zizi no ie
こぎん刺しの伝統的な模様(モドコ)やzizi no ieオリジナルの模様についてのよみもの.
こぎん刺し初心者の方へのおすすめよみもの. 材料のことや刺し方についてのこと.
こぎん刺しの本の紹介や読んだ感想など
こぎん刺しの布や糸など材料についてのよみもの.
こぎん刺しとは こぎん刺しは青森県津軽地方の伝統工芸で、青森県南部の南部菱刺し、山形県庄内の庄内刺し子に並んで日本三大刺し子のひとつです. 江戸時代、藩政によって木綿の着用を禁じられていた農民が防寒と補強のために麻布の目を塞ぐように刺し子をほどこしたことがこぎん刺しのはじまりと言われています. 寒さの厳しい津軽では綿が育たず、木綿の織物は大変貴重なものでした. 農民が着ていた巾の小さく短い野良着のことを【小巾(こぎん)】と言ったのがこぎん刺しの名前の由来と言われています.
先日、作品の委託販売でお世話になっている 高円寺にある文化的社交場ノルドベイク&クラフツさんの対話イベント サンデーダイアログ(日曜対話)に参加してきました. サンデーダイアログは、毎回店主さんが決めたテーマに沿って、答えのない、正解もない、結論を出さない、それぞれの考えを持ち寄って聞き合い、対話する会です. 6月のテーマは『働く』 テーマの発表があったとき、そのテーマに決めた理由を読んだとき、何かビビッと感じるものがあり、参加を決めました. noteに書いたことがあっ
みなさん、こんにちは! 今年度はもう少しマメに記事を更新したい、zizi no ieです. 今日は池袋の日本語教室OHANA BLOOMさんで、文化体験交流会の講師をしてきました. 取り組んでもらったのはミニフレーム. 事前に用意した葉っぱにこぎん刺しのお花を咲かせます. お仕事や学業のために日本に来た皆さん. 中国、香港、台湾、韓国、マレーシア、アメリカ、ブラジル、ウクライナ... いろいろな国の皆さんにこぎん刺しを体験していただきました. 皆さん母国語はちがいます
こんにちは、zizi no ieです. 毎度のことながら文章を綴るのが苦手でなかなかコンスタントに投稿できなくて... もし楽しみにしてくださっている方がいたらごめんなさい. 1月の末に大川亮氏がコレクションした古作こぎんの鑑賞会に参加してきました. これはkoginbankさんが開いてくださったもので、koginbankさんの スッキリ気持ちいい布づくり!のクラウドファンディングのリターンでご招待いただいたものです. 以前、国際芸術センター青森で大川亮コレクションが
筆不精にもほどがある... 前回の投稿から半年以上も経ってしまいました、 zizi no ieです. 先月、大阪に行ってきました. なんと、阪急うめだ本店での刺し子とこぎん刺しのイベントにお誘いいだき、夢の百貨店デビューを果たしました...! 百貨店でお取り扱いいただくというのは目標のひとつでもあったため、年が明ける前に目標を達成できたこと、本当にうれしく思います. 売り場は阪急うめだ本店10Fのセッセクリエーターズアトリエ. 今回のイベントは刺し子とこぎん刺しをたのし
先週3/26にこぎん発表会2022が開催されました。 通っているこぎん刺し教室の成果を発表する日です。 2019年はこぎんブックマーケットとして開催されていたイベントですが、コロナの流行により翌年は中止、昨年からは教室の発表会として規模を縮小しての開催となっています。 会場内は課題で制作してきた作品がずらり! 個人では今年は1テーブルお借りできたので、主に教室で先生と相談しながら進めてきた作品を展示・販売しました。 今年の目玉はこちら! ・・・といっても実はこのタ
ご無沙汰しております、zizi no ieです. 2022年になって早くも2か月が過ぎようとしています. 時の流れは本当に年々早くなっている気がします. 昨年末に2022年の大きいものから小さなものまでウィッシュリストを書いていたのですが、その中で 図案集をつくる! という目標を掲げました. こぎん刺しを始めて5年弱. ノートに少しずつ書き溜めていた図案たちを一冊にまとめて発表したいと思っています. ありがたいことに、楽しみにしています!とのお声をいただくこともあ
気づけば今年ももう終わり. そして気づけばnoteもだいぶ放置状態となっていました... 1年のおわりに今年の振り返りを少し. こぎん刺しの活動としては夏から弥生台で出店とワークショップを始め、作品を実際に手にとって見てもらい、そしてこぎん刺しの魅力を直接お伝えすることができる場をつくることができました. そして今月は念願だった自宅でのワークショップを開きました. 小さなおうちなので少人数制にはなりますが、いつもとちがった雰囲気の中、わたし自身もお客さまとの会話やこぎ
こんにちは! 更新が滞っていて前回の記事からだいぶ時が経ってしまいました. まだまだ暑い日は続いていますが、秋の虫の声も聞こえてくるようになり季節の移り変わりを感じる今日この頃です. さて今日は布による模様のちがいについて. こぎん刺しは布目を数えて刺す刺し子技法なので、平織の布であれば刺すことができます. 布についての記事で触れたように、こぎん刺しの布にはさまざまなタテヨコ比のものがあります. つまり、同じ図案を刺しても模様の見え方がちがってくるということです.
横浜市歴史博物館で開催中の 布 うつくしき日本の手仕事 へ行ってきました. 東北を中心とした古布について丁寧に解説されていてこぎん刺しの知識しかなかったわたしにとってとても興味深く勉強になりました. 展示室入り口の東こぎん. 衿に絣の木綿が使われていてお洒落! この展示会、すべての着物が写真撮影OKということでじっくり眺めながらたくさん写真を撮りました. ♦︎東こぎん(染こぎん) 使い込んだ着物は二重に刺したり、染め直したりして長く大切にされてきました. この短衣は染
5月に種を蒔いた藍の葉がもりもりと育ちました. 昨年はポットから移すときに根を傷つけてしまい失敗してしまったので今年は直植えにしました. 秋まで育てようかとも思ったのですが、畑でも育てているのでプランターの分だけ生葉染めをすることに. 洗って葉だけを使います. ミキサーをかけて葉をネットに入れてよくもみもみ... が、途中でミキサーが動かなくなるという事件が発生し、攪拌不足のまま続行...! 葉もネットから出てきてしまい悲惨な状態に(((ʘ ʘ;))) 汚くてごめんな
こんにちは! 今日はイベントのお知らせです. \zizi no ie 1day SHOP/ 2021年8月9日(月) 11:00〜16:00 相鉄いずみ野線 弥生台駅前 相鉄ライフやよい台2F 弥生台TRYBOX内 弥生台TRYBOXは「やってみたい」を実現する地域の新たなチャレンジの場として1日単位でさまざまな物販や展示、ワークショップが開催されています. zizi no ieはこぎん刺しの作品展示・販売で出店します. これまではオンラインでの販売がメインでしたが、
こんにちは. 前回の記事から少し日が経ってしまいました. 今日はタイトルの通り 刺さないこぎん刺し について少し書いてみようと思います. わたしがこぎん刺し作家として活動しているのは より多くの人にこぎん刺しという伝統工芸を知ってほしいという想いからです. 初めての記事で、わたしがこぎん刺しに出会ったのはハンドメイドのイベントであったと書きました. そのときはこぎん刺しの生まれた背景や歴史なんて全く知りませんでしたし、単純にかわいい模様だなぁ、と惹かれたのです. そ
これからnoteでは読んだこぎんの本も紹介していこうと思います. 今日は そらとぶこぎん 第5号 です. なかなかゆっくり読む時間がとれなくて発売から日が経ってしまいましたが、久しぶりに電車に乗る機会があったので電車の中で読みました. 第5号は前田セツさんの特集が組まれています. 自分で読むのが1番なのでこちらでは多くは書きませんが セツさんが活動されていた頃はまだまだ女性が表に出て活躍するには生きづらい世の中であったと思います. それでも信念をもって自分の夢を
こぎん刺しをする皆さんはお気に入りの布や糸がありますか. 今日はちょっとマニアックなお話です. わたしはこぎん刺しは模様がシュッと縦長になる方が好みなので、布はこぎんドゥエルを使うことが多いです. 布については過去の記事を参考にしてみてください. こぎんドゥエルにどんな糸で刺すか. こぎん糸にも8本合、10本合、12本合などいろいろな太さのものがあり、8本合のこぎん糸は比較的手に入りやすく色も豊富なものが多いです. わたしは布目に対して糸がみちみちしている方が好きで
今日はこぎん刺しの模様についての話. こぎん刺しの模様には伝統的な模様がいくつかあります. その基本となる模様のことを『モドコ』といいます. 東北の方では小さいものやかわいいものに 『〜っこ』と接尾語をつけるそうで、 基っこ(もとっこ)→もどっこ→モドコ となったようです. モドコには40種類ほどあると言われていますが、それらには植物や動物など自然の中のものをもとにしたものが多く、こぎん刺しが農村の女性たちの手仕事であったことがここからもうかがえます. 今日はわたし