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「気持ち悪い」感情の正体

ここ数年、出会う男性に「気持ち悪い」と思ってしまうことが多くあった。もちろん、全て別々の人間だが、私が感じている「気持ち悪さ」の種類は同じだったように思う。

スピを取り入れるようになってから、私にはひとつの確信ができた。

人生で起こることの全てが自分の反映

よく、引き寄せの法則なんて言うが、私は自分のレンズ(感性)で世の中を見ているのだから、見方が変われば世界が変わると思っている。

もちろん、起こった事象によっては「自分の反映」とは思いたくない場合もある(こいつと私が似ているなんて思いたくない!など)。ただ、大きく感情が動かされる出来事は、それが自分的によくても悪くても、大きな気づきが隠されている気がしてならない。

男性に感じる「気持ち悪さ」は、私に様々な感情をもたらす。分析して何か気づきたいと思っている。

※男性には不快に感じる記述もあるので、あらかじめ断っておくが、この記事は私がある一定の男性に対して感じる感情の分析がテーマである。そのため、男性を糾弾するつもりはないことを明言しておく。

なよなよしている

まず、私が出会い「気持ち悪い」と思った男性の全てにそれが当てはまる。頼りなくて、何かに怯えながら行動しているような印象だ。

私の経験で一番端的な例を挙げよう。

その「なよなよ」は、前職(銀行)で2年半お世話になった上司だ。

彼は支店長という立場にありながら、「極力接客したくない」という姿勢だった。客が来ると、さっと下を向いて何か作業をし始め、「忙しいですよ」オーラを放つ。

また、決断力もない。イベントの内容や、商品アプローチの話し合いも「他の支店ってどうやってるの」しか言わず、決まりかけると「念のため、本店にこれでいいか確認しよう!」と振り出しに戻す。

そんな中、私が客から理不尽な理由で長時間にわたり怒鳴られる事態が発生した。客の方も、「上の人間は出てこないのかよ」と後ろに座る彼をチラチラ見ている。明らかに出番である。

しかしなんと、そんな状況でも、彼は頑なに下を向いたまま!

このままではまずいと思い、私は思い切って「支店長、お願いします!」と声を掛けた。とりあえず出てくれと引っ張りだし、客をなんとかなだめ、帰ってもらった。

休憩時に思い切って聞いてみた。

「お客さん嫌いなんですか?」

意外にも、彼は話しかけられたことそのものが、嬉しそうだった。自分にとって聞かれたくないことを聞かれている割には、意気揚々と話す。

「そもそも、接客向いてないんだよね!お客さんってわがままだし。早く本店に異動したい。人と接しない仕事がしたいな」

自分は気が弱い自覚がある、客に強く出られたら敵わない。だから接客したくない……と言った。

私ははっきりと言った。

「誰だって怒鳴られたら怖いですよ。平気な人なんていませんよ!」

上司にこんな言い方はよくないと思ったが、きつく訴えないと改善しないと思った。

「わかってるよ?でも怖いんだもん。だったら、そういう時に堂々とできる人が相手をした方がうまくいくと思う。たとえば、あなたとか」

この時、なんだこいつ!とカチンときた。

「支店長なのだから、私がどうにもならなくなった時に助けてくれないのは困ります」

「うーん…分かってるよ!でもできないんだよ!やっぱりこの仕事向いてないよね、前の支店でも窓口の子に無視とかされたなぁ。人と関わるの、本当に向いてないな」

その後、過去の仕事で辛かった話を延々とし、私が反論すれば「うーん」と言いながら体をくねくねさせていた。

ここで初めて、私はこの人を「気持ち悪い」と思った。まず、そんなに人が苦手ならこの仕事を選ばなければいい。世の中には人と接さない職業もあるのだ。この際、どうしてこの仕事にしたか聞いてみた。

「彼女が欲しかったんだよね。学生時代、全然出来なくて。銀行だったら女の子多いし、出会いがあるかなって」

だったら接客がんばれよ!!!!

ここで「気持ち悪さ」が+された。全てが中途半端というか、「だって、できないんだもん」という態度があまりにも子供で怒りを覚えた。

その後、数年一緒に働いたところ、彼は私に依存し始め、怖い客が来たら「俺じゃできないよ…」と駄々をこねるようになった。

そんな彼を見て、失礼にも私は心から思っていた。

「なよなよ」気持ち悪い!!

極端なコミュニケーション

特別、悩みを話してもいないのに「なんでも話して」「相談乗るからさ」と言ってくる男性も多かった。

こういう男性には特徴がある。

まず、LINEがしつこい。こちらが返信しなくても、既読がつかなくても送ってくる。

朝になれば「おはよう。今日も一日仕事がんばろうね!」だの、夜になれば「おつかれ!今日は仕事でトラブルが多くて大変だった〜」、こういうのをネットの世界では「俺通信」というらしい。

「zhilianは優しいから、ストレス溜めてないか心配だな。なんでも話聞くよ。無理すんなよ。」

この記事を読んでくださっている方は、こんな奴即切ってしまえばいいとお思いだろう。たいてい、このことに悩むのは人から紹介された時だ。その人の面子を潰さないよう、最低限の礼儀とスマートなフェードアウトが必要になる。

ただし、その最低限の礼儀が命取りとなる。

彼らは、「女性と話をした」→「脈あり」という極端な発想をする。女性慣れしていないためだ。そして「この子好きだ!」となり突っ走る。思いをガンガンぶつけてくるのだ。

そして、だいたい急に告白され、お断りして終わる。

その他、告白をすっとばしてラブホに誘う者、「付き合えなくても、友達でいてほしい」と言いながら俺通信を送ってくる者、「それでも僕は諦めない!」とデートに誘ってくる者など、個性豊かだった。

残酷だが、私は毎回「気持ち悪い」と思っていた。

いい息子さん

これが一番わからない、「気持ち悪い」感情だ。

家族を大切にしているなんて、素敵なことだ。それなのに私は「気持ち悪い」と思い、お断りしてしまったことが多々ある。

だいたい、それは何気ない会話から始まる。

「先日、両親がインフルになってしまって。病院まで送り迎えしていたら1日が終わっちゃいました」

「僕はお酒が好きなのですが、叔父にはまだまだって言われるんですよ」

「母がこの曲が好きで、よく聴きます」

以上の発言には何の問題もない。家族(親族)との微笑ましいエピソードだし、彼が家族を好きな気持ちも伝わってくる。ちなみに、私も家族が好きなので気持ちがとても分かる。

こういう「いい息子さん」は大抵、目上の方から紹介され、「本当にいい子だから」と言われる。

でも、毎回「気持ち悪い」と思ってしまう。

これについては、まだ解明できていない。

同じタイプの人ばかり現れる

ここ数年、男性に対して「気持ち悪い」と思うことが多かった。それは出会いの場だけではなく、仕事など場面を選ばない。

受け身、気が弱い、不都合なことから逃げる、頑固、決断力がない、なよなよした様子、極端な愛情表現、親世代から見た「いい子」

のどれかに該当する。また、なぜかオタクが多かったのも不思議である(アニメやアイドル、歴史なと色々)。

もちろん、出会いの場では一般的に「いい男は早く売れるから、余っているのは…」とか、「あなたはいい男に相手にされる女性ですか」という話になる。

それはそれとして、気になったのが

「気持ち悪い」と思う私って何なのか?

私にとってその「気持ち悪さ」は、なぜか怒りすら覚える、激しい感情だ。しかも、その「気持ち悪さ」を何回も味わうような体験が続いている(現在進行形)。

今思い当たるのは「自分の女性的な魅力に自信がないこと」「甘えられるのが嫌いなこと」が関係しているように思う。「気持ち悪い」と自分に対して思っている可能性もある。 

スピの世界では解決するまで、同じパターンが現れるという。その感情に隠されたものに気づくと、その問題は現れなくなる(あるいは感じなくなる)のだとか。

その感覚でいけば、この感情はとても大きなヒントになるのではないか。

ちなみに、女性でもまた別で同じタイプの人が現れる。

すごく意味を感じるので、この分析は続けていきたい。













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