〈ネタバレ無し〉強烈過ぎる、脳裏に溶け込む超刺激的な快感を。『TITANE』レビュー
〈彼には誰かが必要よ〉
どうも!じきどらむです!
第74回カンヌ国際映画祭で最高賞となるパルムドールを受賞し、世界中を沸かせた衝撃的な作品が日本でも公開されました。
公開後にヒューマントラストシネマ有楽町に向かい鑑賞してきました。平日の夕方頃だったのですが座席はほぼ満席で人気度が伝わってきました。
という訳で今回はカンヌ最高賞のパルムドールを受賞した『TITANE』の魅力をまとめていきます。最後まで宜しくお願い致します!
イラスト:じきどらむ
予告はこちらです⤵︎
キャッチコピー
壊して、生まれる。
狂気的な衝動を
頭にチタンプレートを埋め込まれた女が車とセックスをして他人になりすますという前代未聞の狂気をまとう問題作が日本でも公開しました。
バイオレンスでセクシュアリティな演出を忘れさせてしまうようなキャラクターたちの狂気を感じさせる衝動的な行動がとても魅力的です。
目を伏せてしまいたくなるような暴力的やシーンやトラウマを感じるシーンが大量に存在しますが何故か癖になってしまうような作品です。
史上2人目の女性監督
第74回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した本作の監督を務めるジュリア・デュクルノーは女性初の単独受賞者になりました。
また、1993年にパルムドールを受賞した『ピアノ・レッスン』を手掛けたジェーン・カンピオン監督以来の史上2人目の女性監督となりました。
ジュリアは2016年の『RAW 〜少女のめざめ〜』で華々しい長編映画監督デビューし、圧倒的な印象を残した後に手がけたニ作目が本作です。
鮮烈で脳裏に溶け込む
脳裏の隙間に溶け込む快感が、全身を包み込み虚無の中心でアドレナリンをドバドバと注ぎ込まれ揺らぐ魂を客観的に見えて心地いい作品。
世界の見方が変わり、自分自身の常識を疑い、夢を見ていたと錯覚してしまうような“映画”本来の在り方で無秩序な世界観を提供してくれる。
愛と無縁な人間は居ない。未開封のストレスの正体を知る時に、人は新しい価値観と前に進む為の一歩を踏み出せる生き物であると教えられる。
まとめ
『TITANE』★★★★★
目の前に出された名前の分からない料理を豪快に口に突っ込まれるような作品でした。コレは映画館で鑑賞するのがオススメです…!
最後まで見てくれてありがとうございます(*^^*)
以上、じきどらむでした!
『TITANE』公式サイト
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