理師をしていたと聞いたことがある。 遠洋に出る大きな船に乗って、乗組員の…

窓ガラスに激突しても平気な顔をしていた父を見て、気づいたこと。

 私の子供たちがまだ小さいころ、東北のほうで一人暮らしをしている父に会いに行った。 子どもたちを遊ばせるところを探していた昭和の父は、ボウリング場をチョイス。 父の住む町、つまり私の実家周辺で唯一の大きなショッピングモールの中にある。  子供たちは、いつもと違う風景に喜びながら、父の運転する車に乗っていた。 「駐車場に車を停めて行くから、先に行って待ってろ」 そう言う父の車を降り、ボウリング場へ走って向かった。 中には、クレーンゲームやガチャがあり、大喜びの子供たち。