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今の新卒デザイナーが羨ましい!|社畜デザイナーが感じる時代の変化

大学の新卒のデザイナーと私は13歳差があります。私は平成元年生まれの”ゆとり世代”、新卒デザイナーはZ世代です。
そんな今のデザイナーと平成真っ只中で新卒デザイナーだった私が羨ましいなって思ったことをまとめました。

会社や先輩がやさしい

会社、先輩が優しいです。というのも今はハラスメントが色々あるので後輩と接する際も会社から厳重に注意されています。
今もブラック企業は全然あると思いますが、私の新卒だった15年前はもっと普通にハラスメントがありました。
飲み会も言わずとも絶対だし、先輩のタバコには付き合うのが普通とか。
残業がないとかありえない!とにかく新人の頃は苦労するべき!という平成真っ只中でした。
それに比べて今は優しいなあって思います。「有給なんか使ったことなかったよ」そう思ったりしますが、口には出しません。

遅刻や当日休暇も許してもらえる

私が新卒の頃は遅刻なんて絶対だめで、なんだったら新卒が一番最初に出社して掃除とかをしていました。
掃除の時間とかはもちろん始業時間前です。なのでタイムカード的なものには反映されてません。
今の子たちは当日、病欠したり、電車が遅れて…となっても何も文句は言われません。
私が新卒の頃は電車が遅れたら「そういうことも見越してスケジュールするのが社会人だ!」と怒鳴られました。
平成はそういう時代でした。

ネットで調べるとあらゆることがわかる

ネットで調べるとありとあらゆることがわかるし、先輩に聞かなくてもイラレやフォトショを使いこなせます。
私が新卒の頃はまだネットの情報は混沌としていてまともな記事とかもなくYouTube動画なんか全然なかったです。
だから今の子は独学で充分なんにでもなれるんじゃない?そう思うとうらやましく思います。

いきなりフリーランスにもなりやすい

情報化社会の今ではネットで仕事はすぐに見つかります。なのでフリーランススタートなんてものも余裕です。
いきなりフリーランスにもなれるし、フリーランスに転身もしやすい。
そういう環境もうらやましく思います。

私が気をつけてるのは昔はこうだからと言って押し付けないということ

今の子たちと接していると「そんなの私のときは…」とついつい昔語りをしてしまいます。
ただそれがあったからといって苦労の時代を押し付けるのはよくないです。
昔は苦労したけど、今は便利だもんなあと羨ましく思いますが、だからといって根性論のように押し付けても意味がないです。

羨ましいようで羨ましくない一面もある

羨ましいこともたくさんあります。ですが、一方で羨ましくないこともあります。
それは情報化社会でデザインの仕事がどんどん安くなっていることです。
SNSを見ててもデザイナーで簡単に副業!とか、副業におすすめ!デザインの仕事!などの記事を見かけます。

実際にはデザインというよりオペレーターのような仕事を超格安で機械的な仕事をやるということばかりです。
仕事をどんどん安くしてしまうことも多く、デザインの仕事も安さ重視になってしまっている部分があります。

それは新卒、新人デザイナーにこそ顕著です。仕事がないから取るためには価格で勝負するしかない…そのため貧乏暇なし、薄利多売になっている側面があります。

そういう意味では今はうらやましくないなと感じることがあります。

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