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馬鹿を演じることができるものは、友情を制す。

こんばんは。

いきなりですが中学生の頃に、僕が憧れていた人物像を発表します。

それは、「めちゃくちゃ遊んでるし、真面目じゃないのに、テスト1位の奴」です。

この人物像は、かなり憧れていた方は多いのではないでしょうか。僕の場合、結果的にこのような形になってしまったので結果論にはなりますが、こんな人間でした。

僕の地元は、中学生の頃かなりヤンキー気質な生徒が多かったです。

反抗期突入時期の象徴とも言えるのでしょうか、先生に対して対抗していく奴=カッコイイみたいな価値観が蔓延していました。

当然そんな状況であったので、授業を全てまともに受けて、先生の指示に従う生徒=カッコよくない=ダサい

みたいな考えが常識でした。

僕は反抗する勇気はなかったものの、ダサくはなりたくなかったし、何よりヤンキーに憧れていた友達とよく遊んでいたので、その仲間の価値観に共感すら覚えていました。

(余談)

今考えるとかなり痛々しいですが、中学生の時って、尖ってる自分に一番酔いやすいですよね。

小学生の時に比べて身体的に成長し、男らしく、または女の子らしくなっていく過程が著しく現れるもの。

友達関係にも、所属しているコミュニティにも序列がついたり。

複雑になることが難しくもあり、今まで以上に楽しくもあり。

だからこそその複雑化が大人に少しでも近づけたと勘違いして、そこから自分の微々たる力を過信してしまう。

そんな状況で、親や先生から指示を受けたりするわけだから、

「子供扱いすんなよ。」と感情的になっちゃいますよね。笑


話が飛んでしまいましたが、ヤンキーちっくな友達は行動が読めないし、反抗期らしく社会に対する抵抗が止まらないし、見ていてとても新鮮だった。特に好きだったのが、彼らは友情を本当に大事にする。

言葉遣いは悪いけど、その言葉の中には暖かさが包み隠されている。

だから彼らをはじめ見た時は、本音で「仲良くなりてぇ!」と思いました。

彼らと仲良くなるために、僕が戦略的にとった行動は二つです。

①彼らの前では、徹底的に馬鹿になれ。

②テストは1位を狙え。

どういうこと?と聞こえてきそうです。笑

まずは①から。

人間って、身の回りを見渡して欲しいんですけど、やっぱり似た者同士が集まりやすいんですよね。

それに、自分のことを完璧と認識している人は、かなり少数なはずです。ましてや、中学の時というのは、コンプレックスが誰にだってあるもの。

だからこそ、隙がある人間は近寄りやすいと思われる確率が上がると思っています。

僕はその隙を、馬鹿を演じることで狙いました。中学生の頃によくいそうな馬鹿な奴を想像して頂ければ、大概合っています。笑

ただそれだけでは、彼らとは対等に仲良くはなれません。

そして②。

ここがかなり重要で、僕の場合テストを手段にしていたのですが、要は馬鹿を演じていたことで親しみやすさにベクトルを全振りしてしまっていたので、痺れるような凄い成果を出すことで舐められることなくヤンキーとも対等になれると中学生ながら戦略を立てました。

結果的としては、学年1位とはなれなかったものの、クラスでは1位だったので、ヤンキーと仲良くなるための自己ブランディング成功でした。

これが「真面目じゃないのに、テスト1位の奴」となり、ブランディングが様々な錯覚資産を生み、「真面目じゃないのに、テスト1位で野球部で野球が一番うまい奴」と。笑

部活に関しては数値では測れないので、部活の中身を知らない人が勝手に想像して言いふらしてくれたんでしょうけど。

当時仲良くなった彼らは、本当に今でも定期的に集まりますし、最高な出会いをしたと思っています。


これは決して、当時のヤンキー仲間をターゲットにした場合以外にも適応できると思っています。

親しみやすさ × 圧倒的な実績 = 最強なブランディング

だと勝手に思っています。



最後までお読み頂き、ありがとうございます。






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