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海外のカジュアルなホテル、文化の違いで気付いたこと/040

気がついたことがある。

今の仕事が心地いい。なぜだろうと考えてみたんだけど、そこには自分で動ける環境があるからだ。

朝食の仕事は、走り回って忙しい。だけど、自分の目でお客さんの様子を見ながら、片付けやビュッフェの管理をする。朝ごはんを食べて、その日1日が始まるお客さんの笑顔が見れる。

ホテルの朝食って、ベーシックな朝食でもなんだかワクワクするんだよね。
だから、私はそのワクワクを提供する側に立ってみようと思った。

レストランには、いろいろなお客さんがやってくる。

例えば、インド人のお客さん。

「ベジ製品はビュッフェにあるのか?私は、ベジタリアンだけど、このクロワッサンはベジなのか?」と聞いてきた。

パンは、乳製品を使用しているけれど、ゼラチンなども使っていないし、ベジだよね?と一瞬考えて答えた。

普段聞かれないような質問が飛び交う朝食は、なんだか面白みがある。

職場は、ドイツ語圏のチューリッヒ州。だけど、ホテルに来るお客さんはスペイン語を話す人が多い。

とある日の朝、誕生日の人がいて大声で誕生日の歌(スペイン語)を歌い始めてお祝いしてた。

私は「あんなに大きな声出して・・・」と思っていたけど、
キューバ出身の同僚が、バーから飲み物を一本持ってきた。

誕生日なので、プレゼントです!とビールをあげたのだ。

こんなにもオープンにお祝いする文化は、レストランでは静かにしなきゃいけないという概念が、崩れる瞬間でもある。

大人になっても、こんなに大胆にお祝いするあの人たちは、なんだか幸せだなと思った。

ホテルは、いろいろな人種の人が集まるから面白い。

更新チャレンジ40日目

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