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📝本と映画の感想

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気まぐれで、読んだ本や観た映画の感想を書いています。
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記事一覧

ハイリーセンシティブパーソンの話(ほぼ自分語り)

最近よく聞くHSP(Highly Sensitive Person)という言葉。 他人事だと思っていたけど部分的に当てはまっているかもしれないという話をします。 「繊細」と言われたことがあって、そうなのかなあ?という興味本意で、ネットで調べてみたり、SNSにちらっとHSPの話を上げたところ、 「自分も当てはまると思ってる」 「HSPの本を読んだら当てはまった」 っていう友人の声がありました。 最近本屋でよく見かける「繊細さんの本(武田友紀)」という本をその友人に勧

2025年、人は「買い物」をしなくなる 読後メモ

うん、そうなるだろうなあ。と思いながら、 そう言う時代が来るのが怖いなあ。と感じた。 物を所有しない時代物を所有することに価値が置かれなくなりつつある現代。 サブスクやレンタルプラン、フリマアプリなどが盛んになり ミニマリストと言う言葉があるほど 「物を持たないこと」に 価値を見出す人が増えている。 物を簡単に安価に手に入れて、気が済んだら手放すという方法が簡単にできるようになったこと 私はこの流れには大いに賛成する。 新品を買っては捨て、買っては捨て、

もしもし下北沢(よしもとばなな) 感想

もしもし下北沢を読みました。 少し前に読み始めた時期に身内が亡くなって、気持ち的に読めなくなってしまったけど、時が経って再チャレンジ。 身近な人の死は、想像すると怖いけど、 現実に起こってしまったら受け入れるしか無いし、 人間だし、良くも悪くも前に進めてしまう。 新しい出来事が絶対待ってて、 また普通に人間としての人生を送れてしまう。 人生送るしかないんだけど、不思議だな。 人が死ぬと、何かが自分の中で変わってしまうとか 思うけど やっぱり普通に日常を過ご

思考・脳内の話(思考の整理学・外山滋比古)

考え事をたくさんする。 最近は頭の中で色々思うことがあり過ぎて、iPhoneの中のメモや手帳に書き留めておくことを心がけているけど、それでもスマホを取り出せない時間とかに浮かんだものは記せなくて、あとから思い出せるわけでもなく消え去ってしまう。そういう時ってすごい喪失感がある。 高校3年生の頃に、思考の整理学という本を読んだ。 ためになるなと思ってずっと持ってたけど、今でも書店にいくとレジ前の目立つ場所にずらっと積まれていて、すごく評価の高い本なんだと改めて思った。

CHANGE(谷尻誠)を読んだ

谷尻誠のCHANGEを読んだ。 「建築家の谷尻誠さん」としては知っていたけれど詳しいことは知らず、 お世話になっている方々からお勧めしていただいたので友人に借りて。 主に働き方や考え方の話で、その中に 「こういうことを考えてこのプロジェクトを行った」 といった感じで過去の建築作品が紹介されていたり、という構成だ。 一言で感想を言えば、 「手元に置いておきたい!!」 と思った。 何か自分が逆境に立たされた時も、この本を読んだら元気が出そうだな。と思う本でし

何様(朝井リョウ)を読んで考えたことをつらつら書いただけ

「何様」を読んだ。 「ノリ」って最近よく使われる言葉だし私も含め若い人が主に言うイメージで、物事を軽くみたりなめたりしている印象を持たせる言葉だと思う。 だから使う場所によっては、不快感や軽蔑の気持ちを与えてしまう事がある だけど振り返ると今までいろいろなことがノリで成り立っている 例えば、私の場合は ノリで日帰り旅行行ってきたノリで新商品買ってみた よく考えずに、やってみよ!いってみよ! って思えばノリ。 ノリって、立派な一種の理由になり得るなと気付いた

正しさと時代の流れ〜主にご飯の話〜

こんにちは。 無気力な日々が続いております。 お金の管理をきちんとし始めてからお買い物が億劫になってしまい、外に出かけることが少なくなりました。 節約になるのでいいことにしておきます。。 本題ですが 「正しさと時代の流れ」について 最近、「粗食のきほん」と言う本を手に取りパラパラと読んでいましたが、そこでは「ご飯と味噌汁だけあればいい」と言うフレーズが書かれていました。 筆者によると、日本では古くから欧米の真似をして育ったようなもので、栄養教育と言う分野の学問が

映画「劇場」(原作:又吉直樹)を観た

本日2020年7月17日公開の、映画「劇場」 映画館での公開と同時にAmazonプライムでも視聴できるということで、私の近所の映画館はどこも上映される予定がなかったので朝イチ、アマプラで観ました。 原作を読んでいたので、公開を本当に楽しみにしていました。 あんまり詳しいことまで書くつもりないですが、これから見る人にとっては、「それ言わないで欲しかった!」って思う箇所があるかもしれないので、ここから下はまだ読まないでください、念のため笑 ちょっとだけ。印象に残ったことを

「明け方の若者たち」(カツセマサヒコ)を読んだ

昨日、明け方の若者たちという本を買って読みました。 友達におすすめしてもらって知ったけれど、先月中旬に発売されたばかりの新作な上に、カツセマサヒコさんの処女作ということで! 古本屋ではないのでもちろん定価で、買うか迷ったけれど、表紙と帯のコメントに惹かれて、パラパラめくってみて、これは自分が好きな感じに違いない!と思って買っちゃいました。 家に帰って読んでみて大当たり!!! 主人公が大学生4年生から社会人へ成長する過程の、よく居そうな20代の生活を描いた感じの物語なん

『自分の中に毒を持て』(岡本太郎)

昨日まで、タイトルにある「自分の中に毒を持て」(岡本太郎著)を読んでいました。 岡本太郎という人物は知っていたけど、オードリーの若林やあいみょんが称賛していて、一層興味を持ったので手に取ってみました。 岡本太郎の世界観に触れるのは初めてだったけれど、率直な感想としては、もっと人生を全神経で体験する、ということは大事だなと思いました。 今ある幸せに満足するのはもちろん大事なことだけど、自分にしか生きれない人生、体験、苦しみをもっともっと味わうことができるのではないかと思っ

人間失格 読了。

昨日、太宰治の「人間失格」を読んだ。 私が特に印象に残ったのは、何度も出てくる「道化」という言葉 主人公は、自分以外の人間は何を考えているのかわからない。 むしろ自分自身のことも? 自我を出すことなくいつも「おどけて(お道化て)」本心は全然楽しくないのに笑ってみたり、明るいひょうきんモノを演じていた。 ・・・ 世の中みんな、人間って少なからず演じて生きているなあと改めて感じた。 思っていなくても相手の行動を表では称賛してみたり、楽しくないのに楽しそうにしなきゃ!

映画「フラワーショウ!」と自然

フラワーショウ!という映画を見ました。 自然やスピリチュアルな雰囲気のある映画なのですが、自然を大事にする主人公にとっても共感し、素敵だなあと思いました。これはもう一度見たいと思う映画です。 自然といえば、、 数日前にまたもや登山をしました。私の住む地域には、歩いて約1時間ほどになる高さの山が2つ連なっています。そのうちの一つを登りました。 絶景が広がっている頂上の景色を見ると、足の痛さも疲れも忘れて、また来ようって思うから面白いです。 それから、他の登山客の方々と