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映画感想:コリーニ事件
ドイツ映画 #コリーニ事件
あらすじ
新米弁護士の男性は、殺害事件の国選弁護人に任命される。しかし被害者は彼の少年時代の恩人だった上、法廷で対決する遺族側には伝説的な刑事事件弁護士がついていた。更に、被告人は犯行の動機を頑なに語ろうとせず、彼は弁護に行き詰まってしまう。ところがその過程で、彼は事件の背後に潜むドイツ刑法の大きな闇をあぶりだしていくことになる。
原作の小説の作者は現役弁護士との事。
裁判のシーンは弁護側検察側どちらも説得力のある展開で、ドイツ国内の法律にある”穴”が論点になっていきます。
人によってはこの映画に対する解釈は異なるとは思いますが、個人的にはとても良かったです。罪を冒した人が何故罪を冒したのか、動機を知る前と知った後での見方の変化等、多方面から楽しめる映画でした。
ただ、前提としてやはりナチスについての理解がないと映画の中のとあるシーンでかなりショッキングな事がわかる所があるのですが初見では勉強不足のため何故そこがそんなにショッキングなのかがわからず、鑑賞後に勉強して再度鑑賞した時に漸くわかりました。
映画一つとってもその時代の歴史やその国の事をしっているかで映画にさらに深みがでますね。
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