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映画感想『どん底作家の人生に幸あれ!』

原題「THE PERSONAL HISTORY OF DAVID COPPERFIELD」

◆あらすじ◆
父を早くに亡くしながらも、優しい母と家政婦と3人で幸せに暮らしていた少年デイヴィッド・コパフィールド。しかし母が暴力的な男と再婚したことで人生は一変。都会の工場へ売り飛ばされ、強制労働を強いられる。おまけに里親は借金まみれの極貧男だった。それでもたくましく成長したデイヴィッドは、母の死をきっかけに工場を脱走し、唯一の肉親である裕福な伯母のもとに身を寄せる。そして伯母の援助を得て上流階級の名門校に通い始めるデイヴィッドだったが…。


子供時代から青年までの期間をまるで舞台紙芝居?みたいな雰囲気で次から次へと展開していくからかなり目まぐるしい。
それを本人が語ると言う作りでくるから彼の感情が時代が変わる毎になんだか飛びまわっちゃって色んな説明がちょっとややこしい感じになって完全に振り回される感あった。

なんか面白いとか面白くないって感じる前に脳味噌が忙しくてせわしなさに翻弄された。

それで疲れちゃったのかはたまた午後の回で昼飯後だったからか途中でちょっと眠気が・・・でも予想通り俳優陣は最高だった!

ピーター・カパルディとヒュー・ローリーの【老ミスター】がヘンテコお爺を難なくこなして魅力あふれるお惚けぶり!これマジ好き❤

実はこんなにカッコイイのに₍₍ (̨̡ ‾᷄♡‾᷅ )̧̢ ₎₎

ヒュー・ローリー演じるミスター・ディックの「凧は動詞だからな~」は名台詞?!(笑)
ティルダ・スウィントンとのコンビが絶妙でやられっ放しキャラがイイんだよねぇ。

ミスター・ミコーバー役のピーター・カパルディは『愛に囚われて(1994)』と言うティム・ロス主演の作品で出会ったんだけど最近ではドクター・フーだよねぇ~・・・観てないけど。
今作ではスッゴクイイ味だしてて借金に追われながらもデイヴィッドを世話したり最終的にはちょっとたかってみたりとなかなかいいキャラしてたね。

ミコーバ―夫人は私の観る映画には欠かせないと言っていいほどの女優ブロナー・ギャラガーが演じてるんだけど今作でもインパクトある脇役として凄く良かった。

それと久しぶりに観られて嬉しかったのがデイヴィッドの親友スティアフォースを演じたアナイリン・バーナード。「契約破棄していいですか?」以来観てなかったからちょっとふくよかになった感じでオモシロイ青年を演じてた。

もちろんティルダのイカツイ淑女ぶりもベンのキモキャラも絶品!

とにかく変人ばっかり出て来るからその点では飽きない。
あと、人種お構いなしのキャスティングに惚れ惚れ!これぞDIVERSITY!!

それと今作は特に男性の衣装が素晴らしかった❣️

もうそこばっかみちゃったわい。
どれも超キュート!!


久々のイギリス英語に浸った2時間。


2021/02/16



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