映画「劇場」(原作:又吉直樹)を観た
本日2020年7月17日公開の、映画「劇場」
映画館での公開と同時にAmazonプライムでも視聴できるということで、私の近所の映画館はどこも上映される予定がなかったので朝イチ、アマプラで観ました。
原作を読んでいたので、公開を本当に楽しみにしていました。
あんまり詳しいことまで書くつもりないですが、これから見る人にとっては、「それ言わないで欲しかった!」って思う箇所があるかもしれないので、ここから下はまだ読まないでください、念のため笑
ちょっとだけ。印象に残ったことを2つだけ書きます。
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一つ目
演劇と現実の融合する場面。出演者にとっては、演劇をするという演技と、現実を表現する演技があって、その二つがじわじわと混ざるというか、グラデーションのように変化していく部分に心動かされました。
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二つ目
この作品には、原作を書いた又吉直樹の実話がちょいちょい盛り込まれています。
又吉直樹の作品「東京百景」で書かれていた又吉の周りの情景がここにもでてきたりします。
だから、原作を読んでいる時の私の頭の中の主人公は「又吉」で繰り広げられていました。
でも映画では主人公が山崎賢人だったから、容姿のギャップが凄かった笑
でも嫌なギャップではなく、かっこいいのにダメで、かっこいいのにダメな感じによって、彼女(松岡茉優)の気持ちに少し共感できました。
一つ言うなら、主人公が標準語バリバリだったのが、ん?って思う場面があったかな笑
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最後に
「どれだけ謙遜してみても、みんな自分が売れると思ってやっています。宝くじの一等賞が百パーセント当たることを前提で暮らしてる。そして毎日外れている。いつか当たるかもしれないと思い、生きている。」
って、又吉直樹のどこかの作品で言ってました(覚えてなくてすみません)
そういう希望を持ち続けて、でも歳は取っていくっていう焦りに駆られる20代が愛おしいなあと思って、いや、自分今20代じゃん、自分じゃん!と思って、妥協するか粘るかの狭間で生きる焦り、いやまだいけるじゃんって不意に来る安心感、でも急に30代になるのなんてあっという間なんだろうな、っていうまたもや焦り、
感情が忙しい年齢を生きているなあと、改めて思わされました。
もし自分が「劇場」のような恋愛をしていたら、明らかにそのループが絶えないなと想像します。
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又吉直樹といえば、最近また「蕎麦湯がこない」という、せきしろさんとのコラボのコラム集が出たみたいなので、是非それも読みたいなあと思います
思ったことを書いただけの拙い文ですみません。。
終わり
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