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『ビールストリートの恋人たち』

原題「If Beale Street Could Talk」

◆あらすじ◆
舞台は1970年代のニューヨーク。幼馴染として幼い頃から共に育ち、強い絆で結ばれた19歳のティッシュと22歳の恋人ファニー。互いに運命の相手を見出し、幸せな日々を送っていたある日、ファニーが無実の罪で逮捕されてしまう。二人の愛を守るため、彼女とその家族はファニーを助け出そうと奔走するが、様々な困難が待ち受けていた…。


差別の実状と深刻な黒人冤罪を描きながら不当に失われた家族や愛、新たな命の物語をボールドウィンの小説さながら叙情的に映し出す繊細さが美しい作品。

過去に作られたこの手の作品とは確実に異なるアプローチだ。

感情が静かに沸々と胸の中を浸食する様な感覚がある。

『ムーンライト』の心象表現を更に昇華させ、70年代の色彩や香りが要所で流れるJAZZYな音楽とも溶け合ってる。


まぁ、このシーンだけは「傘、ちっちゃっ!」って呟いたけど(笑)


ただ、個人的には『ムーンライト』の方が好きだったな。


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