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僕はなぜここまで海外旅行に取り憑かれるのか

こんにちは!
海外旅行大好きサラリーマンです。

「趣味は何ですか?」
と聞かれたら、いつも
「海外旅行です!」
と答えている。

旅行ではなくて、海外旅行。
国内ではなくて、海外旅行。

これまで20ヵ国以上旅してきたが、まだまだ行きたいところは多いし、なんなら行き急いでさえいる。
人間いつ死ぬか分からないし、世界情勢やパンデミックなどの影響で、行きたい時に行けなくなる可能性が十分あるからだ。
何より今この瞬間が一番若いと思っている。
時は金成。タイムイズマネー。
身体も心も身軽なうちに行ける時にすぐ行きたい。

しかし、海外旅行は多少なりともお金がかかる。
移動も体力を使う。
コロナ明けで旅行を再開してから帰国後はぐったりだ。
(渡航先が年々遠方になっているのも往々にしてあるが…)

では、なぜこんなに取り憑かれたように行くのか?
今回は僕が「海外旅行推しの理由」を言語化してみることにした。


自己肯定感が高まる

掘り下げてみたところ、一言で言うなら
自己肯定感が上がるから

大人になると成功体験は少なくなっていくと思う。
その点海外に行くと、見知らぬ土地で、自分ですべて手配していくため、経験値→成功体験がどんどん増える。

例えば、空港から目的地に着くまでも現地では初体験だ。
言葉もわからない。
地理もわからない。
物価も分からない。
ある程度予習できるとは言え、実際に赴いてみないと分からないこともある。
まるで何も出来ない大きな赤ん坊状態(笑)

メトロを乗るにしても、チケットの買い方すらその国では経験がない。
有人販売ではちゃんと行き先を伝えられるか?
相手の言葉を理解してお金を払えるか?
無人券売機も使いこなせるか?(勝手が分からない)
そこでようやくチケットを購入できたら成功!
そして無事に目的地に着けたら大成功!

言葉面でもそう。
僕は渡航前に、最低限現地のあいさつは覚えて行く。
「こんにちは」と「ありがとう」の2つ。
現地語であいさつして返してくれたり、「ありがとう」と言って笑顔で喜んでくれたら、内心ガッツポーズ。
覚えた言葉が通じたときの喜びはひとしおだ。
それも一つの成功体験。

このように、日本では当たり前にできることが、海外では全て初体験となる。
それを一つひとつクリアすることで、成功体験が増え、経験値が上昇していく。
それが最終的に自己肯定感にもつながっていく。

スペイン鉄道renfe@マドリード
家族旅行でスペイン3都市を周遊したが、ツアーの力を一切借りず全て一人で手配した。プチ海外添乗だったが、全てをやり遂げて自信につながった。

異文化への知的好奇心〜日常から非日常へ〜

海外に行くと五感の全てが刺激される。
一言で言うと、いろいろな経験が数日に凝縮される。
まず、現地の空港に着いた瞬間(あるいは飛行機に乗った瞬間)から五感がフル稼働される。
におい、空気、人種、言語、文化、風習など、目・耳・鼻に一気に押し寄せる。
とにかく新鮮!楽しい!

現地の人とのやりとりも旅の醍醐味の一つだ。
一緒に長い時間を共有すると言った絵に描いたような交流はしないが、
日本とは全く異なる習慣やバックボーンを持つ人と、ハローでもサンキューでも何でもいいから、こんな簡単なやり取りをしただけでも、世界と繋がれたと言う感覚が嬉しい。
言葉は全く分からないけど、笑顔は世界共通だと思っている。
あくまでも言語は相手に何かを伝える手段の一つであり、分からなくてもその場の雰囲気で何とかなるものだ。

インドはこれまで行った国とは全く違った光景で、とても濃ゆい旅となった。

人生経験が深まる?

海外に行くから人生に深みが生まれるのではない。
海外に行かなくても人生に深みは生まれる。

しかし海外に行くと、日本では起こり得ない出来事が大なり小なり発生する。
勝手が分からないからこそ戸惑うこともある。
それも全て自分で解決・受容していかなければならない。

日本とは価値観も文化も慣習も考え方も全て異なるため、「日本だったらこうなのに!」という言い訳は通用しない。
日本の常識は世界の非常識。
あらゆることに適応・対応・受容していけたときに、日本との違いを楽しんでいる自分がいる。
そして何でかよく分からないが、キャパシティが増えたような気がして、「自分って成長したな!」と思えたりする。
結果、様々な経験を積めるからこそ、多角的に物事を考えられるようになると思う。

ホテルの朝食が7時からとのことだったのでオンタイムに来たが、まだ準備中だった。
結局20分後にオープン@ウズベキスタン
こんなのはまだまだ可愛い方ですね。

番外編:物事の本質について考える

メディアやネットなどに触れると、媒体側が意図する内容を伝えるために、表現を誇張したり、そのシーンばかり映したりする。
特にネガティブな情報は、「●●は危険だ」「●●は良くない」というイメージを先行し、受け手側をマイナスイメージへと印象操作する。
報道されている内容は事実であるが、それはほんの一部であって、すべてがそうとは限らない。

偏見や先入観もそうだ。
ステレオタイプに踊らされて、あれこれ意見を言う大人は信用できない。
もっと物事の本質を見なければいけないと思う。

旅行の話ではないが、2011年の学生時代、僕は中国に留学していた。
この頃は、前年に尖閣諸島を受けて、デモや日本製品不買運動、日本に関連するレストランや工場などを襲う報道が連日行われていた。
この部分だけ切り取ると、「中国はすごく危ないところで、中国人全員が反日で、日本語を話すとボコボコにされる」と思う人も無理はないと思う。

僕の留学先は中国の東北地方というところで、歴史的に見ると満州だった。日本統治時代の影響を受けているため、反日的な人が多いという思い込みがあった。
でも実際はその逆で、日本や日本人に好意を持っている人ばかりだった。
一年間中国にいたが、日本人だからと言う理由で嫌な思いをしたことは一度もなかった。
中にはご年配の方で日本を尊敬する人もいた。
「中国国内には色々な問題があるけど、日本は発展していて、真面目で礼儀正しい方が多い。私たち中国人は、日本人に学ばなければならないところがいっぱいある」と。

中国人に限らず、韓国人も政治と民間人は完全に分けて考えている人ばかりだった。
韓国のクラスメイト7人と一緒にハルピンに旅行した時のこと。(韓国人7人、日本人1人)
ハルピンには安重根博物館がある。
韓国人にとって安重根は、日本統治時代から独立するために伊藤博文を射殺した英雄的存在。
有名なハルピンの観光スポットを回り終えたところで、何やら韓国人が相談している。
彼らが言うに、「これから私たちは安重根博物館に行きたい」と。
「歴史は歴史。過去は過去。それでも私たちは好朋友(ハオポンヨウ=親友)であることには変わりはないよ。」と言ってくれた。

どの国にも自分とは合わない人がいるが、その分良い人もいっぱいいる。

百聞は一見にしかず。
特に中国や韓国は、マイナス報道が比較的多いが、単一的な情報やステレオタイプ、自身の物差しだけで判断せず、総合的に考えることが大切だ。
僕個人としても、あまり人の話は鵜呑みにせずに、自身の目で見た
もの・感じたものしか信じない傾向にある。


途中スケールが少し大きくなってしまったが、以上、僕が海外旅行推しだと思える理由を出来うる限り言語化してみた。

海外旅行に行ったことがない方にとっては、少しハードルが高いと感じてしまう部分もあったかもしれないが、旅行会社主催のツアーも積極的に検討していただきたいと思う。
海外に出ることで、自分の知らない新たな世界がきっと開けてくるはずだから。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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