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ワシントン日記

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ホテル療養8日目

ついに明日退所である。短いようで長いようで短かった。
ついでにnoteのUIが変わった。エディタ? まあ何でもいい、とにかく変わったのだ。

今日になってようやく冷房が付くようになった。
これまではフルチンになることで体温調整していたが、今度は服を着て調整する必要がある。
実は俺は夏風邪ひきやすい。だから、フルチンで冷房に当たっていては再びコロナになる。だから俺はいま服を着ている。

荷物をまとめ

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ホテル療養7日目

冷え冷えのお茶が入ったペットボトルをまたぐらに挟むと涼しい。お茶以外に水やドクターペッパーでの代用も可。
このくらい追い詰められているのである。冷房が入らないし扇風機もない。暑い。ひたすら暑い。これからホテル療養をする諸君には、暑さ対策を万全に施してほしい。

連日天気がいい。幽閉されているのでまるで関係ないが、やはり晴天は屋内から見ていても気持ちがいい。むしろ直射日光を浴びない分、部屋からの晴天

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ホテル療養6日目

今日は暑かったらしい。夏日だったという。薄着に身を装う人が多く、水分補給も欠かせなかったようだ。
ずっと部屋にいるので分からなかったが、NHKで言っていた。

大変困ったことに、部屋の空調は暖房の設定になっている。こちらからはいじれない。設備だけ一丁前のカス学校システムである。
そんなわけで俺はフルチンで過ごしている。人間にできる最大の涼みは脱衣である。暑かったら服を脱げばいいのである。

そうい

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ホテル療養5日目

すっかり更新するのを忘れていた。

今日は初めて洗濯をした。と言っても、浴槽にお湯を溜めて衣類を沈めただけである。洗濯機はおろか板も洗剤もない。
まあ水洗いでもしないよりはマシである。湯船に皮脂が浮かんだあの光景を忘れない。
さて、困ったことに干せない。乾かす術がないのである。物干し竿なんて便利な代物は存在しないのだ。
苦慮を重ねた結果、ハンガーやユニットバスの敷居カーテンを上手く使うことにした。

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ホテル療養4日目

1日中寝込んでいた。体が重い。理由は明白である。

4日が経過して、気になることが表面化した。枕である。ただでさえ枕の質が悪かったのだが、ここに来て頭の形に凹んでしまった。
これが世に聞く形状記憶なのだろうか。低い。とにかく低い。頭の位置が低いと寝た気にならない。何とかならないものか。ならないですが、そうですか。
仕方がないので低いまま眠る。

そういえば気掛かりがあった。俺の部屋の音は、隣にどの

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ホテル療養3日目

マットレスの質が良いお陰か、このところぐっすり眠れている。
日付が変わる頃に寝て、朝7時に叩き起こされる。なのにすっきり目覚めている。快眠だ。今日は心なしか喉の調子もいい。痛いのは痛いので龍角散が手放せないが、それにしたって快復の感触があるのは良い。

3日目にもなると、道具の不足が目立ってくる。何より痛いのは洗濯機だ。一応洗剤は頼めば貰えるらしいが、どのみち手洗いになる。干す場所もないので、乾燥

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ホテル療養2日目

部屋に加湿器がない。カラカラである。ただでさえ喉がやられている上に鼻詰まりが酷く、おまけに部屋がカラカラに乾いているとなれば、いよいよ打つ手あるまい。
おそらく10日を経た頃には俺のミイラが出来上がっているだろう。

部屋には代わりにデカい鏡がある。鏡の前に机がある。つまりそう、こうしてPCに向かい合っている間、自分自身と向かい合うことになる。これはいけない。
俺は涙もろいので、YouTubeやテ

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ホテル療養1日目

陽性になってしまった。
抗原検査を受けたところ、見事に反応が出てしまった。
一昨日の日曜日に発熱。全身がだるくなって、喉が痛んだ。咳も止まらなかった。翌日になっても収まらず、仕事を休んだ。会社から通院を命じられ、病院へ行き、あれよあれよと言う間に検査したのだ。

結果が出たと同時に、ホテル療養が原則であると言われた。
素直にホテル療養生活を始めた。その日の内に申請し、翌日(つまり今日)の午後にはホ

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