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『ボヘミアン・ラプソディー』再鑑賞


このライブ・エイドの演奏が終わって観客に挨拶した後、フレディが背後のメンバーを振り返るシーンが堪らなく好き❤

2回目の方が気持ちが楽なせいか更に泣いちゃった。

やっぱり役者のチカラが大きいなぁって改めて感じたよ。
だってエンドロールの実物の映像が流れても違和感が全く無いんだもんな。
むしろフレディが一番似てないくらいで彼らが完璧に演じてくれてるから観客はあそこまで感情移入が出来るんだと思う。

それと、改めて完全な事実じゃなくても物語としてそれを昇華させる構成が良いって思った。これ、もし編集までブライン・シンガーがやってたらどうなったかな?なんて途中で思ったりしてね。むしろ監督代わって非常に素直な感じになったんならそれはそれで良かったんではないかな・・・とか思ったり思わなかったり。結果オーライってこの事。


プレス・カンファレンスのシーンはやっぱりムカついた。
あそこまで攻めて人の人生(プレイべート)に土足で踏み込んで来るって頭おかしいよな。セクシャリティがどれほどの問題なんだって話だよ!!
あのクソ女パツキン毟ってやりたくなったわ!!

セクシャリティと言えばメアリーはやっぱり素晴らしかったな。

↑↑この時点でフレディのセクシャリティに気付いてたと思うけど自分が彼に惹かれて行くのも事実で…恐らく初めは肉体的な関係に至らなくてもイイって思ってたと思う。でも自分の性に迷いがあったフレディの誘いに躊躇いながらも応えちゃう事があの後々の「あなたはゲイよ」発言に繋がると思うんだよね。

騙し騙し付き合って来てお互いにこの先の自分に対して嘘を吐くのはやめようって、人生を自分に正直に生きる選択をさせた愛情がフレディを守護神の様に陰から見守る存在として自分を成立させてるのが凄いって思うわ。
以前に観た「フィリップ、君を愛してる」の元妻がやっぱりそうだった。夫がゲイだと解ってもひたすら応援して支えたその人間愛に感動するんだな。

あとこの映画が楽しいのはやっぱりQUEENのメンバーの一人一人の頭の良さとか考え方のぶつかり合いとか何でも言い合う信頼関係だと思う。
フレディがソロになって出戻る時の集合シーンとかホント好き(๑˙❥˙๑)
いつも遅刻してくるフレディへのちょっとした罰を与えてる辺りが可愛過ぎる❤

あと『ボヘミアン・ラプソディ』を売り込みに行った事務所のシーンも好きだな。
自分達の音楽に対する信念がブレないのはホント観ていて気持ちがイイんだよな。
だから【QUEEN】てジャンルなんだって納得させられちゃうもん!
( ✧Д✧) キラーン

それと今回結構好きだったシーンはフレディが新居をロジャーに見せるシーンかな。

この二人はメンバーの中でも結構つるむ事(一緒に居る事)が多かったみたいで、でも寂しがり屋のフレディの誘いを家族が居るからと断るロジャーに対してホントに寂しそうに「ダメ?ホントにダメ?」って感じで縋るフレディの表情が切なくてね。メアリーの電気スイッチON/OFFシーンと重なってしみじみしちゃったよね。

いろいろワガママで自分勝手だけどそういう所が放って置けないんだろうな。

そうそう、あのフレディが母船から離脱する事を告げるシーンはカットされそうだったらしいね。でもブライアンとロジャーが死守したって。
あのシーンはほぼアドリブだったらしいけどフレディらしさがとても出てるって言ってた。

今回は確認事項が幾つかあって一つはジョン役ジョセフ・マッゼロのイギリス英語。大変だったらしい。
これははめちゃ頑張ってた!まぁ結構ブライアンなんかよりは台詞少な目だったけどねww

もう一つの課題、カメオのアダム・ランバートは風貌は絶対に判らんが眼だけがエロ気…(笑)


BD📀にライブ・エイド全編と日本のライブシーン入れて欲しいです!


【3回目】

今回はジム″マイアミ″ビーチ氏に注目!彼はQueenの一番のファンで理解者と言う雰囲気をトム・ホランダーが好演してくれてる事に感謝。楽曲シーンはずっと口ずさんでて同じ気持ちでこっちも口ずさんじゃってる感あってもうこの映画は【一体感】が物凄いんだって改めて感じた次第。母船に戻るOFFICEのシーンは大好きだ。ブライアンとジョンの頭の良さと冷静さも大好き!!


【4回目】

観れば観る程細かい演出にハッとする。フレディの生き方は他の何者でもない【自分】と言う存在の肯定。未来しか見ない姿勢。そしてそれを受け入れ、信頼し合う事を選んだバンドのクレバーさが素晴らしいのだ。

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