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【甲状腺がんの話 #11】退院直後の生活と薬の副作用

退院後の生活

退院後はとても疲れやすいです。
これは以前の入院時にも実感していたので、はいはいやっぱり体力落ちてますね、くらいの感覚。
1日起き上がっているのが辛くて、昼寝を挟むのがしばらくの日常になっていました。

が、日常生活に大きな支障はありませんでした。
私の場合、この時点ではまだがんと診断もされていなかったので、退院時の薬の処方もありませんでしたし、シャワーだけじゃなく湯船に浸かるのもOK。
主治医からも、日常生活の制限は何もないので普段通りに過ごしてくださいと言われての退院でした。

影響と言えば、しいて言えば、食事がとってもゆっくりになったことくらいでしょうか。
退院したその足で、O戸屋でランチをしたのですが、一緒にいた両親がすべて食べ終わったときに、私はようやくサラダを食べ終わったくらいの遅さでした。
でも完食できるくらいには、元気です!
退院後数日は親も休みをとってくれていて、買い物など家事の手伝いをしてくれる予定だったのですが、それも、大丈夫そうと断ったほどです。
退院2日後には顧客とオンライン会議をしていましたし、退院翌週には、ミュージカルを見に行ったくらいには、日常がかなり戻ってきていました。

謎の蕁麻疹?

ただ、退院翌日くらいから蕁麻疹のようなものが出始めました。
退院後は服薬もないし、普段、蕁麻疹が出やすい方でもありません。珍しいものも食べていない……
生活環境が変わったことのストレスかなあとも思いつつ、でも、かゆくて夜起きてしまうくらいなので、病院に行くことにしました。
行くなら当然皮膚科。ただ、退院後2日程度で、勝手に近所の皮膚科に行ってしまってよいのかがわかりません。
入院中の何かや手術の副作用的なものだったら、主治医のところに行くべきだし、でもそれだと蕁麻疹なのに耳鼻咽喉・頭頚部外科に行くことに。どうしたらいいのかの判断が難しい……
これ、術後あるあるみたいですね。
身近に手術を受けた人が数名いるんですが、「免疫が落ちると色々なところに謎の症状が出るけど、原因もわからないし診療科が違う主治医のところに行くのがいいのか、勝手に近くの病院に行ってしまっていいのかわからない」は、「わかる!」と盛り上がるあるあるネタです笑

さて、退院時に「何かあれば外来に電話を」と言われていたものあり、一旦、外来に電話してみました。
・蕁麻疹のような症状が出ている
・近所の皮膚科に行ってしまってよいか?それともそちらへ行った方がよいか?
を聞くと、入院中の何かが原因の可能性もあるので、念のためこちらへ来てくれ、と言われました。

さて、その日は主治医のいない日だったので、同じチームの先生が見てくれました。
入院中の薬による「薬疹」の可能性が高いとのことで、そのまま皮膚科への紹介をしてくれました。
大学病院だと、同じ病院内で行き来できるし、カルテも閲覧してもらえるのがいいところですね。

皮膚科の先生によると、どうやら原因は、入院中に飲んでいた薬の可能性が高いとのこと。
第8回の記事でも書きましたが、入院中に抗生剤の点滴が漏れてしまい、最後の2日は毎朝晩の点滴の代わりに抗生剤の飲み薬になりました。
どうやらその薬で薬疹が出る人がたまにいるらしいです。
普通は飲んでいる間に薬疹が出るけど、ごく稀に、飲み終わってから薬疹が出る人がいるそうで。
10日後に主治医の外来が予定されていたので、同じ日に皮膚科の予約もとってもらい、その日までのかゆみ止めの飲み薬と、塗り薬を処方してもらいました。
結局2~3週間くらい症状が続き、大変でした。かゆいって地味につらい。

退院後の最初の外来

退院後最初の外来予約は、退院後翌週に入っていました。
そこで、摘出した腫瘍の病理検査の結果が出るとのこと。
日常の生活が戻りながらも、どこか緊張していたような気がします。

結果はこのブログのタイトルの通りなのですが、まとめてまた次回の記事で。

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