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浙江大学のコンビニ特集

1.活動報告

オンライン日本語教室
2月17日に、日本人留学生会の学生がマレーシア留学生会の学生に日本語を教えるオンライン教室を行いました。当会からは役員三人が教師役として参加し、マレーシア側からは日本語に興味のある7人の学生にご参加いただきました。

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Discordを通しての交流の様子
初回ということで授業の内容は、”日本語で自己紹介”からスタートしたのですが、マレーシアの皆さんは普段から独学やアニメで日本語に親しんでおり、時には雑談を交えながら楽しくスムーズに授業をすることができました。職業に関する単語を教える際には、教師側が中国語の訳が出てこず、逆に学生の皆様に教えてもらうことも(笑)授業終盤では学生の皆さんに自分の自己紹介文を作ってもらい、発表しました。
今回の日本語教室は私たちにとっても、コロナ禍で他国の留学生と交流する素晴らしい機会となりました。また、これを通して少しでも参加してくださったマレーシアの学生さんが日本語に更に興味を持ち、彼らの日本語力の向上に役立てたら大変うれしく思います。今後はミニゲーム等を交え、日中両国の言葉を使ったオープンな交流会も行う予定ですので、興味がある方は是非ご参加ください。

2.元宵節

元宵節とは春節(旧暦元旦)から数えて15日目の満月の日を言い、“正月十五”とも言います。2022年の元宵節は2月15日です。中国では新暦の新年ではなく、旧暦の春節をお正月として祝いますが、そのお正月の最後の行事です。家々に赤い提灯を提げ、家族が一堂に会してみなでご馳走や“元宵”というお団子を食べます。

元宵節の由来
元宵節の由来は漢代にさかのぼります。漢の文帝が正月の15日、戦いに勝利したことを民衆とともに祝おうとして始まった行事だそうです。その後道教や仏教の行事と混じり合い、今の元宵節になっていきます。隋、唐、宋と時代が下るとともにさらに大きな行事になり、町のあちこちに火をともした提灯が飾られるようになりました。そこで元宵節のことを“灯节”とも言うようになり、海外では「ランタンフェスティバル」として知られています。

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台湾の平渓天燈節

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長崎のランタンフェスティバル
元宵節に食べるお団子

元宵節の日に食べるお団子に「元宵」というものがあります。中にゴマ餡や小豆餡、ピーナツ餡が入っていてとてもおいしいです。今は元宵節以外でも食べられると思いますのでぜひ食べてみてください。ちなみにこのお団子を中国の北方では“元宵”と言いますが、南方や台湾では“汤圆”と呼ばれています。

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湯圓

元宵にちなんだ四字成語と漢詩
“火树银花”という四字熟語がありますが、これは「花火や灯火がまばゆく輝くさま」という意味です。“火树”は「灯火を提げた木」、“银花”は「銀色の光を放つ灯火」。この成語は唐代の蘇味道の詩『正月十五』から取られています。
原文
火樹銀花合,星橋鐵鎖開。
暗塵隨馬去,明月逐人來。
遊妓皆穠李,行歌盡落梅。
金吾不禁夜,玉漏莫相催。
現代語訳
元宵節の灯ろうが木に飾られて火の樹、銀の花のよう。
お城の前の橋は今日は鎖がはずされている。
馬の歩みとともに舞う埃は夜闇に消え
明るい満月が人々を追いかけてくる。
歌い女(め)、踊り女(め)たちはみなスモモの花のよう
彼女たちの歌う歌はみな「落梅」の調べ。
お城の衛兵も今宵はとがめだてしない。
水時計よ、この楽しい時をせかさないでおくれ。
蘇味道(648~705)は唐代の役人。現河北省の出身。

今回は元宵節について紹介しました。地域によっては今も盛んにお祝いしているところもあるので、是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
参考、引用サイト:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%83%E5%AE%B5%E7%AF%80
http://chugokugo-script.net/chugoku-bunka/genshousetsu.html
https://kotobank.jp/word/%E5%85%83%E5%AE%B5%E7%AF%80-492314


3.第一回浙大のグルメ:コンビニ特集

親愛なる読者の皆さん、こんにちは!
私は浙江大学学部二年生の、星空陽気と申します。皆さんに浙江大学のグルメを紹介する機会を頂き、大変うれしいです。食事を通して日本の学生さんたちが浙江大学の日常生活に少しでも興味を持って頂ければと思います。
亲爱的读者朋友们大家好,我是浙江大学20级本科学生星空陽気。
非常高兴为大家带来浙江大学的美食介绍系列。希望能从饮食这个切入点,让日本的同学们对于在浙江大学的日常生活取得一定的了解。

浙江大学紫金港キャンパスには、たくさんの食堂とコンビニがあり、食生活を便利にしてくれます。そして、食堂によって提供される料理はそれぞれ異なりますので、一緒に観に行きましょう。
浙江大学紫金港校区内有许多的食堂和便利店,分布在校园的各个位置,让用餐变得十分便捷。而每个食堂提供餐食各有不同,让我们一起去看看吧。

1.コンビニ紹介

今回ご紹介するのは、丹青学生寮の外のファミリーマートです。
コンビニの営業時間は比較的長いので、学食が閉まってしまったら、ここは良い選択になると思います。

浙江大学紫金港キャンパス地図 百度地図より
全家便利店=ファミリーマート

在第一篇中将要介绍的是,位于丹青宿舍楼外的全家便利店。由于便利店的营业时间较长,如果错过了正常用餐的时间,这里会是一个很好的选择。

浙江大学のキャンパスにあるファミリーマート(2022年2月 星空撮影)

日本のコンビニチェーンとして、ファミリーマートは日本の皆さんにとっても身近なものだと思います。しかし、中国のファミリーマートが提供している弁当やファストフードは日本と異なっており、中国ならではの特色があります。
作为一家日本的连锁便利店,想必日本的朋友们对全家已经很熟悉了。但实际上,中国的全家便利店提供的快餐与日本不同,已有其自己的特色。

2.コンビニのおにぎり、お弁当の紹介

まずはおにぎり。下の写真は各種の鶏肉おにぎりのほか、牛肉+卵焼きおにぎり、とんかつおにぎり、韓国風焼肉おにぎりなど、たくさんの種類があります。朝食あるいは夜食にぴったりです。値段は120円前後です。
(日本円)※2月末現在のレート換算1元=18円 以下省略

様々な種類のおにぎり(2022年2月 星空撮影)

首先是饭团。除了下面照片的各种风味的鸡肉饭团之外,还有牛肉煎蛋饭团、猪排饭团国烤肉饭团等许多种类,很适合作为早餐或者晚上的夜宵。价格大概是6~8块钱。

次は様々な弁当です。日本のコンビニのカレーライスのほかに、中国のコンビニでしか見られない中華料理弁当が数多くあります。

接下来是各种各样的盒饭。除了日本便利店的喱饭之外,还有更多只能在中国的便利店见到的中式盒饭。

1.栗と鶏肉の甘辛ソース炒め弁当 板栗烧鸡饭

(2022年2月 星空撮影)

主菜は特製ソースで炒めた鶏肉。鶏肉と栗とも柔らかく茹で上がっています。副菜はトマトスクランブルエッグ青菜。私がこれを食べるときは、料理をご飯に加え、かき混ぜてから食べます。こうすることで、ご飯にもソースの味が染みてきます。値段は約280円です。

主菜是用特制酱料烧制的板栗和鸡块。鸡块很嫩,板栗也煮得比较软。配菜是西柿炒蛋青菜。我一般会选择把菜倒到饭里面,搅拌后再吃。这样米饭中也能渗入酱汁的味道。价格15.8元 

2.台湾風の三杯鶏弁当 台式三杯鸡饭

(2022年2月 星空撮影)

この料理は私は食べたことがないです。台湾風と書きますが、紹介によると辛いようです(ちなみに浙江大学の食堂が提供している三杯鶏は甘い)。
料理の中の白いものはニンニクです。値段は約300円です。

这个我自己倒没有吃过。虽然写的是台式,但看介绍应该是的(浙大食堂的三杯鸡是偏甜的)。菜里面白色的东西好像是
价格16.8元。

3.クミン味のチキンステーキ+玉子餃子弁当 孜然排蛋双拼

(2022年2月 星空撮影)

米のほかに、クミン味のチキンステーキ玉子餃子(焼き卵の皮に肉餡を入れて作る餃子のようなもの)、春雨青菜たくあん
個人的に私はクミン味の食べ物が好きなので、美味しいと思います。
値段は約250円です。

除了米饭之外,配菜是孜然饺(外面是一层煎蛋皮,里面是肉馅)、粉条青菜
因为我个人比较喜欢孜然味的东西,所以感觉还不错。价格是13.8元。

4.牛肉のオイスターソースと唐辛子炒め弁当 蚝油尖椒牛肉

(2022年2月 星空撮影)

柔らかい牛肉に激辛の唐辛子が加わって箸が止まりません。辛いのが好きな人にお勧めします。唯一の欠点は量があまり多くないことです。
値段は約300円です。

辣味劲爆的香嫩牛肉实在是让人停不下来。推荐给爱吃辣的朋友们。唯一的缺点就是分量有点少。价格为15.8元。

5.香冒肥牛弁当と眉州坡激辛鍋弁当
香冒肥牛和眉州坡麻辣香锅饭

(2022年2月 星空撮影)

この二種類の弁当は味がほぼ同じです。辛いおでんを思い浮かべていただければ、想像がつきやすいと思います。二種類の弁当の食材に違いがあります。まとめて言うと、きくらげ、牛肉のつくね、ハム、牛肉の巻、じゃがいも、青菜、れんこん、酥肉(豚肉天ぷらみたいなもの)などが中に入っています。こういう弁当を食べるときは、スープをご飯に加えないように注意してください。でないと、米が塩辛くて食べられなくなります。
値段はそれぞれ260円と330円です。

这两种盒饭的味道差不多。可以理解为比较辣的。两种盒饭的食材也不太一样。总的来说,大概有木耳、肉丸、火腿、牛肉卷、土豆、青菜、藕、酥肉等等。注意吃这种盒饭的时候不要把汤倒在饭里,不然会咸死。
价格分别为14.8元和18.8元。

那么,开吃吧。
では、いただきましょう! 


4.編集長から

この度も金木犀を読んで頂きありがとうございます。
1月中旬から始まった春節休みも終わり、浙江大学は2021-2022年度春学期がスタートしました。
この春節休みの間、私自身外に出かけたり色んな事をしようと思っていましたが、新型コロナウイルスの再流行があり、多くの時間を家で過ごすことになりました。しかし、北京オリンピックをテレビで毎日観戦したりと充実した生活が送れたと感じています。
さて、ここから大学のある杭州について少しお話します。
杭州と聞くと多くの人はアリババ等の巨大IT企業が多く、最先端を行くスマートシティーと思われる方もいると思いますが、実は中国の八大古都としても知られる歴史ある風光明媚な都市でもあります。

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六和塔から見た杭州市の風景(2019年5月 編集長撮影)
IT化が進む大都市ではありますが、世界遺産の西湖や霊隠寺といった遺産も数多く残っており歴史ある古都として今でも毎年多くの観光客が訪れます。

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杭州市 西湖 雷峰塔(2019年5月 編集長撮影)
残念ながら新型コロナウイルスの流行によって大学1年生時以来、私を含めた多くの学生が中国に戻れずにいます。
留学だけでなく観光を目的とした中国入国も未だ再開の目処が経たず、読者の皆様が杭州に旅行へ行くことができるにはまだ時間がかかると思いますが是非一度浙江省杭州市に足を運んで見てください!

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浙江大学玉泉キャンパス毛沢東像(2019年5月 編集長撮影)
また私たちが通う浙江大学の玉泉キャンパスや紫金港キャンパスにも見どころがあるので、是非お越しください。

※杭州市に興味を持たれた方はこちらもご覧下さい!
杭州市ナビ↓

ここまで読んで頂きありがとうございました。次回の金木犀もお楽しみに!

浙江大学日本人留学生会連絡先

ご不明な点や質問等ございましたら、以下の連絡先に
ご連絡下さい。
Eメール: zjujsa@gmail.com
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