筋トレは凡事徹底だね
"考えすぎもよくないでしょ"
筋トレ、難しく考えすぎてない?
最近は無料で得られる情報の質もドンドン上がってきて、初級者が「そんなことまでするの!?」みたいな取り組みをしていることがよくあります。
特に栄養についてかなり凝っている人が多い印象。
僕自身、かなりサプリメント等に凝った時期があります。
2018年くらいの僕を知っている人はその取り組みはご存じかと思います。笑
もちろんその日々が無駄であったとは思いませんが、少し本質から外れていたかなといまになっては思います。
そもそも、あなたの筋トレの目的って何ですか?
このnoteを読んでいる人の大半は、筋力を向上させて重い物を持ち上げたい、筋肉をつけてかっこいい身体になりたいという人だと思います。
ともあれ、最終的な目的は何らかの成果・結果を手に入れることですよね。
ならば、「身体に何をすれば(入力)、何が返ってくるのか(結果)」
ということが最も重要のように感じます。
「中で何が起こっているかはわからないけど、あることをする(入力)と、ある結果が返ってくる(結果)。」
こういう装置を「ブラックボックス」と呼びます。
中身で何が起こっているかはわからなくても、とにかく結果を得られていればそれでいい。
多くの人にとってはパソコンやスマホもそうなのではないでしょうか。
中にどんな電子回路があって、どういう風に動いているかはわからないけど、便利に使えているからオッケー。みたいな。
トレーニングもこれでいいのではないのでしょうか。
とても即物主義的な考え方ですが、トレーニング・競技においては「結果」がすべてです。
どれだけ運動生理学に精通しようが、トレーニングの結果が得られていないなら意味がありません。
どれだけ複雑なことを考えたかどうかは試されていないのです。
筋トレに関する知識は、(結果を得るために)適切な入力を予想するためのツール。それ以上でもそれ以下でもありません。
どれだけ理論的に考えていても、結果が得られていないならその方法は修正すべき。これがいまの私の意見です。
わたしにはトレーナーという立場があります。多くの人に再現性のある科学を用いて「入力方法」を考える必要があります。
ですが、トレーニーはそうではありません。重要なのは「何をするか(入力)」だけであり、かならずしも全員がメカニズムに精通する必要はないと思います。
現JBBFのチャンピオンである横川くんが生理学に精通しているかというとそうじゃない。
もちろん彼がもつ天与の才が加担しているところもある。
だけど彼は、事実として、紛れもないナンバーワンの実践者なのです。
筋トレの知識をつけて、筋トレを楽しむ。
それ自体は悪いことではないです。
勉強熱心なのは素晴らしいことです。
自分が今やっていることの意味・目的を理解すれば変な方向に走ってしまうことが少なくなる。
ですが最近、勉強のし過ぎで変な方向に走ってしまうひとも多い。
結果を求める人はその知識に対する重みづけを意識してほしい。
結果を得るためには何を優先的に行うべきなのかを整理すべきだと感じます。
ひとりができることには限界があります。
効果があることにリソースを割いていきたい。
効果のないことを一生懸命やるのはやめにしたい。
多くの人にとって、1番に優先すべきはトレーニング刺激の最適化でしょう。
完璧な栄養施策を講じても、筋トレをしなければ筋力向上・筋肥大は起こりません。
たとえそれがアナボリックステロイドであっても、筋トレをしないことには筋力向上・筋肥大は起こりません。
やっぱり、すべての大元はトレーニングの刺激なのです。
そもそもトレーニングの刺激がしっかりとできてないのにEAAだBCAAだのを摂取したところで大したアドバンテージにはなりません。
厳しいことを言うと「ゼロに何を掛けてもゼロ」なのです。
適切なトレーニング刺激、まずはこれがないと始まりません。
トレーニング刺激を最適化するには?
何レップ、何セット、物理的ストレス、化学的ストレス...といった話が始まりそうな匂いがしてきます。
違います。
ここで、まず重要なのはトレーニング動作の洗練です。
多くの初中級者はここで躓いています。
トレーニング動作が高いクオリティで行えるようになる、というだけで多くの人に成長が見込めるものです。
無料のトレーニング動画やトレーニング記事ではあなたの動きを直接見てくれません。残念ながらぼくのnoteもそうです。
動作を直接見ていないから「何レップ、何セット」の話から開始するしかない。
ここには「ちゃんと動作ができていますよね?」という前提があるのです。
この暗黙の前提を疑わなければいけない。さいきんの私は感じています。
ジムで見ていてもトレーニング動作の基礎を押さえられていない人が多い。
「何レップ、何セット」の話をする以前の、基本的な動作で躓いている人が多い。
ここを乗り越えるだけで多くの人が成長できる。
動作はトレーナーに直接見てもらうのが絶対にいい。専門の人に聞くのが早い。
自分では出来ていると思っていても、実はできていないなんてことはよくある話です。
やはり独学には限界があります。十分な技術を持つように見えるプロですらトレーナーに指導を受けているのですから。
トレーナーが直接見ればすぐにどこが動いてないとか、どこの固定が甘いとかということがわかる。
パーソナルトレーナーは、それに合わせて今必要なエクササイズを処方してくれるはずです。
だから、トレーニング動作に不安がある人はいちどだけでも、信頼できるパーソナルトレーナーのところに行ってみるのをオススメします。
おわり~
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