世界遺産「ブルージュ」
旧市街全体がユネスコの世界遺産に指定され、さらに鐘楼やベギン会修道院など2つの世界遺産を持つ街ブルージュ。 中世期には港湾都市として繁栄したこの街には、今なお当時の隆盛ぶりを伝える建造物や史跡が建ち並び、その芸術的な景観は「屋根のない美術館」と評されています。
■屋根のない美術館ベルギーの世界遺産「ブルージュ」「屋根のない美術館」、「北のベネチア」、と呼ばれ、ベルギーで最も人気の街ブルージュ。街を流れる運河に羽を休める白鳥、歴史的な建造物と昔ながらの石畳、中世とほとんど変わらぬ風景が街じゅうに息づいています。
■聖母教会
高さ122メートル、あらゆる場所からその姿を拝める町一番のノッポの建築物。1220年から着工され、完成までおよそ2世紀の時が費やされた煉瓦の塔です。
■マルクト広場
広場には町のシンボルである鐘楼がそびえ、中心には英雄ヤン・ブレイデルとピーター・デ・コーニンクの銅像が建っています。広場の周りは、ネオゴシック様式が見事な州庁舎や北海交易で財を成した商人達のギルドハウスが建ち並び、反対側にも、レストランやカフェが軒を連ねています。
■鐘楼
ベルギーの街々に残る50以上の鐘楼が、鐘楼群として世界遺産になっていてその1つが、ここブルージュの鐘楼です。中世当時、高さが高ければ高いほど、鐘の数が多ければ多いほど、その街の豊かさを物語ると言われた中で、高さ83メートル、鐘の数が47個というブルージュの鐘楼は、最も壮大豪華なものの1つと言われています。
■ヤン ブレイデルとピーター デ コーニンクの像
ヤン・ブレイデルとピーター・デ・コーニンクはフランダース地方の人物で、1302年にフランス軍に勝利した英雄といわれています。像の台座にある紋章や旗が印象的でした。
■西フランドル州庁舎・ヒストリウム・ミュージアムヒストリウムマルクト広場でひときわ立派な建物が、西フランドル州庁舎。破壊や火災によって何度か建て替えられましたが、1920年にネオゴシック様式の建物として完成。向かって右側のレンガ色の建物は郵便局、グレーの建物が、ミュージアムヒストリウム。部屋を巡りながら、15世紀当時のブルージュの歴史を疑似体験することができます。
■ブルージュ市庁舎・ブルグ広場ブルグ広場に面して建つブルージュ市庁舎は、1376年〜1420年に渡って建設されたフランボワイヤン・ゴシック様式で建てられたフランドル地方で最も古い建築の一つ!!ブルージュ旧市街でも最も古い建築の一つです。
■公文書館(旧裁判所)市庁舎の左隣りには、ルネサンス様式で建てられたブルージュの公文書館が建っています。かつては裁判所だったので、屋根の上には3つの聖人の像があり、中央の正義の像は、正義をジャッジするという意味の「計り」を掲げています。
■聖血礼拝堂(バジリカ教会)
市庁舎右横の建物は、キリストの聖遺物を収めてあることにより、特権を与えられたバジリカ教会です。
■このバロック様式の教会は1611年から1621年の間に建てられました。
■聖ヤンスハイス風車
16世紀頃は30基以上あったとされる風車は、今では、4基になってしまいましたが、1700年代に作られたヤンスハイス風車は、中を見学することもできます。
■ベギン会修道院
フランドル地方のベギン会修道院群の一つとして世界遺産に登録されているベギン会院。フランドル伯爵夫人マルグリット2世((1202〜1280年)が創設。登録されたベギン会院群の中で最も美しいと言われており、約30の白塗りの住居群が見所になります。
■ヤン・ファン・エイク広場
18世紀に整備された広場。初期フランドル派のフランドル人画家「ヤン・ファン・エイクが名前の由来。交易で富を得た富裕層などが暮らしていたエリアになります。中世の街並みを見るならこちらの広場は必見。
■ミンネワーテル公園
美しい湖ブルージュで最も美しい場所のひとつで、愛の湖としても知られています。
■ブルージュの運河
歴史的建造物と運河、橋をきれいに見ることができる場所としておすすめ。
■世界遺産ブルージュの街並み
「水の都」ブルージュは、文書の記録にも9世紀ごろから残っているヨーロッパでも有数の古都。かつて水運を通じて北海ともつながり、ハンザ同盟の町として毛織物の交易で栄え、15世紀にその頂点を迎えた。
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