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人生の点数について。

「高校生活に点数を付けるなら何点ですか?」とテレビ番組で街の人々に質問したりします。それを見る度に「100点満点以外に無いのにな~」と思います。だけど「もっと勉強すれば良かった」「もっと友達作れば良かった」とか、「あんまり楽しくなかった」と不満の人が多いようで。

らせん階段は階段を進むとグルグル同じ場所を回りながら、上へ上へと登って行きます。人間の情報はDNAで祖父母→父母→自分→子→孫と受け継がれて行きますが、神様レベルに到達する為の壮大な物語。だからDNAはらせん構造なんだろうな~と勝手に思っています。

んで、人生の目的は「経験値」の獲得です。人間は一生の間に経験値を積み重ねて行きます。レベル1から数えてレベル100まで行くのは、一回の人生では無理です。だから何回か産まれ替わってクリアを目指す。これが輪廻転生の本質です。

高校生活なら、勉強に重点を置いても点数を稼げるし、部活に重点を置いても点数を稼げる。友達を沢山作るに重点を置いても稼げる。

高校を卒業して、次のステージに進んで経験値を稼いでいる人達が、街頭インタビューを受けている訳ですよ。
メチャクチャ点数を稼いで来た人達が「楽しくなかった」と言うけども、「楽しく無い時間を過ごす」って言うのもまた、高得点イベントです。

大切なのは、高校時代の経験を踏まえて、次のステージでの選択に活かす事です。みんな本能的に理解しているので、地味だった子がお化粧に目覚めて「大学デビュー」するのですよ。

「もっと勉強すれば良かった」と言う人も多いですが、「今からすれば良いじゃん」と思います。僕が日本史研究を始めたのは40歳になってからです。

人生の目的が経験値だと悟ると、人生がとても楽になります。例えば怪我や病気で入院すると「なんて不運なんだ」と嘆く人が多いですが、それもまた高得点イベントなのですよ。

ちなみに、この本質に中学生の頃に気付いた僕は、大きな病気も怪我とも無縁です。神様が「コイツを入院させても逆に喜ぶから意味無いな~」と苦笑いしているのかも知れません。

だからね、自殺したい人がいると「勿体無いな~」と思うのです。その人生は神様が組んだプログラムです。その人にとって耐えられる様に配慮されているもの。死にたいくらい辛くても、一歩一歩進めば、その先に「助け舟」が用意されている。その人生を完走したら、普通の人より遥かに高得点を獲得出来る。

それなのに、死んでしまえばその人生ゲームは「途中脱落」です。点数が稼げないどころか、そのまま地縛霊になって何百年もその場所に留まるパターンも多いです。

ちなみに、僕も修行時代に余りに過酷だったので、何度も「死んだ方がマシ」と思いました。それでも死ななかったのは、「人生を完走してあの世に戻ったら、神様をぶん殴る!」と決めていたからです。そして、本当に限界ギリギリの所で、「助け舟」の彼女と出会いました。

彼女とは出会って20年になりますが、500回以上デートして、雨が降ったのが1回だけです。いつも晴ればかりです。

さて、ここまで読んで下さった皆さんに質問です。
「皆さんの人生は、100点満点で何点ですか?」


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