『フォードvsフェラーリ』
原題「Ford v. Ferrari」
◆あらすじ◆
ル・マンでの勝利を目指すフォード・モーター社から依頼を受けた、元レーサーのカーデザイナー、キャロル・シェルビーは、常勝チームのフェラーリ社に勝つため、フェラーリを超える新しい車の開発と優秀なドライバーの獲得を必要としていた。シェルビーは、破天荒なイギリス人レーサーのケン・マイルズに目をつけ、一部上層部からの反発を受けながらもマイルズをチームに引き入れる。限られた資金と時間の中、シェルビーとマイルズは力を合わせて数々の困難を乗り越えていくが……。
友情
家族
勝敗
企業
利益
愛
嘘
シャレ
陰謀
etc・・・
レース映画ではあるがその描写の中に数多くの事が描かれてる。
あれだけ詰め込んで嫌気の一つも差さないなんて凄い!!
レースに勝つ事と利益を得る事、そして企業のプライドとお国柄の対比や対照。
これ観て思ったのはいろんな意味で会社や企業、組織なんて信用出来るのか?ってね。
結局、宣伝効果で利益が出なければ成り立たないって事だし利益度外視で企画されるものなんて皆無だって事!
車が好きでレースが好きででも金は無い・・・
レースに出たいけどより速い車は自分で作るしかない、そして整備も運転も己の腕を磨く事必須。
そんな頑なに車を愛する男達の描き方が物凄くイイ❣️
その反面、フォードと言うアメリカ最大の車ブランドが会社生命を賭けた勝負に出る。
でもその内部構造がまぁ頂けないわな。
そんな事やってっから潰れるんじゃい!って言いたくなる。
ヒールだけどジョシュ・ルーカス演じるフォードの副社長レオ・ビーブが最高に良かった。
クライマックスの【ル・マン】での嫌がらせの攻防みたいなのが結構面白いんだけどね。
それとマット演じるシェルビーのお茶目イタズラ行動も目が離せない・・・イタリア製のストップウォッチはアメリカ製より緻密かな?ww
緻密であってほしいぞ、うん是非。
とにかく人間性の描き方が秀逸!!
だから飽きずに観られたんだと思う。
だって153分だよ・・・
でもホントに夢中で観ちゃったな。
いろんな要素が有り過ぎて・・・その時その時で考える事がいちいち襲ってくるって感じ。
で、そういうのあれやこれやでル・マンのシークエンスのラストには「そーですか」ってなった。
マクラーレンなぁ・・・だ。
しかしフォード(米国)へのディスり方はなかなか笑えたわ。
時に才能は儚いものでもある、開花させるのは至難の技。
やっぱ生き方だなぁ。
このシーン好きだった↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
2020/01/16
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