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『セロ弾きのゴーシュ』

宮沢賢治シリーズ 第十二回

かいのどうぶつえん 園長です。
今回は宮沢賢治の『セロ弾きのゴーシュ』です。
岩手県で生まれた宮沢賢治(明治29~昭和8年)は、37歳という若さで生涯を閉じ数々の文学作品を書きました。
この物語は、あまり上手ではなかったセロ演奏者のゴーシュが、毎晩訪ねてくる動物たちに弾いて聞かせているうちに、だんだん上手になるというユーモアたっぷりな名作です。
また、『銀河鉄道の夜』や『風の又三郎』など独創的な物語を、たくさん遺してくれました。
学生時代の園長は、どこへ行くにもポケットに賢治が入っていました。
また、『雨ニモマケズ』や『永訣の朝(えいけつのあさ)』など、独自の世界観を秘めた詩の多くを暗記していました。
ところが最近では、
「雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ」

の次はなんだったっけ・・・?

「けふのうちに 
とほくへいつてしまふ 
わたくしのいもうとよ
みぞれがふつて
おもてはへんにあかるいのだ
(あめゆじゆとてちてけんじや)」

の続きは・・・?
と自問すると、頭が空白状態です。これではいかん!
そうだ、あとでこっそり本棚をのぞいてみよう。

三毛猫のお土産はトマト
病気の子供を治してと頼む野ねずみ母さん

2003年の開園時より、貝たちとは「割らない」「塗らない」「削らない」と固く約束して制作しています。園長

          <貝の配役>
ゴーシュ(ゾウ):サザエ/トコブシ/スガイ/ウミニナ/キサゴ
セロ:シジミ/パイプウニ/スガイ/アカウニ
三毛猫:フジノハナガイ/ホシキヌタ/ヒメトクサ/ムシボタル/レイシガイ/他
かっこう:アマオブネガイ/ムラサキイガイ/スガイ 
:ツメタガイ/アサリ/スガイ/ヒメホシダカラ/カニモリガイ/パイプウニ
野ねずみ:メダカラ/ヒメイガイ/スガイ/ムシボタル/ヒメトクサ

『セロ弾きのゴーシュ』(青空文庫)https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/470_15407.html


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