紙パック日本酒界のニューヒーロー。とその遺伝子を継ぐ兄弟たち。
さて、日本酒に触れる機会が減っている方が多い昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日は題名にもある通り、近年日本酒界隈を賑わせている方々のご紹介になります。
この企画の派生ですね。
ちょうどこの時の真ん中にいるお酒。
別に宣伝でもなんでもないんです。
ただ気になったからやってみただけなんです。
日本酒の企業案件、是非お待ちしております。
冗談はさておき。
こちらのお酒。
確か2~3年前に登場してから、特にここ1年程で圧倒的な脚光を浴びているパック酒ですね。まあ脚光を浴びているといっても日本酒界隈だけなので一般的に気づかれているとはあまり思っては無いのですけれど。
しかしこんなページまで用意する力の入れよう……
菊正宗さんは本気です。
そんな菊正宗さんですが「しぼりたてギンパック」シリーズにおいて、ここ1年以内で大きな動きがありました。
2019年9月上旬 ギンパックの純米ver.「キンパック」発売
2020年3月上旬 糖質50%オフver.「糖質オフパック」発売
私自身、ギンパックは発売直後から何度か飲む機会はあり、毎回色々驚かされていましたが、それがここまで商品展開が広がるとは思ってもいなかったわけですよ。
上記のnote記事にしたイベントで糖質0日本酒を飲んで真顔になってしまったこともあり、ギンパック×糖質オフ が表現するものも非常に気になっていたのです。
というわけで写真なども。
キンパック=ギンパックの純米ver
糖質オフパック=ギンパックの糖質オフver
特定名称の記載があるのはキンパックのみ。
70%精米です。
あとの2つは普通酒扱いとなります。
味の系統は
ギンパックはお菓子のラムネ様の爽やかさ
キンパックはバナナや花の蜜様のやや濃密な甘味と酸味
糖質オフパックはかなりドライだけどちゃんと日本酒らしさも残ってる
一貫して味の幅はありますが、味わいの印象はかなり変わりますね。
爽やかなフルーティーさが欲しいならギンパック
ちょっと甘味も欲しいならキンパック
濃密な印象のキンパックさんですが、後味は重たくなく、意外とさっぱりした印象でした。
ギンパックも以前飲んだ時より印象が変わったような気がします。
少し甘味を減らしてさっぱりに寄ったように感じました。
キンパックとの差別化を大きくしたのでしょうか。
そして糖質オフパック。
糖質オフをするとこうなるのか。
という感想が第一に。
「灘の菊正宗」というイメージで飲むと味わいが全然無いように感じる可能性もありますが、日本酒全体としてみたら新潟周辺の極淡麗系の味わいに近いものがありました。
「上善如水」を思わせるような、そんな味わい。
これだけの量でそれぞれ700円前後。
3本買って2,400円弱なのですよ。
これは恐ろしいことです。
1合あたり80円前後……
コンビニの鬼ころしよりも安い。
それでいてパック酒の中でも異彩を放つラベルと味わい。
非常に現代的になっています。
昔ながらのパック酒はその購買層などからも「変わらない事が良いこと」
という立ち位置を確立していると思います。普段から晩酌で飲んできた、比較的高年齢層をターゲットにした商品でしょう。
でもそれでは若い人にはウケないんですよね。
パックのラベルはかわいくないし、味も美味しいと思われにくいし。
そんな方々のニーズを満たすようなモダンな味わい。
まだキンやミドリは全国的に見ることは少ないとは思いますが、見かけたら是非飲んでみて欲しいと思います。
紙パックと侮るなかれ……。
ただ、900mlパックばっかりしか見かけないのはちょっと辛いんですよ。
500mlだと消費もしやすいし冷蔵庫でも収まりいいですし。
小さい容量のパッケージ、もっと出てきて欲しいと常々思っているのですがいかがでしょう。
日本酒の容器ってある程度昔からあって認知されているかもしれないけど、そういうところがイマイチなんですよね……
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