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正しさと時代の流れ〜主にご飯の話〜


こんにちは。

無気力な日々が続いております。

お金の管理をきちんとし始めてからお買い物が億劫になってしまい、外に出かけることが少なくなりました。

節約になるのでいいことにしておきます。。


本題ですが

「正しさと時代の流れ」について

最近、「粗食のきほん」と言う本を手に取りパラパラと読んでいましたが、そこでは「ご飯と味噌汁だけあればいい」と言うフレーズが書かれていました。

筆者によると、日本では古くから欧米の真似をして育ったようなもので、栄養教育と言う分野の学問があるそうなのですが、すぐに「これが正解」と言って欧米からの知識で成り立つ部分が多かったようです。

しかしそれは違うのではないか。と言うのがこの本の主張でした。

様々な情報が飛び交い、最近では「糖質は太る」とか言う極端な情報も目にします。

時代の流れに準じていろいろな研究が行われ、新しいことが沢山わかってくる時代。

もちろんそれによって受けてきた恩恵も計り知れないほど多くあるのですが、栄養の分野においてこの本の中では「結局昔の日本人らしい素朴なご飯が一番」と言うことだったのです

栄養教育と言ったら、私も小学生の頃、食材の絵が描かれたコマの絵をよく見せられました。


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全ての要素が揃って初めてきれいに機能するんだよ、と言った意味だった気がします。


このようなコマが成立する食事を毎日できている人って一体どのくらいいるんでしょうか。。

私は全然できていません。

ご飯、味噌汁、肉か魚、大豆製品、野菜の小鉢、、って、完璧にするのってハードル高くないですか。



しかし、この本の中では

従来の日本人の食事の基本である「ご飯と旬の具材を使ったお味噌汁」この二品の「粗食」で健康は作られる。完璧な栄養バランスにハードルが高いと感じていても、とりあえずこの二品だけ、毎日作ってみて欲しい。

と書かれていました。

こう言われると確かにハードルが下がったような気がするし、ご飯もお味噌汁も、いれる具材や味付けによってバリエーションが豊富で、元が素朴だからこそ様々な食材によってアレンジも効いて飽きがこなそうだなあと感じました。

本には実際に季節別で旬の食材を使った炊き込みご飯やお味噌汁のレシピもついていて、もしかして、これだけで事足りるのか。。と思わされました。

地球が便利な星になって、あらゆる国の料理が家の近くで食べられたり、ネット上で沢山のダイエット情報が流れたり、美味しいお菓子が沢山発売されていたりします。

世界が美味しいもので溢れすぎていて、沢山の人が膨大な情報の中でダイエットに励んでいて、それが今の時代の景色と捉えても問題ないと思いますし、考え方によっては幸せな時代ってことに間違いないかもしれません

けれどこうして人々の研究等の努力によって新しい情報が次々と世に送り出され、一体何が「基本」で「人間的」で「自然」なのか、分からなくなってしまいます。

「人間」という一動物の観点から、体に自然に馴染むものって少なからずあると思います。

情報化社会は沢山の最新情報をもたらしてくれるけれど、新しいばかりを追いかけるのではなくって私はそういう明らかな「原点」も大切にして生きていきたいなあと

また、新しいことがどんどん明らかになるのはいいけれど、流行や時代の流れで正しいと思われていることが必ずしも自分にとっての正しさ、メリットではないかもしれないんだ

と、今回改めて思ったので書きました。


難しい時代を生かされているな。自分たちは!





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