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吸うと吐く

2015年に書いたブログ「吸うと吐く」を新しく書き加えてみた。

一般的に、多くの人々が腹式呼吸を練習し、吐く呼吸を長くすることでリラックスする効果を追求している。これは非常に有効な方法であり、ビジネス書でもしばしば取り上げられている。私たちの日常生活において、このようなリラックスする呼吸法を取り入れることが増えてきていることは素晴らしいことだろう。

しかし、さらに一歩進んで、吸う呼吸にも同じくらい重視してほしい。吐く呼吸が副交感神経を優位にしてリラックスとリリースに重点を置いているのに対し、吸う呼吸は交感神経を優位にしてエネルギーと活力を取り込むことに焦点を当てている。これはレジリエンスを鍛え、メンタルトレーニングにも非常に有効だろう。

深く吸う呼吸を行うと、気分が明るくなり、前向きな思考が生まれる。これは、吸う呼吸が酸素を体内に取り込み、エネルギーを生み出すからで、心と体を活性化させ、ポジティブな感情を引き出してくれる。

さらに、深く吸う呼吸は胸を開き、背筋を伸ばし、姿勢を改善してくれる。これは、特に長時間座って作業をする人々にとって有益だ。良い姿勢は自信と自尊心を高め、全体的な気分を向上させてくれる。

また、深く吸う呼吸は肩こりを軽減し、全体的な筋肉の緊張を和らげてくれる。これは、特にスマホで動画を観たり、PCでの作業などで肩に負担がかかる現代人にとって、非常に有益だろう。

日本人女性の中には、なで肩の方が多いと言われており、胸の上部で深く吸う練習をすることは、肩の力を抜き、リラックスするのに役立つ。これは、肩こりの軽減だけでなく、呼吸の質を向上させ、全体的な健康と幸せに対する素晴らしい投資になるはずだ。

深く吸う呼吸による様々な恩恵は、日常生活の質を向上させ、より健康で幸せな生活を送るための強力なツールとなる。吸う呼吸も意識して最大限に活用してほしい。

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