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父から子供達へ伝えたい『7つの習慣』番外編③:さまざま 〜道がひらいてたので、チト寄り道します〜

どうも。
末っ子が電話口で「ユニバーサルスタジオジャパン」というフレーズを出して来たので、「あ〜、USJ?」と返した所、「違う!ユニバーサルスタジオジャパン!」と返され、しばらくフリーズしたzero-oneです。

聴く力不足を痛感しております。

さて、引き続き父から子供達へ伝えたい『7つの習慣』シリーズもついに第6章に入っていきます。

第6章は『シナジーを創り出す』です。

この章を改めて学んだところ、僕はある本の事を思い出しました。

とてもリンクする内容だと感じたので、今回は少し寄り道して、その事について番外編として書かせてもらいます。

◎救われた一冊

思い出したある本というのは、大手家電メーカーPanasonicをを一代で築き上げた偉大な経営者である松下幸之助さんの著書で、『道をひらく』という本です。

この本は、雑誌に掲載された松下幸之助さんのエッセイをまとめたもので、初版発行は1968年なのですが、いまだに読まれ続けている、ベストセラービジネス書で、僕も大好きな本です。

僕はこの本で特に印象に残っている部分があります。

それはこの本の中の『さまざま』という部分です。

引用します

春が来て花が咲いて、
初夏がきて若葉が萌えて、
野山はまさに華麗な装いである。
さまざまの花が咲き、
さまざまの草木が萌え、
さまざまの鳥が舞う。
さまざま、よりどりなればこそ
この華麗さである。
この自然の装いである。
花は桜だけ、木は杉だけ、鳥はウグイスだけ。
それはそれなりの風情はあるだろうけども、この日本の山野に、もしこれだけの種類しかなかったとしたら、とれもこの自然の豊かさは生まれ出てこなかったであろう。
いろいろの花があってよかった。
さまざまの木があってよかった。
たくさんの鳥があってよかった。
自然の理のありがたさである。
人もさまざま。
さまざまの人があればこそ、ゆたかな働きも生み出されてくる。
自分と他人とは、顔もちがえば気性もちがう。好みもちがう。それでよいのである。
ちがうことをなげくよりも、そのちがうことのなかに無限の妙味を感じたい。
無限のゆたかさを感じたい。
そして、人それぞれに力をつくし、人それぞれに助け合いたい。
いろいろの人があってよかった。さまざまの人があってよかった・・・。

流石です。
一代で大企業を築き上げたというのも納得のいく寛大さ。

僕は初めてこれを読んだ時、丁度仕事で悩んでいる時期でした。

個人的には仕事の成績などは申し分無い状況でしたが、部下なども増えていく中で、指導や教育などが上手く行かず

「なぜ彼等はできないんだ」
「なぜそう考えれないんだ」
などと悩んでいました。

そんな時に『さまざま』を読んで救われました。

「そりゃ、皆んな違うよな。」と当たり前の事に気付かされました。

同じ作業でも、時間が掛かる人は掛かるし、考え方も違う。

例えば、お客様がいて「その方にどう対応するのがベストか?」という考え方も違う。

人は多くの場面で、『自分が正しい』と思い込み、自分と違う意見や考え、やり方などを否定しがちになるのですが、そもそも10人いたら

10人のやり方があり、10人の経験があり、10人の考えがある。
正に十人十色とはこの事です。

そんな当たり前の事に気付かされたのです。

それに気づいた時、スーと心が楽になりました。

そりゃそうです。

だって、それまでの僕は周囲の多くの人を
『自分と同じ考え』
『自分と同じやり方』
『自分と同じ結果』でないといけない。
と絶対的に無理な事を実現しようとしていたのですから・・・

みんなちがってみんないい♪という曲がありますが、「ホントそうだよなぁー」と感じます。

だって、我が家には

同じ両親
同じ家
同じ環境
同じ学校

なのに、それぞれ中身は全く違う感じの子供達が4人もいますからね(笑)

みんなちがってみんないいんです。

7つの習慣『第6章シナジーを創り出す』はまさにこんな感じの事が書かれています。
 
改めて『シナジーを創り出す』について考えたら『道をひらく』を思い出し、道がひらいていたので、チト寄り道させてもらいました。

以上。番外編③でした。

ではまた。



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