見出し画像

14ヶ月に渡った就活を終えての話①

こんにちは。24卒のぞうすけです。

先日、1年2ヶ月もやっていた新卒就活を終活しました。来年からは大手食品メーカーの技術者(開発と生産寄りの仕事)になります。高校の進路選択の頃から行きたいと何となく思っていた会社に入社できる機会を頂いたので、そこで皆さんの生活を支えられるような仕事をしたいと思っています。

この記事は、特定の人にメッセージを残すという意味合いはありませんが、私が今感じていることや、長期間の就活で私がみてきた業界(今回は食品以外)について思ったことを主観的に綴ります。

まず、この1年2ヶ月で自分自身間違いなく成長できたと思っています。
元々、色んな物事に興味を抱く性分で、それぞれで得たものがどこかで役に立つだろうと考えています。就活においても、幅広い業界・業種を見ることで、いずれ役立つ学びがあるだろうと思っていたので、実際に色んな業界を見ました。ミーハー就活生だったとも言えますが笑。

①コンサル

就活を始めた初期は、自分の特性上あまり向いていないと思いながらも、コンサルを受けました。それによる恩恵は莫大だったと私は考えています。恩恵はいくつかありますが、一番大きいものはロジカルシンキングです。私は理系の大学院生なので、研究で実験の失敗や成功の分析は行っていました。偏見も含まれた一般論で、理系は論理的だとよく言われます。ですが、コンサルの選考のためにGDやケースの練習を重ねたら、網羅的に失敗の原因と対策を考える力と、構造的に物事を見て何がボトルネックの問題かを考える力が就活前と比べて格段に上がりました。ロジカルシンキングについては、今後も活用していく所存です。
あと、コンサルのパワポとか書類の作り方は、本当にわかりやすくなると思ったので活用したいですね。資料の質は目に見える周囲からの評価対象なので、誰が見てもわかりやすいものを作りたいです。

②監査法人・公認会計士

監査法人の公認会計士になれるコース(全学部対象で、内々定後から新卒2年目までに企業のお金で予備校に通えて、試験を受けられる美味しいコース。しかも大学卒業後からはちゃんと給料出る)も受けました。残念ながら最終手前で落ちてしまいましたが、1dayインターンでは財務諸表の見方や分析の仕方について学べて、株式投資(学部3年の時から始めた)をやる時に活かせています。あと、公認会計士、良い暮らしできるなぁとも思いましたね笑。今世の自分は、事業や製品を自分で作るプレイヤーの方が向いていそうですが、来世はサポーター素質があれば頑張って勉強して会計士になるのも選択肢の一つです。今世で悟りを開くかもしれませんが。

③商社

商社の選考や説明会も受けました。とある会社の説明会で、登壇した先輩社員の自己紹介で、飲み会で醤油飲もうとしてる写真をパワポ資料に載せている人がいて、衝撃を受けました。世間って色んな人がいると思った瞬間でした。会社に事前に資料共有して許可もらったのかなと疑問も湧きました。
総合商社のトレーディング事業は不要だと言う人もいますが、私は、時相応だと思いました。大量調達、定期的な安定調達を考えた場合はやはり商社が必要だなと思いました。総合商社のもう一つのビジネス、事業投資は私にとって大変魅力でした。総合商社はあと一歩のところで受からなかったので新卒から携わることは叶いませんでしたが(専門は内定頂いたものの辞退しました)。大学院で研究を行っていると、世の中に普及しきれていない技術や、資金があればもっと大規模かつ有効な技術や製品を生み出せるのにと思うシーズが沢山あると感じます。総合商社が持つ人材やネットワーク、お金、ノウハウを投資して、それら技術の育成と、世の中に普及させていく活動は、私にとって魅力的でした。将来、何かしらの形でそこに携わっていきたいですね。

④金融

投資というと、証券もありますが、株をやっていた私の中では、株価操作をやっているイメージと営業成績のために勝手に証券口座を作る(バイト先の社長が本当に経験した)イメージがありました。私は、無駄に正直者の人間なので、自社の利益のために誰かを困らせたり、正々堂々と勝負できなかったりするビジネスは絶対にやりたくないと思っています。という理由で、証券もそうですし、保険とかも受ける気になりませんでした。
融資を行う銀行は、顧客からの信用が第一なので魅力だと思いました。全然受けなかったので、インターン出せばよかったなとちょっと思っています。

⑤デベロッパー

デベロッパーも総合商社でやりたいこととは違いますが、私のやってみたいことと合致している部分あると感じてちょこっと出しました。私は、人々の活動の根底に健康が最重要だと思っています。また、昔から新聞を読んでいて社会課題に興味があって、特に環境問題に関してはサークルでも解決のための活動をしていたほど興味を持っています。そのため、人が1日の何割もを過ごす建物や街を環境と人の心身の健康に優しいものにすることをデベロッパーで実現できそうだと思いました。結局、沢山はエントリーしませんでしたが、もっと出しても良かったかなとも思っています。健康と環境については、内定先の仕事でも携われるんですけどね。
それとは少し毛色の違う話ですが、某デベロッパーの都市部の賃貸ラボ事業は物凄く魅力的だと思っています。私は来年から地方勤務確定ですが、内定先企業には都市部の研究所も用意して頂きたいものです。技術職=地方だと、優秀な人材が間違いなく集まりにくいと、学科の同期の就活事情を見ていても思いましたね。デベロッパーの方々には、更なる都市型ラボの開発を含め、技術者が集うような新都市を是非開発して頂きたいです。

⑥教育

そういえば、教育で超大手のインターンの推薦を頂いたこともありました。デザイン思考テストの無料模試で頑張って好成績を出して、機会を頂きました。デザシコでの高得点を出した方法については、こちらに綴ってありますので、気になる方は読んでみてください。

国力が落ち始めている日本では、教育を何とかすることは重要だと思います。ただ、少子化の日本において、大人向けの教育とかも色々新規ビジネスやれそうだなとも思いつつも、本業が下り坂になりそうなのは少し懸念だなと思ってインターンにも参加しませんでした。教育は、国による文化が全然違うので海外展開も難しいのかなとも思いましたし。ただ、教員だと年に数十人にしか影響を与えられませんが、企業なら何百、何千、何万人にも影響を与えられる可能性があるのは魅力だと思います。

⑦ベンチャー企業

業界ではなく企業の形態の話ですが、ベンチャー企業も複数受けました。やはり、事業作る、それらを大きくしていくフェーズの会社で働けば、自分自身の裁量権が大きく、関われる人・仕事の数も多いとは思いました。
ですが、総合商社やコンサルを受けた時も心の奥底にあった気持ちとして、私は最初は技術系の仕事に携わって、技術者としての技量や問題解決能力の取得と、技術側に足りていない点を感じ取りたいと思っていました。正直、ベンチャーの技術職は、収入源の製品を作るための即戦力が求められますし、技術者の人数も少ないので、新卒が入社してもお荷物になって成長もできないのかなと思いました。昆虫食のベンチャーで実際に長期インターンで働いていてもそれは感じました。私が技術者として1人前になって、ビジョンに共感できるベンチャーがもしあれば転職もありですね。長期インターンをしていた会社に戻るのもありかなとも思っています。その会社は技術者を大切にする姿勢も感じられましたし。多くの業界において、技術があってこそ独自性や貢献性に繋がると思うので、そのような会社で働きたいですし、そのような風土が社会全体に根付いてほしいです。技術職の待遇が悪い会社もあるように思いますが、会社のためにも社会のためにも技術者を大切にして欲しいです。


ここまで綴ってきて、出せばよかったと思っている業界が沢山ありますが、食品メーカーを選択したことは全く後悔してません。食品メーカーを受けた話については、長々と綴れそうなので、また後日投稿しようと思います。

私の中では、やりきった達成感と来年の仕事への期待でいっぱいです。
本当にコンサルを受けたのかと疑われそうなダラダラとした文章でしたが、ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。

この記事が参加している募集

#就活体験記

11,929件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?