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分からない出来事

キスをした。

意味がわからない。キスをした。
なんで一緒にくっついてキスなんかしたんだろう。男ってそんなもんなんだなぁ。と思うと同時に私の小さな欲求は満たされた。それ以上でもそれ以下でもないのだ。ただシンプルに魅力を感じて少しくっついていたかっただけなのだ。緊張して喉はカラカラいつもなら唾液が余るほどある私の体は一年ほど彼氏がいないという不安と焦りでいっぱいだった(こんな状況心も体も準備していなかった)。

男性はいつでもスタンバイができているんだろうと思った。純粋な欲にリスペクトした。

彼はキスをした後どうして欲しいかとしっかりと頭が混乱しながらも確認を要求してきた。そこはしっかりと分別があるんだなぁと思いながら私は分からないと答えた。分からないという答えには正直強引にでも向こうからのアクションがあれば流れに身を任せる(後悔と共に)だが男の人は分からないと返事されると手を出しづらいんだなあと知った。足もおぼつかなければ記憶が鮮明でもない。そんな中私は最後までを阻止した。それ以上のことは、どうしても「正式な交友関係の上で」が私の体にはそう刻まれている。男側からしたら空気が読めないのかもしれない。もしくは、そこで許していたらちょろい認定されていたかもしれない。

夜に2人で外に散歩をしたのは最高に気持ちがよかった。何かが始まりそうで自分ではない何か誰かを演じているような気分だった。夢心地だった。

きっとこれは私が歩むべき道だったんだろう…どこかで始まらないかと期待した、私の想像が現実になった、ただそれだけ。





こんな時にはこの歌を。

「なんとなく。/SHISHAMO」

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