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『ガーディアン・オブ・ギャラクシー:VOLUNE3』を観たらマジでわからんことばっかりだったので調べてみた

 日本映画製作者連盟が毎年行っている新年記者発表。

 今年の発表によると、2019年にピークを迎えた公開本数が戻りつつあるようです。

年間の公開本数は1232本(前年より89本増)で、邦画が676本(42本増)、洋画が556本(47本増)。これは2019年に次いで2番目に多い本数となった。

2023年の映画公開本数

 毎日4本ペースで鑑賞しないと消化しきれないということで、到底すべてを観ることはできないわけです。
 なのでアカデミー賞の授賞式前後は、ノミネート作品を中心に鑑賞し、それ以外の期間はノミネートされそうな作品を鑑賞するというスタイルを取っています。

 なので邦画はほんとうに観たいと思った作品となり、特にアニメーションは避けがちです。

 洋画も500本以上公開されているわけですから、これもすべて観ることはできません。
 なので、スーパーヒーローものは自分の好みじゃないこともあり、積極的に観ることはありません。

 が、スーパーヒーローものはVFXを多用していることもあり、視覚効果賞にノミネートされることが多いです。
 ということでこの時期にノミネートされた作品を遅れて鑑賞させていただくことが多いです。

 …ということで前置きが長くなりましたが、第96回アカデミー賞視覚効果賞にノミネートされた『ガーディアン・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』をようやく鑑賞させていただきました。


GotG3

 Xの#2023年映画ベストという企画を散々擦りましたが、『ガーディアン・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』略して「GotG3」は、得票数30を誇り、4位に入る人気ぶりでした。

 なのできっと面白いんだろうな〜と期待をしておったわけです。

 ところがです。
 いや面白かったんですけど、特にクライマックスのシーンとか劇場で観たらかなりアガっただろうな!とか思いましたし。

 でも前作を観てないひとやMCUについてよくわからないひとは正直置いてけぼり。
 背景がよくわからないまま物語が進み、結局わからないまま終わってしまったので、作品を100%楽しめたかというとかなり微妙なところ。

 『アベンジャーズ』あたりから、MCUはめちゃくちゃ盛り上がり、ハリウッド全体を牽引する存在になっているというのは知っていましたが、こんな置いてけぼりな感じで作品を制作していることに驚きを感じるとともに、ファンの購買意欲に感心したのでした。

MCUを楽しむための解説

 ということで鑑賞後、MCUについて調べてみました。
 なお、GotG Vol.3を楽しむにはMCU全体を知るより普通に一作目と二作目を観るのが良いかと思います。

MCUってなんやねん

 「MCU」とは「マーベル・シネマティック・ユニバース」の略で、マーベル・コミックを原作とした実写映画の総称です。

 これを製作しているのが「マーベル・スタジオ」で、このスタジオはディズニー配下。
 なので、Disney+の加入者が増えている理由はMCUの影響がかなりあると思われます。

マーベル・コミックとは

 「マーベル・コミック」はアメリカで言う「ジャンプ」みたいなものです。(ライバル誌は「DCコミック」で「サンデー」みたいなもの。部数や規模感なども似てる感じと思われます。)

 「ジャンプ」や「サンデー」と異なっているのはスーパーヒーローにほぼ特化していることです。

フェーズ

 MCUというのはフェーズが分かれており、フェーズが進むにつれ規模感が大きくなり、複雑化しているようです。

 新参者が置いてけぼりになるのはこれが理由かな、と。
 サム・ライミ版の「スパイダーマン」とか、前作よく覚えてなくてもなんとなく観れたもんね。

  • フェーズ1
     『アベンジャーズ』まで。『アベンジャーズ』からハルクがノートン先生からマーク・ラファロに交代。

  • フェーズ2
     
    『ガーディアン・オブ・ギャラクシー』と『アントマン』シリーズがスタート。

  • フェーズ3
     ここの数がめっちゃ多い。全部で10作品。
     『ドクター・ストレンジ』とトム・ホランド版「スパイダーマン」がスタートし、作品賞に入らなくて物議を醸した『ブラック・パンサー』もこのフェーズから。
     ようやくロバート・ダウニー・ジュニアがアイアンマンから解放されたと思いきや、フェーズ6で「アベンジャーズ」をまたやるらしい

  • フェーズ4
     『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が評判になったものの、それ以外はパットしないラインナップに見えます。
    どれも『アベンジャーズ/エンドゲーム』超えできず。

  • フェーズ5(いまここ)
     GotG3はアカデミー賞にノミネートされたものの、『アントマン&ワスプ:クアントマニア』はラジー賞に。そして『マーベルズ』は興行的に失敗とディズニーが頭を抱える状態に。

DCコミックのスーパーヒーロー

 スーパーヒーローの数は圧倒的にマーベル・コミックが多いので、DCコミックのスーパーヒーローを。
 これ以外は「マーベル」と思ったほうがわかりやすい。

スーパーマン

 最近映画界では、あまり人気がないスーパーマンはDCコミック。

スーパーウーマン

 スーパーウーマンがマーベルだったら面白いけど、もちろんしっかりDCコミック。

バットマン

 いまDCコミックでいちばん有名なのはバットマンかな、と。
 そもそも作る気ないだろうけども、クリストファー・ノーランがユニバーサルに移っちゃったからもうノーランのバットマンは見れんのかもしれん。

キャットウーマン

 キャットウーマンは設定も面白いし、好きなキャラクターなのに映画ではうまくいかないですね。

ワンダーウーマン

 キャットウーマンには惹かれるのに、ワンダーウーマンやキャプテン・マーベル(こっちはマーベル)に魅力をあまり感じないのはなんでだろう…。

ザ・フラッシュ

 ザ・フラッシュもDCコミック

アクアマン

 アクアマンもDCコミック。

 ここまで見てきて、バットマン以外のDCコミックの勢いがあまり感じられないのは、主演俳優がちょっと弱いからのような気がしてきた。

シャザム

 「ザ・フラッシュ」との違いがよくわからんな?と思っているのは自分だけじゃないはず。

 見た目は大人だけど中身は子どもというところかしら?

本日の一曲

 GotG3の評価の高さのひとつに、70〜80年代の楽曲が効果的に使われたことがあると思います。

 改めて見るとそのプレイリストは郷愁を誘うものがありますね。

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