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古代のカミを求めてシリーズ

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古代信仰や、信仰の在り方、勉強した後の仮説など。 主に神社関連の記事を書いています。
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記事一覧

古代のカミを求めて③-下

さて、前回は狩猟民族が何故消えたのか、何故忘れられているのか、何故農耕と関係しているのか、という所で切った。今回はそれについて詳しく説明を加えていこうと思う。

まず、農耕民族は稲を育てる。それには田畑が必要なので、開拓し、田を作り、様々な手を加えながら、最後には米としてそれを献上するなり、食したりする。それが日本の文化だ、生き方だ、と言う方もいるかもしれない。しかし、私はあえて当たり前になったこ

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古代のカミを求めて③-上

さて、四月二十三日(月)またあちこちに出掛けてみた。

熱田神宮
御祭神は天照大神(アマテラス)
その他、素盞嗚尊(スサノオノミコト)、日本武尊命(ヤマトタケルノミコト)など五柱。
春もたけなわな四月の熱田神宮は、様々な神社が集合していて 歩いているだけでとても楽しかった。

アマテラス、とは日本神話に出てくる最上神で、アマテラスといえば伊勢神宮に祀られているのではないか?と思う人もいることだろう

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古代のカミを求めて②

古代のカミを求めて②

そもそも、私が古代の信仰を勉強したいと思う様になったきっかけは、諏訪大社に出逢ったことだった。諏訪大社、と言えば知らぬ人はいない位の有名な神社で、御柱祭、御神渡りなどと言った神事と現象は様々なものに影響を与えていると思う。私もそんなモノらに惹かれて諏訪大社を、古代信仰を勉強するようになったのか、と言われたら 実はそれは少し違うのだ。

ミジャグジ様という土着信仰の神様がいる。
ミサグチ、ミジャグシ

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古代のカミを求めて①

2018年4月20日、少しの縁があり、大縣神社と田縣神社に詣ってきた。
どちらもただの神社で 互いに関係がないと思っていたのだが、どうも祭神としては大縣神社のほうが上で、少しだけ繋がりがあるのではないだろうか。個人的には尾張地方開拓の神とされるカミを祀るのが大縣神社で、そのカミの子孫を祀っているのが田縣神社のように思う。

〈田縣神社〉

御歳神(ミトシノカミ)
 玉姫命(タマヒメノミコト)

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