すぴ。

雑記帳、日々思ったこと、見たことを書いていきたい。

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最近の記事

小さな異文化交流。

私は中学から大学まで、常に部活に熱心に取り組んでいたのだが、全て全員で作り上げる音楽系の部活だった。パート争いなどもなく、むしろフラットな関係であることが大事だった。だからといってユルユルと取り組むのではなく、真剣に練習していた。 9年間もそのような世界で生きていたので、これを当たり前のことだと思っていた。 それから時は流れ就職すると、たまたま同期に大学の後輩がいた。彼とは面識がなかったが、話しているうちにその事実が発覚した。また彼は大学までずっと運動部で熱心に部活に取り組

    • 連帯責任がキライだった頃の話

      私は公立中の出身だ。 とても落ち着いた、治安の良い地域だ。しかし、なぜか私の中学の、私の学年だけ、かなり荒れていた。 どのくらいかというと、 ・雨の日は傘が折られるので、傘立ては係が鍵のかかる部屋に運ぶ ・地域で万引きが起こると、どうせうちの中学のうちの学年だろうと思われる ・公園で騒ぎを起こし、生徒が出禁になる こんな状況なので、よく問題が起こり、「明日は学年集会なので早く来ること」なんていうのもザラだった。 そして、そこで教師から話される内容は、いつもいつも同じ。 「我

      • 2021→2022

        昨年、修論発表を終えた勢いでnoteを開設したものの、ほとんど投稿していない。 本当に逃げたいと思いながら大学に通い、周りの助けにより奇跡的に修了出来た、そのことをどうしても書きたかったんだなと、改めて思う。 今、久しぶりに読み返してみたけれど、かなり恥ずかしい。 あれから約1年。私にとってはとても辛かったあの場所から離れてみて、心境の変化がある。まるで関係のなさそうな趣味に関しても。 あの記事を投稿してから、人生最後の長い春休みを過ごした。その期間に、大学の友人たちと

        • 「概ね」を使わないでみる

          前の記事をツイッターに載せたところ、たくさんの人が読んでくれた。感想をツイートしてくれた人もいる。少し恥ずかしかったけど、公開してよかった。 皆さん、ありがとうございます。 今回はある言葉について考えたい。 「概ね」と聞くとどんなイメージだろうか。 たとえば「概ね良い」と言われたら?ほとんど問題ないという意味に聞こえるかもしれない。 私の大学の指導教員は、修士論文などの添削依頼をメールで送ると、ほぼ必ず「概ね良いと思います」と返してきた。 もはや学生の間でお決まりのことと

        小さな異文化交流。

          大学院を修了した。

          正確にはまだ在学しているけれど、先日修論発表を終えた。 とても長く感じた、しかし、ある意味ではあっという間の2年間の大学院生活を、無事走り切ることができた。 なんとなく、大学院で得たことって何だろうと考えた。 私の結論は、「挫折」である。 ーーー話は3年前、研究室配属面談に遡る。 先生に聞かれた。 「もし、この研究室に配属されなかったらどうする?」 全く考えておらず、言葉に詰まっていると、重ねて問われた。 「これまで何もかも思い通りだったの?」 ………………そんなこと

          大学院を修了した。