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ことば 2019

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365日毎日お届けする、いいことば。 身体は食べ物で作られる、心は聞いた言葉で作られる、未来は自分の話した言葉で作られる。北原照久さんの名言は、言葉の大切さをおしえてくれます。
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記事一覧

祓えに始まり、祓えに終わる、、、

神道のことばです。

今日は、大晦日。
大掃除を計画されている方も多いのではないでしょうか。

神道の極意は、祓いにはじまり、祓いに終わることだそうです。
慢心や気持ちの緩み、憎しみや妬み、、、。
こういったことを神社でお祈りすることで、祓いを実践します。
今日は、年末の大祓に行ってみたいと思います。

今年の穢れを今年のうちにきれいにして、新しい2020年をお迎えしたいですね。

皆さまも、よい

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一隅を照らす、、、

最澄のことばです。

このことばは、
「径寸十枚、これ国宝に非ず。一隅を照らす、これ則ち国宝なり」
から来ているそうです。

径寸とは、金銀財宝のこと。
一隅とは、自分がいまいる場所のこと。

金銀財宝が国宝ではない。
自分が置かれた場所で一生懸命努力して行動できる人が国の宝である、
というのは、とってもすばらしい考え方ですね。

もし、自分のことが大したことないと思っていたらとんでもないことです

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初心忘るべからず、、、

世阿弥のことばです。

初心というのは、何かを始めようとした時の気持ち。
その時の、初々しい気持ちを忘れないようにしましょう、という意味です。

なにかを始めるときは、
「やってやるぞ!」と思い立ったときはの感情には、雑念はありません。
まっすぐに澄みきった気持ちの状態です。

そういう状態だから、初心という気持ちが生まれるのでしょうね。

社会人になったばかりの頃、
上司から毎日職場の掃除をする

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言わぬが花なり、、、

昨日も紹介させていただいた、世阿弥のことばです。

こちらが寄り添っていっても、分かり合えない人がいます。

それなのに、「なんでわからないだ!」と怒ったり、
自分の主張を押し付けばかりする。
そうすると、対立だったりマイナスのエネルギーばかり残ります。
そして、相手との関係はますます悪くなりますね。

そんなときは、「言わぬが花」です。
感情をぶつけそうになったり、口から出そうになったマイナスの

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秘すれば花なり、、、

世阿弥のことばです。

能楽の原型となった猿楽を大成させた世阿弥は、
観客にすべてを見せないからこそ感動が生まれると言っています。

舞台の演出やめずらしさは、チラっと見せるくらいがちょうどいい。
すべてを見せてしまうと、役者にもお客様のためにも善くない。

全てをオープンにすることが、必ず善い結果になるわけではないよ、
と教えてくれます。

あえて伝えないことで、
相手の想像力をふくらませ、重要

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木を植えるのは30年前がいい、次にいいのは今だ、、、

中国のことわざです。

これは、金の使い方、
必要と思った時に迷わずに自己投資したほうがいいと教えてくれます。

木を育てて売ってお金になるのは、30年前に植えていたから、
今売れるような木が育っている。
しかし、木を植えてなかったら売れません。

その次にいいのは、思い立った今に新しい木を植えることです。
そうすれば、30年後に売ることができます。

勉強も同じで、
30年前に学んだ小学校の勉強

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報われない努力はあっても無駄な努力はひとつもない、、、

誰もが、報われない努力はしたくないと思います。

私の話をさせていただくと、
大学受験の勉強をしていた時に、日本史を勉強しました。
もちろん、それ以外の教科も勉強しましたが、
希望していた第1希望の大学には合格できず、当時はがんばりが報われなかったと思いました。

就職して、全国いろいろ行かせていただくことがあると、
日本史で勉強した史跡や神社に実際行くことができます。
「あ、あの時勉強したやつだ

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学ぶことによって、思いが変わる。受け止め方が変わる、、、

勉強しても勉強しなくても、
受け取る苦労する量は変わらないと思うのです。

でも、何が変わるかというと、出来事に対する思いが変わります。

同じことが起きても、受け止め方が変わります。

松下幸之助さんは、面接の時に、
「自分が運がいい」と即答できる人しか採用しなかったそうです。

そういうことを学ぶと、
何が起きても「自分は運がいい」と考えるようになります。
怪我をしても、こんな時に怪我するなん

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孝(こう)は百行(ひゃっこう)の基(もとい)、、、

親孝行は、すべての基本だという言葉です。

親のことを考えれば、
人は悪い行いをしないようにし、善い行いをしたいと思うのだそうです。
親孝行は、すべての善い行動の基本になります。

そういえば、昔の刑事ドラマでは、
犯人が立てこもると、犯人のお母さんが出てきて説得する場面をよく見ましたね。

「人の身体は、すべて両親から恵まれたものであるから、
傷つけないようにするのが孝行のはじまりだ
両親を通じ

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世直しは余直し、、、

寺岡賢さんのことばです。

世間を正すには、まずは自分から正した方がいい。

政治が悪い、教育が悪い、親が悪い、上司が悪い、、。
人のせいにするのは簡単ですし、自分もついそういう風に考えてしまいそうになります。

そんなときは、自分も人のせいにして、行動できていないなと思い、反省です。

何事も、誰かのせいにするのではなく、自分のできることを行動する。
人を変えようとする前に、自分を変える。

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若い時の苦労は買ってでもしよう、、、

先に苦労をすることで、後で幸せを手にすることができる
ということばです。

庄内藩の武士は戊辰戦争で負けた時、
「これからの時代は、武士は刀を持つ時代じゃない、開墾して経済を豊かにしないといけない」
と思ったそうです。

そして、新しい土地を開墾していきます。

土地を区割りし、くじを引き、一番くじを引いた人から、
好きな場所を取っていい、ということにしました。

すると一番くじを引いた人はどうし

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背伸びをして視野を広げているうちに、背が伸びてしまうこともあり得る、、、

城山三郎さんのことばです。

身の丈にあった、といいますが、
目標は低すぎたら成長に繋がりませんね。

逆に、理想が高すぎたら諦めてしまう。

彼は、
少し頑張れば到達できる、背伸びするくらいの目標がちょうどいい
と説いています。

そして、それを繰り返すことで、自分でも気づかないうちに高いところにいた、
とうこともありえます。

仕事においても、
初任給は20万円、毎日コツコツがんばっていたら、

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100の苦しみがあれば、101の喜びがある、、、

北原照久さんのことばです。

夢を叶えるには、楽しそうに情熱的に語ることが大切だよ、
と北原さんは教えてくれました。

コレクションを集めるときは、お金も場所もかかるので苦しみがあるけど、
手元にきた時は、その苦しみを上回る嬉しさがあるそうです。

つらいことと、嬉しいことは紙一重。
100の苦しみがあれば、101の喜びがあると思えるから、頑張れます。

苦しそうにやってても、誰も味方をしてくれま

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Stay hungry,Stay foolish...

スティーブ・ジョブズのことばです。

あまりにも有名なスタンフォード大学の卒業のスピーチで、この言葉で締めくくっていますね。

ジョブズは15分ほどのスピーチで、
3つのポイントに焦点をあてて話をしています。

1 点と点を繋げるということ
2 愛と敗北について
3 死について

この3つのまとめとして、この言葉を使っているのだとすると、
単純に、「ハングリーであれ、愚かであれ」、ということではな

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