![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/22859555/rectangle_large_type_2_d8cc5023eb2d8c904ef8326c640d4cc5.png?width=800)
絶望的な小学生時代を救った思考法
初投稿でも、ご説明させていただいた通り、僕は現在京都の大学に通う4年生です。
この大学にはストレート入学をしておらず、一年間の浪人を経て入学しました。
その時その時で勉強をする目的は全く違いましたが、結果的に小中高大と勉強に対して比較的真面目に取り組んできてよかったと思っています。
ただ今振り返ると、あの頃本気で勉強だけの人生にならないように選択させてくれた周りの友人、環境に感謝しています。
僕は小学生の頃の自分にとても感謝しています。
ちっちゃい頃って褒められると過剰に嬉しかったですよね。(今でも相当嬉しいけど)
勉強なんて全く好きじゃなかったけれど、テストをやっていい点数を取るだけで何故か先生に褒められまくるし、周りの友達からすごく頼られる。
家に帰れば、親にも堂々とテストを見せることができる。おばあちゃんはたくさんオヤツをくれる。笑
この頃の僕は自分のためではなく、他人からの承認に対してたまらなく嬉しさを感じていました。
いつからか周りからの僕に対する認識は、頭がいい奴→言われたことをちゃんとできる奴→言われたことしかできない奴と変わってることに気付きました。
今考えると、これが真っ当な評価です。
結果として頼られまくっていた僕は、クラスでいじめられることになりました。
頭がいいから?先生に褒められてるから?身長が大して大きくなかったから?
いや、違いますね。
自分からは何も行動しないくせに、周りよりできてる奴だったからです。
「あいつをいじめたって反抗なんてせんし、なんかいい顔してるのムカつくくない?」
そう思われていたんでしょう。
「あぁ。自分っていじめられているんだ。」
この事実を理解した時、僕は一人で涙を流しました。
でも僕が小学生の頃の自分に感謝しているのは、勉強を頑張ってきたことでも、いじめに耐えていたことでもありません。
小学生らしい思考で、周りを圧倒していじめなんかに負けないと決めたんですよね。
当時の僕はこのように考えました。
自分からは何も行動しないくせに、周りよりできてる奴がいじめられるなら、自分からめちゃくちゃ行動するくせに、びっくりするくらい何もできない奴を演じよう。とね笑。
今考えたら、当時の豆腐メンタル状態でよくこのようなとんでもない施策案を実行したなと思っています。
テストをするたびに、わざと0点を連発する。しかも空欄を一つも作らず、全てに対して埋めていく。
なんなら「ウケ狙いじゃないだろうな。でもおもろいな。」というラインのギリギリを狙っていく。
先生すみません。めちゃくちゃ当時は怒られました。
あれ、本当は意図してやっていて、僕自身自分を変えようと必死でした。
結果として、僕に対するいじめは劇的減り、僕は今までとは全く違う角度から信頼を取り戻すことができました。
このことから、小学生ながら僕は二つのことを学びました。
一つは、行動することは自分自身を大きく成長させるんだ。と。
当時の僕に恐怖に立ち向かって、よくあの状況を打破してくれたよと褒めてあげたいです。
もう一つは、こいつはできないな、なんか変な奴だなというベクトルからでも人は近寄ってきてくれるということ。
変な奴と思われようが、少しでもこいつ面白いな。と思われたもん勝ち。
現に今でも、隙のない人にはどこか近寄り難さがあります。
逆にお笑いの場合は、ボケがいるからツッコミが成立して場が成り立つ。
勉強という手段を用いて、目的は違えど僕は大きく前進できたと思っています。
自ら隙を作ること。
当時の自分を助けてくれた必殺技でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?