ぞんびのリミテッド大考察『カルロフ邸殺人事件』青編

こんにちは、ぞんびです。

各カード評価をどんどこ書いていこうと思います。今回は青ですね。「変装」という絡め手や「探偵」「調査」のイメージに合う色なんで、それらをどのくらい活用しているか楽しみです。

前提となる序文はこちら
カード個別評価白編はこちら
カード個別評価黒編はこちら
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カード個別評価緑編はこちら
カード個別評価多色+その他編はこちら
カード個別評価ザリスト編はこちら
カード個別評価アルケミー編はこちら

雑感

今回の青は「受け側に回ると大変そう」という印象を受けます。
普段なら2/2/3防衛とか3/2/3とか用意されがちで、それが変装環境に対して有用になることを期待していたら、実際にはむしろ変装を使わせるためにそれらが軒並み3/2にされてしまっています。手掛かりを産むのが得意なことを頼りにして、青黒コントロール的なデッキや青緑ランプみたいなデッキを組もうとするとそこが障害になってやりづらそうと感じました。
その一方で自分が攻めるのはまずまず得意に思います。
まず、未解決事件解明者は4/3/3飛行の探偵であり非常に優秀です。今では割と当たり前になりつつあるスタッツですが、今回は変装のせいで地上クリーチャーも小さめであることを考えるとかなり立場がいいですね。
また、手掛かりを産むカード達は白、赤と組むと攻撃的に使えるようになります。特に青自身にもある水底の犯罪学者のような「マナを使わずに手掛かりでドロー」のようなカードが一定枚数あるのが嬉しいですね。これらによってあまりマナをかけずに「攻めながら引く」という姿勢が成立することを期待しています。
また、今回の青は除去がちょっと弱く感じています。特にバウンスが変装に対して構造上弱いんですよね。こっちは護法を払ってマナ損するのに、相手はそのまま表で出し直す選択肢が生まれるのでテンポ損しやすい形になっちゃいます。オーラ除去も正直弱めですね。
その一方で強化系のオーラがやたら強く、しかも3個もあります。変装によってこれらは使いやすくなっているので、青白、赤青での「オーラビート」軸は裏アーキタイプとしてしっかり存在すると感じました。
その点もあって青は今回は結構殴る色という印象です。

個別評価

今回も個別評価は以下の5段階で行っています。カードの直接的な強さの上下というよりは、ピックするタイミングや条件が影響している評価となります。特に1パック目での評価が軸です。

・ノータイム：初手級。色を変えてまでも使うべき強力なカード。
・優先　　　：1~4手目の、『進むべき色を探るタイミング』でその目安となるカード。時には捨てることもありますが、上からどういった優先カードが流れてきたかで立ち位置を考えることになるでしょう。
・次点　　　：3~6手目程度でデッキの中軸を担わせるために取っていくカード。ただし、最序盤の1~4手目では『色のあっている次点』よりも『色のあっていない優先』を取って積極的に立ち位置をアジャストしたほうがピックがスムーズになると思われます。
・抑え　　　：5~9手目あたりで保留として取ることが多そうなカード。一周させるほどではないが、今後の流れによっては使わない候補となる事も多いグループ。特定のアーキタイプでのみ強いカードをこの評価にしておき、とりあえず抑えて様子を見ることもしばしばありそう。
・見送り　　：原則として積極的には取らないカード。色があっているほかのカードがあればそちらを優先するだろうというカード。最終的にデッキから押しくも抜けるレベルから絶対に使わないだろうカードまで混在しているが、『1週目では取ることがほぼなく、他に取るものが何もない』といった状況で取るだろうという共通点で評価をまとめています。

次点
比較的手軽に飛行をつけれるオーラです。パワーも強化されるので打点に対する貢献度は高いですね。
呪禁も付きますが、この部分はややちぐはぐに感じます。飛行は能動的につけたいので「相手の除去待ち」をしているとこのカードのうまみが薄れます。タフネスが上がらないので戦闘中の救助にも使いにくいですし。
相手のブロッカーが出るか見てみて、除去打たれたら守って、ブロッカー出てきたらおとなしく飛んでアタック続行、みたいな2択がいいですかね？
変装持ちに対する除去のかわし方としては結構満点かも。
強めのカードだと思うんですがいまいち適した相方がいない気がして、他のオーラより評価低めかなって思っちゃいます。次点の中の低め。

優先
ノータイムにするか迷ったほどのカードです。
とりあえず場に出たときに1ドローを行う効果と、毎ターン「2枚以上引いたら余分なドローの分だけカウンター設置」ができます。
これが出たときのドローもあるので最低限「2マナ＋カウンター設置＋キャントリップ」ですね。その時点で結構強くない？
青にはほかに投光器の捜査員という非常に使いやすいルーターや、手掛かりでのドローがあります。毎ターンとは言わなくてもちょこちょこカウンターが乗るだけで十分盤面に有効に働くでしょう。あんまり流さなさそうです。

抑え
シャーロックホームズの名台詞であり、コナン君でもよく引用される「不可能なものを全て削除した時、あり得なさそうでも残ったものが真実だ」的な奴ですね。
名前はあんまり関係なさそうですが、でも相手のコンバットの可能性をかなり除外してくれます。
全体－2修正は過去にも使われたことがあり、決まると実際厄介でした。今回は変装中心でお互いのクリーチャーが変装でなくても同じくらいのサイズの並べ合いになると思うので効果がより一層際立つと思います。
容疑を晴らす部分は特定の色にしか効かないですが相手の計算狂わせる力はすごいですね。
調査も付いているので、うまく使える場面がなくてもとりあえず1体とのコンバットで雑に使って、手掛かりでシナジーを機能させることもできます。
青が2マナ立ててたらリーサル計算の時に常に意識したいカードですね。すぐとる立ち位置ではないですが強いカードだと思います。

見送り
いや普通にこの顔コワイ。
青のコンバットトリック枠ですね。証拠収集により除去としても使える利便性がありつつも、他に特殊な能力などはつかないです。
自分に使う場合は結局タフネスが3止まりであり、この効果で3と4は使われると使われないの壁に過去なってきたと思います。変装相手に1マナで勝てるとはいえ、表になって3/1みたいなやつも多いので全然信頼できないですね。
除去モードはかなり面白いんですが、証拠収集６が重すぎると判断しました。全然狙ったタイミングで打てないでしょう。
よほどのことが無い限り取らないです。デッキが39枚しかなかったら入れそう。

次点
滅茶頑固なおじさんですね。機械しか信頼してなさそう。
証拠収集により飛行機械を生成する能力を持っています。
他のカードの証拠収集でもいいのですが、そもそも何回証拠収集できるのかという問題はやはり付きまとってしまいますね。
それでも単独で4/3/3＋1/1飛行になれるので普通のカードよりは強いと思っています。４T目に素直に証拠収集で出せなさそうなのが響いて優先にはできませんでした。
これがあるからといって弱い証拠収集や切削カードはいれなさそうだけど、証拠収集3くらいを繰り返せるカードがあったらうれしいですね。
探偵＋アーティファクトの組み合わせなんで証拠収集関係ないデッキでもおそらく使うだろうの期待です。

抑え
凍結系の呪文です。名前もかなりシンプル。
2体麻痺な上に打ち消されないがついてます。普段はあまり打ち消されなくても関係ないんですが今回は「変装の護法を無視」して打てるカードとなっていますね。
変装はやはりテンポを損する行動なので、その相手に対して更に凍結させることでより一層相手のテンポ損を際立たせることができます。変装2連打しちゃった相手に対してこれ打つだけで勝てる試合も下手したらあるんじゃないかな。
とはいえこれ自体が重いカードで変に構えても逆にテンポ損しやすいですね。普段なら使いたくないけど今回はなしじゃない、くらいです。
ちなみに昔凍らし（しばらし）ってカードがあったので、めちゃくちゃ紛らわしいカード名ですね。クイズで答えるとき気をつけましょう。

次点
なんかテキストがめちゃくちゃ長いですが、あんまり意味ないこと書いてると判断してます。
攻撃宣言時に相手からコントロールを奪い返す能力＋変装から表になった時に相手に好きな数だけパーマネントを渡してドローする能力ですね。
これで渡したものを取り返せばドロー分だけ残る、という方針なんですけどリスクと準備の手間が凄まじい気がします。2枚以上渡すと除去された場合の損失も大きいし渡したものを利用される可能性が出てくるので、とりあえず1枚だけ渡して1ドローくらいがいいですかね？
ちょっとリスクがあるものの1ドローが見込める1/4飛行という評価をしました。コモンとあんまり変わらないくらい。
たまに青や白のオーラやエンチャント型除去等相手に渡しても全く問題ないものがあったりして、それらを渡すのは低リスクでのドローになりますね。その辺が多く取れてる2パック目以降の時ならもう少し積極的な評価にしてあげてよさそう。

抑え
重いね・・・
イクサランのやつも結局デッキにはいったり入らなかったりでした。除去がない時限定で入ってて、優先度はほぼ一番下だった記憶があります。
このカードも範囲は広がっているものの基本的な機能は変わっておらず、呪文に打てる強みもこのカード自体が重く構えづらいためそこまで大きくないと判断しました。
一応変装出した後に構えると少しだけ強いんで見送りにはしなかった、でも正直見送りでも変わらない、レベルだと思います。

次点
青の除去ですね。バウンスよりは今回使いやすいと思います。
取りあえず登場時のタップもあるのでちゃんと3マナ除去になってくれます。変装相手にはもちろんテンポ悪いですが、それ以外の相手には青には珍しくテンポを損しない除去として使えますね。
今回の環境は結構戦闘要員が多く、能力を封じれなくても十分な除去だとは思っています。とはいえ他のインスタント除去には見劣りするので、次点にはしましたが他の除去類以下、結構低めくらいの印象です。
変装につけて置いた場合「相手が表返るのにスタックして戻す」みたいなことはできないのは注意しましょう。表になった時の能力は止まらないです。

抑え
いつもの打消しカードです。相手に容疑を妥当にかけることができますね。
今回の打消しは強いですが弱いです。気を抜いたデッキは初動が変装になることが多く、そこにさせるとおいしいですね。
でもそれ自分の初動も遅れてるし、序盤以外でこのカードを構えようとすると変装の解除や手掛かりとかでケアされて動かれることもかなり増える気がしています。ちょっと都合がいい時にしか強くないカードだと思ってしまい、評価を大分下げています。
2マナの選択肢がない時は入れそうですが、そのために先に取っておくみたいなことはやらなそう。

優先
フライヤーとドロー、ついでに証拠収集のタネの仕込みをまとめて行ってくれるカードです。
5枚を二つにこちらがわけ、相手が選んだほうがもらえるカードですね。もらえなかった枚数の修正を受けた飛行トークンが出てきます。
インスタントであるため相手の戦闘に合わせて打つことができるのが駆け引きの妙を産みますね。相手の4/4アタックに合わせて打って０：５とかにすれば5/5飛行での相打ちか5枚ドローかを相手に強制できる感じです。
というか場合によっては5マナ5/5飛行あるいは4/4飛行＋1ドローでめちゃくちゃ強いですね。意外と偏った割り振りを積極的にするカードに見えてきました。「5枚見て一番強い1枚を手札に加える」4/4飛行になってくれますからね。あれ、ノータイムでいいか・・・？？？
無難に2:3にわけるんじゃなくて積極的に4:1に分けて様子見ていきましょう。2:3でも全然強いんで深く悩まなくていい気はしますがw

次点
データ分析系捜査員ですね。こういうFT好き。
タフネス2の3マナであり変装と相打ちしてしまう勢なんですが、能力がかなり強力ですね。
自身の登場を含む探偵の登場（表向きも）でルーティングができます。シンプルに探偵を連打して後続を探しながらの展開ができるのは、今回殴る側に回りそうな青にとってうれしい能力です。
2ドローシナジーをテンポよく誘発させたりも見逃せないです。探偵の青白だけでなく青赤との相性も良くなってるといえますね。その二色生んだ手掛かりで引いた土地などを入れ替えることもできるので過去のルーター持ち以上に恩恵が大きい能力だと思います。
結局他の色の3マナ域も戦闘力でタフネス3は少ないため、相対的な面込みでもかなり上位なカードだと思いました。次点のかなり上澄みです。

次点
たまーにいる、「自分の道具を自力で調達する」タイプのクリーチャーですね。
今回は調査＋マナファクトの拡大鏡と、装備品である探偵帽を探したうえで何と戦場に出せます。重さに見合ってはいますね。
拡大鏡は正直デッキに入れたくないレベルのカードです。先に引いてしまってもこのカードのためのマナ加速になるともいえますが、探すものがないこのカードはそもそも弱いんでなんか本末転倒ですね・・・このカードを出せる＝調査ができるマナがあるともいえますがこのカードがにらみ合える類のサイズのカードじゃないんでちょいちぐはぐかも。
イラストでもオシャレにかぶってる探偵帽はかなりありがたいですね。所詮1マナのカードなんであまり得はしてないですが、そのまま自分につけることである種「7/5/5飛行」というフィニッシャーになることができます。探偵帽自体もデッキにちゃんと入れたいナイスカードなので自然にデッキが強くなると思います。
帽子がなくても一応先に取っておいていい気は今のところしてます。探偵大人気で帽子全然取れないならちょっとゆっくり目になりそう。

抑え
分割4マナ払いで2ドローができるカードですね。ちょっと地味ではありますが堅実なドローです。
私立探偵と通電の2種類の「2枚ドロー」のカードとは非常に相性がいいですね。それら2種の1枚でも取れているなら「1枚で2回分のチャンスになる」カードとして積極的に1枚目とっていいかも。調査/アーティファクトのタネを用意するカードとしても実際能動的に打てるカードはあまりなく、このカードが一番手頃かもしれません。調査を行うタイプのクリーチャーに欠けている場合はとっておきましょう。
マナコストが軽すぎて証拠収集とは逆にいまいちかも。

次点
限定的なアンブロ能力とアタック時のルーティングをしてくれるカードです。
調査で手札を増やしながらダメージを刻め、さらに増えた手札を入れ替えれるとやってることは賢いんですが、投光器の捜査員との差が気になります。あちらはルーティングがこちらより使いやすく、更に探偵シナジーも持ってくれています。
さらにタフネスが2であり、能力的にもブロッカーには使いたくないカードですね。そう考えると押されてるときに出しづらく、ますます投光器との差がついちゃうかも。あっちは押されててもとりあえず手札入れ替えて答え探しに行けるので。
総じて、強いもののコモンと比べたときの強さが気になり、次点のなかで低めでいいのかなと思ってしまいました。戦場に出たときに何もしない3/3/2はショックの的という話もあるので実は抑えまで落ちる可能性すらあるかも。

抑え
有能って自分でいう探偵が有能だった試しあるか・・・？大丈夫か・・・？
6/4/4と今回の環境で見ると結構大型な方です。変装持ちでもないとなかなか超えれないサイズ。
それに加えて確実なバウンスがありますね。イクサランの残響君が（向こうは飛行があるとはいえ）落魄4を達成しないといけなかったことを考えると結構破格かも。
とはいえ6マナの重さが気になりますね。また、重さのせいでマナ構えてる変装を戻すことが出来なくて殴る助けにあんまりならないことも多いと思います。そのためデッキに別になくても良く、見送りでもいいかと思いました。見た目は弱くないんで抑えにしておきましたが。

優先
青の中どころかすべての色の、アンコモンまで見ても最も優秀な4マナかもしれません。
シングルシンボルで出しやすく、変装相手に一方的に圧をかけれる3/3のサイズ、更に死亡しても調査につながる探偵と、使いたくなる要素が山盛りです。
2，3、とクリーチャーを出した後に4でこれを出して殴る態勢を整えるのが青の基本戦術になりえるでしょう。通電以外の除去なら3マナ以上必要になるのでテンポ損もあんまりしづらく、どんどん出せますね。
青は殴る側の色と定義づけた以上、どのような青いデッキでも何枚でも欲しいカードだとしました。

抑え
青とは思えないほどマッシブなボディを持つ学者ですね。
この環境ではサイズがよければそれそのものが能力であると思っています。が、5/4/5はちょっと難しいですね。5マナあるともう変装勢が5/5の牙をむいてきたりするのであんまり安心して戦闘させられなかったりします。サイズ目当てだけの評価はちょっと難しいかも。
能力は「手掛かりを生贄にして2マナ得する」タイプの能力ですね。
一見悪くないんですが、5マナのカードを出せるならそこまでマナ困らなさそうなんでいうほど便利か？って気持ちがあります。
その辺の気持ち込みで抑えにしました。もしかしたら見送りレベルで使わない可能性もあります。そこまで弱くないとは思うんだけど、マルチや変装系のコモンが強いせいで意外と重めのカードの席ないかも。

抑え
急に魚類が出てきましたね。かなり前の時点でラヴニカは、海が湧出してきているはずなので、都市世界といってもこういうカード出せるんですね。
2/2/1、変装のブラフ、後半は6/5と結構フレキシブルに動けてデッキの低いところから重いところまで埋めれる良いコモンだと思います。
ただそのフレキシブルさの分ちょっと出力も低めですね。
2マナ域はとしては今回これで及第点な気もしますが実態としてはより優秀なアンコモンなどで埋まる気がしています。そのためこのカードは使いやすいが、使わずに済むならそれに越したことはない、くらいの立ち位置でしょう。
表になる瞬間はスタックに乗りませんがカウンターが乗ることはスタックに乗ってしまいます。合計９マナ払ってショックされるのはほんとに寒いので、赤相手はあんまり表返りを頼りたくないですね。
※2/04訂正
スタックのりませんねw！見た目が弱そうだから思い込んでしまいました・・・じゃぁむしろ赤相手にも使いやすいです。評価には大きい影響はないですが。もともとのフレキシブルさがさらに少し向上ですね

優先
隼の置物が盗まれた！とおもいきやそれそのものが動き出していたというタイプのお話ですね。たまに見る。
1マナでとりあえず調査が行え、悪くても損にはなりません。このカードはほぼ青赤専用になると思っていますがそういうデッキでは3つ手掛かりを並べることはあまり難しくないことを期待しています。1マナで手掛かり作れるだけでも使いやすかったりしますしね、繰り返しになりますが。
赤青以外では恐らく使い物にならないものの、赤青が今のところ結構やりたいデッキなので期待感こめて優先としました。初手でも取っても赤青目指してみるつもりです。レアとかには負けちゃうから、封入率の関係でレアを結構見るようなら下がるかも。

抑え
「凶器」サイクルです。
諜報2という大きめのライブラリー操作を行ってくれ、使いやすい装備品だと思うんですが、今回の青はオーラがより強いものが多いのが気になりました。オーラと含めてどれか1，2枚あればよく、オーラの方がデッキに入れやすいのかなという判断です。
それでもタフネス事上がる装備品なので変装の殴り合いにも強くなりますし、土地を伸ばしたり逆にマナフラッドを防ぐ役にも立つと環境的には良い位置のカードだと思います。取る優先順位が低めだけど取ったら入れそうですね。青赤とかだとオーラより入れやすくなりますし。証拠収集シナジーはどんだけ考えるべきかわからないです。証拠収集したいデッキと、これの動きがかみ合わなさそう。

次点
阻止というか積極的にこれが空き巣のような動きをするカードです。
場に出たときにタップし、証拠収集6で麻痺になります。6は気軽にできる数字ではないもののシンプルに3マナの飛行にタップ効果だけで序盤中盤テンポで強いですね。
ただし、３T目に出すときあんまり強くないかもというのが気になります。ダメージは変装と変わらないので殴り合いになった時あんまり強くない&相手の変装を寝かせて地上を通すがやりづらいためですね。弱いなんてことはまるでないと思いますが、そこが少しだけ気になって優先にはできませんでした。
使いやすい探偵なんで全然取るんですけれど。次点の中では真ん中より上くらいです。

見送り
これもミステリ、あるいは刑事ドラマでよく見るやつですね。現場とかミニチュアとかで再現する奴。結構好き。
ですがリミテッドのカードとしては無理でしょう。墓地のカードをコピーしての「再現」が行えますが青マナ3つの4マナと言う重さ、そして墓地に置かれたターンのみというのがかなり厳しくなっています。
シンボル3つは正直唱えることも難しく、「良いタイミング」で打たなきゃいけないこのカードの性質と真っ向から反しますね。切削やルーティングなどもマナがかかることが多いので自発的に墓地を用意して打つことはかなり無理そうです。序盤変装同士がぶつかり合うときにたまたま6マナ以上の変装などがまぎれていて打てれば美味しいですが、それって犯人暴きの2マナとあんまり使い方変わらないんですよね。
とにもかくにも重さが効果に見合ってない例です。

見送り
普通にやっててもライブラリーがなくなるほどカードを引けることはめったになく、切削カードもそこまで多くないです。つまり5/2/5バニラとしての評価ですね。サイズ不足が深刻だと思います。
一応、各種オーラとのシナジー自体は良好ですね。実は白オーラつけて4/7警戒＋呪禁にするとめちゃくちゃ強いんですよね。ちょっとだけあり得るのか・・・？
にしても他にオーラつけれる相手はいくらでもいるのでこれにこだわる必要はなく、見送りでいいやとなりました。青オーラがなんかスムーズに取れてるときに、最後の方でこれ取っておくと入るかも。誰もとらないでしょどうせ。
なんなんだいおまえは、どんなもんだいって気持ちですね。

見送り
青に定期的にいる条件付きでアタックできる壁です。しかし今回は使わないときの条件がそろってしまっていますね。
まず壁としての性能ですが、結局タフネス２だと他の2マナ域と同じ程度の壁ぢからしかなく、頼りにできません。2/3だったらなぁ・・・
肝心の攻撃に回る能力も、ほとんどの場合2枚目のドローはクリーチャーの展開と引き換えにしか行えません。3/2が殴るために盤面へのクリーチャー追加が後回しになってしまっては本末転倒すぎます。
2マナ域は備えておきたいですが、こういうのではないですね。投光器とはめちゃくちゃ相性がいいのであちらが2枚以上あるならデッキに入れてもいいかもという感じですがあらかじめ取っておくことはなさそう。まぁでも他のアンプレよりは全然ましですね。

見送り
荒らしと嵐がかかってるのか？？？
モチーフはいまいちわかりませんが、偏ったデッキの偏ったコンボカードという感じですね。つまりリミテッドで使わないカードです。「呪文唱えるたびにドロー」と魅力的なことが書いてありますが、その条件があまりにも厳しいので使わないようにしましょう。4枚唱えたら手札に呪文ないです。

優先
かなり使いやすい2マナです。まさに名人芸。
とりあえず2/2/1で出しても良し、変装経由して４T目に2＋２でバウンスで使っても良し、何か強化をつけてタフネス3以上にしてよしと様々に使い道があるカードだと思います。そのうえで探偵ですしね。
殴る側に回りたい青いカードとしてマナカーブを自在に埋める能力があるのは非常に頼もしく使いやすいです。2マナ不足になりがちなのを含めて率先して取りたいです。
変装同士のぶつかり合いになったさいは相手の出方を見て、先に相手に表になってもらってから戻すなどが特に有用ですね。5/5クラスが表になってくる5マナ目以降は特に考えておきたいムーブです。

優先
分かりやすく強いレアですね。飛行に加えて警戒まで持ってくれている探偵です。あんまりブロック自体はしたくないですが。
2枚のルーティング効果を持ってくれています。飛行やインスタントソーサリーを捨てると手札が1枚増えますがちょっと難しいかな？そもそもそれらのカードは捨てたくないことが多いので、「今現在使う予定がないコンバットトリック」など以外は捨てずにとっておいた方がいいことも多そうです。
それでも2枚分の交換はその後テンポよく動くためにも、後半回答を探すためにも有用でうれしいです。
潤滑油的に使える優秀な3マナとして是非取っていきたいですね。これを始めとしたルーティング系の探偵が多く取れたなら証拠収集デッキもいける・・・のか・・・？
一枚で盤面を制圧して勝ち、というたぐいのカードではないのでノータイムにはしてないです。今回はマルチカラーのレアなどと一緒に出ることもあり得ちゃいますしね。

抑え
探偵もの、というか刑事やサスペンスものによくある「犯罪者の力を借りるため脱走させる」シーンのやつですね。これも好き。
バウンスとしては普通の性能だなと感じます。諜報のおまけがあって、少しアドバンテージも回収できます。ちょっとだけですが。
テンポを取りたいものの変装相手にこれを打つのがテンポもアドも失うのが結構やばいですね。表になった後も表効果使われた結果出し直しを自由にされますし、普段より不利な条件になってしまってると感じました。
抑えにしましたが取らないことも正直多めかも。

優先
青のオーラ3強のうちの1枚で、その中ではシンプルに「2修正がつく瞬速オーラ」として非常に使いやすいと思います。2マナのアクションでかなり大きいテンポ得が出来そうですね。探偵はどれも殴りたいけどそこまで肉体派じゃないというカードが多いので非常に使いやすいと思います。正直何枚でも欲しい。
相手につけてサイズが小さくなる効果もかなり有用ですね。修正じゃ乗り越えれない6/7とかを処理したり、こっそり書いてある「探偵をブロックできない」もいざというときに効いてきそうです。これが3手目以降とかに流れてきたら上は探偵に興味がないと思ってよさそう。
相手の探偵につけても小さくなるのは注意しておきましょう。逆にこれを隼で相手に渡しちゃうと探偵の修正なくなるの気を付けましょう。

優先
シャーロックホームズがよくやるポーズのカードですね。指の体操かな？
「1マナの強化オーラ」という点にかなり注目しています。
変装によって実質3マナであるカードがデッキに増えるはずなので４T目に「これ＋変装」で綺麗に動けるのが嬉しいです。一方的に動いて殴れるターンになりますね。
そうでなくても青赤や青白は2とかの細かいマナでの動きが増えると思うので、これの設置や調査のドロー合わせてマナが余りにくくなるのが嬉しいです。強化系カードの中ではその軽さからかなり使いやすいと期待して優先にしました。できれば青赤に行って調査トークンを活用したいですね。

ノータイム
今回最も強いレアの1枚といっていいんじゃないでしょうか。
単に3/3/2ブロックされない＋護法だけで強いです。除去を受け付けにくく一方的にアタックできるのはそのまま7回殴って勝てることもざらにあるでしょう。
クリーチャーだった場合は表になれることもあります。狙ってやることは難しいですが相手からしたら常にリスクが伴うのは厄介この上ないですね。急に大きくなってダメージレースが壊れたり除去をかわしたりが発生するため相手のプレイをゆがませる力が高いです。
その上でさらに1，2回除去されてもまたマントを翻し出し直すことができます。5マナで3/2護法2＋ブロックされないでも全然強いですね。除去されてないときでももともとついていたクリーチャーは残るので5マナでクリーチャーを増やし続けれるともいえます。綺麗な回答何もないレベルの動きですね。
極端に言えばこれ＋土地39枚でも勝ててしまうレベルのカードだと思います。絶対取りましょう。
普通の装備能力を持ってないことだけは気を付けましょう。

優先
もしかしたらノータイムでもいいかも。
色々テキストに書いてありますがまずは「俊速で小回りの利く麻痺カード」です。しかしそれだけだと凍らせとあまり変わらないですね。
凍らせが低くてこちらが高い理由ですが、呪禁の付与にあります。
出たときに自分のクリーチャーをあえてタップして除去を避けながら相手のクリーチャーを凍結させる動きは相手の計算が大きく狂いますね。相手のアタック後ブロック前に除去を打つとこれが出てきて除去もブロッカーも失って負け、とか平然とありそうです。
取りあえず置いておくだけでもアタッカーが保護できコンバットトリックが使いやすくなったり、相手のソーサリー除去をかなり弱体化できます。嬉しいですね。
もちろんゲーム後半に全力でマナ使って全部寝かせて勝ちというパターンも往々にしてあるでしょう。小回りと後半の出力両方があり、ノータイムも考えたんですが、中盤だとちょっと変装に弱いのかな？とおもって優先止まりです。使ってみないとわからない寄り。

優先
特殊道具いっぱい使うタイプの鑑識さんですね。道具を場に出したら調査が行え、その証拠品を自分でうまく扱えるというデザインのカードです。
3/2/3の重要サイズで、しかも探偵とそこだけでもそこそこ評価しています。
ただしアーティファクトを唱えれるデッキとアーキタイプは今回結構限られています。赤は非常に使いやすいコモンの赤ニシンがいて、手掛かりも必要で、マルチカラーのアンコモンも両方とも強いアーティファクトであると万全の相性となっています。赤青だと非常に強いカードでそれを目指すならノータイム級ですが、それ以外だとややパワーダウンするので総合評価としてノータイムにはできませんでした。
赤青に常に進むべき程強いという環境ならノータイムでいいです。

次点
青にたまに現れるアンタッパーですね。証拠収集でタップもできます。
自身も一応変装をブロックできますし、土地をアンタップできるのでマナ加速して相手よりも1手早く強い変装の解除に貢献できます。とはいえこれを出すと変装の用意が遅れるので結局はそこまで変わらないかも？変装を持たない5マナクラスのカードでの制圧を目指した方がいいかな？今回とにかく5マナとそれ未満のコストでサイズに明確なラインがあるので有用だと思います。
アンタップも証拠収集コストが軽めで使いやすいですね。「証拠収集するたび」のカードを最も無理なく誘発させれるカードであり、就職先がその分増えているといえます。
便利なカードなんですが青赤や青白のテンポ系のビートダウンはこれを出すこと自体がテンポロスになりそうでちょっと評価を下げました。

見送り
真実はいつも一つ！な名探偵なんですがいかんせんマナコスト重いですね。
今回は他のレア類もやや軽めのカードが多くこのカードを出す前に態勢が決してそうです。
また、これを出すころには証拠収集自体は簡単だと思いますが手札に唱えたいカードが残っているかが怪しいです。コモンに大量ドローできるカードもないのでチェーンがつながることも少ないですしね。
ほぼバニラの7/6/6飛行だととらえると、そういうカードをうまく使えるデッキは今回少ないのかなと思いました。ドミナリアとかなら使ったかも。

次点
イクサランでは大活躍した「1/1/1飛行」のカードです。表で出したときは能力がないですが、変装から解除すると一気に調査をすることができますね。
「1体ごと」に誘発するので2個以上の調査も十分視野に入ります。特に赤と組むと軽量クリーチャーも除去も多いのでアタックを通しやすく、また手掛かりも有効活用できるとかなりベストなカードになると思います。
それ以外だとちょっとサイズの小ささと、自分から変装を解除してアタックしなくちゃいけないことが多そうで気になって評価やや下げて次点どまりです。

以上で『カルロフ邸殺人事件』の青編を終わろうと思います。
いつもの青よりもさらに「攻撃に回るためのカード」を意識したつもりです。勝手に攻撃側に回れるほどでもないのでね。

最後になりますが二つ宣伝です。

意見交換やドラフトを一緒に観戦したり交流する場としてDiscordのサーバーを立ち上げました。

もしよければどなたでもお気軽に来ていただいて一緒に活動やご意見いただければＭTGAのドラフトを楽しみやすいと思います。この記事を読んでいただいたことをきっかけにドラフトを始めてみたいという方もぜひ！

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また、筆者は非公認MTGA大会『まじ☆すと』というものを運営しております。Ｖｔｕｂｅｒ/配信者/動画投稿者/記事執筆者/etcと、インターネット上でＭＴＧＡの活動をされている方を広く集めた大会になります。ぜひこちらも公式アカウントから気に留めていただけると幸いです。つい先日『まじ☆すと　～じゅうごかいめ～』を開催させていただきました。元ＭＰＬの方にも参加頂き、どんどん規模と盛り上がりが大きくなり感謝しきりです。

MtGAstreamer_tournament/まじすと（@mtgastreamer）さん / Twitter

また、今回の記事は無料公開としています。が、もし記事読まれたかたでご厚意でサポートしていただける方がいましたら是非今後のＭＴＧＡでの活動や主催しているＭＴＧＡ大会企画『まじ☆すと』の運営資金とさせていただきます。記事や大会のモチベや質にも大きくかかわりますねw！
是非よろしくお願いします！励みにもなります！

では、次の記事でお会いしましょう。