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【B面】キヨヒデガラス工房さんへのインタビューの、B面! ”変わり続ける職人魂”

今回はキヨヒデガラス工房の清秀さんにインタビューした記事のB面をお届けしようと思います。

今回のインタビューは私がメインに取材させていただきました。清水さんは東京江東区に工房と店舗を構えておられる江戸切子職人です。

YouTubeやLINEを使ったマーケティングも積極的に行なっていて、今回は職人でありながら、江戸切子の良さ、商品を広めるべくマーケティングに取り組んでいるという話を伺いました。

事前にYouTubeなどのSNSで清水さんの活動を拝見していたのですが、しきりに出てくる”邪血”という単語が印象的でした。というのも、伝統工芸の世界では今でも血筋によるつながりが強いらしいのです。清水さんは中学生の頃に江戸切子職人を志したということなので、血筋では無いという意味で”邪血”と名乗っているとのことでした。(ちなみに漫画から取ったとのことで、調べたら”約束のネバーランド”という作品でした。有名ですよね、これを機に見てみようかと思いました)

そんな邪血の伝統工芸士である清水さんは、15年近い修行を経て独立し、現在工房と店舗を構えています。

初めておじゃましましたが、店舗は小さいながら綺麗に展示されていて、その繊細さに目を奪われました。

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江戸切子という言葉は知っていましたが、間近でじっくり見るのは初めてでした。なんとなくイメージで、日本酒を飲むお父さんが使っているような印象を持っていましたが、それは古いイメージでした・・・。

すごくキラキラしていておしゃれ!光を当てると輝きが増して、ガラスの透明感が一層引き立ちます。日本酒だけではなく、普段使いできるものだなと感じました。

キヨヒデガラス工房さんでは、体験もやっているそうなので是非!私も伺おうと思っています!



さて、インタビューは工房の一部をお借りして行いました。

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このような機械や工具がところせましと置かれている工房です。元製造業人にとってはどこか落ち着く空間でした。


清水さんの思いがとても伝わるインタビューで特に

・伝統工芸士とビジネスの両立
・作って終わりではなく、作品を売る、広めることへの工夫

という部分に関心のある方には是非読んでいただきたいです。


インタビューをし感じたのは、時に悩みながらも変わり続けていくことこそが職人であるということです。

インタビューでも書かれていますが、職人は黙っていいものを作るとか、売り上げとかには関心を持たず好きなことに没頭している、というイメージってやはりまだ強いんですよね。悪意はなく、そういうものだよねとどこかで思い込んでいる部分もあります。

清水さんにお話を伺って、そんな偏見を持っていたことに気付きました。職人が良いものを丁寧に作ることの素晴らしさはわかっていても、素晴らしいと言うだけでは、職人はものを作り続けることができません。ましてや清水さんのように個人で工房を構えている方は、自分のブランドを自分から広めていかなければ、誰かの目に留まるきっかけを作ることすらできません。

清水さんは、昔は職人ってそういうもんだと思ってきたことに対して、そうじゃなくてもっと自分から発信していこうよと動き出しています。ある意味、昔ながらの職人らしさを脱ぎ捨て、アップデートしているのです。

衝撃でした。製造業にいた頃も、どちらかというと昔ながらの職人的思考を持った人が多かったこともあり、そういうもんだと思っていたので・・・。



まだまだ発展途上とおっしゃていましたが、清水さんのように未来を見据えて動き出している職人さんの存在をものづくり新聞で発信していくことで、新たな発見を得る人がきっといるのではないかと思います。

私もこうして直接話を聞けたことで世界が広がりました。引き続き広い意味でものづくりに携わる方々へインタビューに参りたいと思います!


写真:KAZUTOMO OHIRA

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