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エッセイに込めた想い

 7/17から、私の初のエッセイとなる『ひかげのたいよう』の販売が開始となる。今日はクラウドファンディングの準備もあって、zoomミーティングに参加したのだけれど、そこで気づかされた“当たり前過ぎること”。それは

どうしてこのエッセイを書こうと思ったか

という、私の初心だった。

 私は大学2年の頃から何かわかんないけど上手く生きられなくなって、休学や精神病棟への入退院を繰り返し、23歳で抑鬱状態と診断される。けれど本当の原因は母親による虐待や、それによる家庭の機能不全だった為、どんなに治療に励んでも一向に回復の兆しは見えない。
 そして、37歳の時にやっとの思いで信頼できる医師にめぐり逢い、複雑性PTSDとの診断を受けてトラウマ治療に取り掛かることとなった。この14年間で私が気づいた3つのこと。それは…

1、私のように正しい診断が下されず苦しんでいる人は少なくないはず。

2、信頼できる医師に出会えるのは奇跡に近い。

3、ようやく正しい治療にありつけたとしても、時間とお金がかかり過ぎる。

 私はだいぶ恵まれていた方だ。そんな私でも今まで辛かったのだから、もっと苦しみながら必死で今日を乗り越えている人がたくさんいる。私たちは被害者なのに、辛い過去を思い出すしんどい治療にも、高い治療費を払っていかなければならない。もっと自分の為に使ってあげたかった時間を費やしてまで。

「そんなのおかしい!!!」

 そう思ったのが、このエッセイを書こうと思ったキッカケだった。それを今日改めて確認させていただけた、貴重なミーティングだった。

 今後の活動について簡単に纏めておこうと思う。

◾️7/10〜◾️
注文受付開始(Instagramにて)

◾️7/17〜◾️
『ひかげのたいよう』¥700-  販売開始

◾️7月下旬◾️
ラジオ番組 775ライブリーFMさんの番組内で、エッセイ販売の告知をさせていただきます!

◾️時期未定◾️
厚生労働省の議員さんへ、複雑性PTSDの治療費軽減についてお話しさせて頂くことに!

◾️8/1〜◾️
CAMPFIREにてクラウドファンディング開始!
定職に就けない割には、治療費は嵩む一方。そこでエッセイ作成費用を集める為にクラウドファンディングに挑戦!

 『ひかげのたいよう』が、1人でもいい、誰かの心に燈を灯せたら、その時初めて私の人生がより一層輝けるものになると思っている。

 何だよ、自分の為かよ。

とガッカリしているそこのあなた。訂正はしない。でも誰かの為に生きたいと思うのも本心なんだ。だって私は雪柳だから、風に吹かれれば踊るように揺らめいて、小さくても純粋な白い花びらであなたの視界を埋め尽くす。繊細でありのままの私なんだ。

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