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こぎん刺しの道具 -針-

こぎん刺しを刺すときは『こぎん針』という専用の針を使います.
こぎん針は普通の縫い針と違って針の先が少し丸くなっています.
こぎん刺しは布目を数えて刺していく技法なので、布の糸を割ってしまわないように先が丸くなっているのです.

先が尖っていないので、針を使った手芸はまだ危ないかな...
という小さなお子さんと一緒にこぎん刺しをするのもおすすめです.
わが家には6歳の娘がいますが、4歳のときに初めて一緒にこぎん刺しをしました.
(記事のトップに貼った写真はそのときに刺したものです.)

こぎん針は長さが長いのも特徴です.
最初のうちはひと針ずつ糸を引いて刺していきますが、だんだん慣れてきて運針(連続して目を拾って刺す)するようになると針が長い方が一度により多くの目を拾うことができます.

わが家にはオリムパス、DARUMA、広島針チューリップのこぎん針がありました.


長さはどれもほとんど一緒で、チューリップは糸を通す穴が小さく針先が少し尖っています.
オリムパスは針先が1番丸く、DARUMAの針は針穴はオリムパスに近く、針先はチューリップに近い感じでした.
わたし自身は特に使い分けることなく、そのとき手にとった針で刺していますが、自分に合った使いやすいものを選ぶとよいと思います.

ちなみに目の細かな布に刺すときはこぎん針では太すぎることがあり、そういうときにはクロスステッチ用の針を使ったりしています.
布のカウント数に合わせてたくさん種類がありますが、こちらは針が短いのでもう少し長い針があるといいなぁなんて思います.

どんな道具を使うかも大切ですが、長く使うためにはお手入れも大切です.
錆こそ出ていなくても長くつかっていると針のすべりが悪くなってきます.
そうすると運針の際にひっかかる感覚があり早く刺せません.
針通りが悪いなと感じたら針磨きでお手入れします.
わたしはクロバーのマカロンのものを使っています.
マグネットになっているので針やすめにもなってかわいいです.

そして最後まで一生懸命働いてくれた針には
ありがとうと言ってお豆腐やこんにゃくに刺して針供養してあげましょう.

今日はこぎん刺しの針について書きました.
それではまたお会いしましょう!


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