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「大丈夫?」は、全然「大丈夫」じゃなかった話
<おじさんDX Vol 15>
私は「大丈夫」という言葉を、実に多用していた頃があります。
例を挙げると、「相手を気遣って」使っていました。
✅goo辞書による大丈夫という言葉の意味
[名]⇒だいじょうふ(大丈夫)
[形動][文][ナリ]
1 あぶなげがなく安心できるさま。
強くてしっかりしているさま。
「地震にも大丈夫なようにできている」
「食べても大丈夫ですか」「病人はもう大丈夫だ」
2 まちがいがなくて確かなさま。
「時間は大丈夫ですか」「大丈夫だ、今度はうまくいくよ」
[補説]近年、形容動詞の「大丈夫」を、必要または不要、
可または不可、諾または否の意で相手に問いかける、
あるいは答える用法が増えている。
「重そうですね、持ちましょうか」
「いえ、大丈夫です(不要の意)」
「試着したいのですが大丈夫ですか」
「はい、大丈夫です(可能、または承諾の意)」など。
[副]まちがいなく。確かに。
「大丈夫約束は忘れないよ」
この「大丈夫?」と聞かれた際に、大丈夫ではありませんとは、なかなか言いにくいのが本当のところです。
そんな私も「大丈夫か?」と聞かれると、脊髄反射のように「大丈夫!」と答えていました。
「大丈夫?」と聞くことは、『大丈夫です!』と答えるのを期待して聞いているような気が。するのです。
考え過ぎですか。
✅転勤者が来たとき
夫婦共働きで、お子さんが大学進学前。
そのようなお金が、これら必要になる時期に単身赴任をしてきたのです。
その従業員が「転勤」してくると聞いた私。
(単身赴任時での節約生活の経験アリ)
私:『転勤させて大丈夫なのですか?』
会社:『転勤は本人確認済みで大丈夫!』
会社:『転勤は大丈夫か?』
本人:『転勤は大丈夫です!』
各自「大丈夫?」と確認をしています。
✅何も「大丈夫」じゃなかった
✅この従業員は、転勤に際し家賃補助の増額のみ。
✅単身赴任初期から生活費に困ります。
✅当初1年間という約束が、赴任期間が延長。
✅4月には子供が遠方の大学へ進学。
「本人」「奥さん」「子供」と三重生活に突入します。
各自が問いかけるべき内容
✅単身赴任はそれでなくても負担が大きい。
✅二重生活によって金銭面が圧迫される。
✅現状の収入で生活するには、手当が必要。
✅赴任予定期間が延長されると生活設計が崩れる。
「確認しない方が悪い」と言われればそれまでですが、
その従業員も会社を辞める事になるとは、思いもしなかったでしょう。
「大丈夫か?」と聞かれても、安易に「大丈夫です!」と返答しない方がいいと思いました。
そんな おじさんのお話でした。
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