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海外就職はハードル高くない〜メキシコで働く(2)〜

誰が読むかわからないけど、記録として書いていく。どこかで役に立ったら嬉しい。

前回の続き。


就職までのプロセス②現地のコネや知り合いを使う

もしすでに現地のコネや友人がいれば、それを使うのも手。

よく聞く話では、企業に勤めている友人や知り合いから、「うちの会社、通訳探してるんだよね」とか「得意先が求人募集してる」とかそういうことがある。

プロセスとしては、前回書いた「エージェントを使う」とほぼ変わらず、ただエージェントのプロセスがないだけ。

また、すでに現地就職していてあることが、他社からオファーや紹介が来ること。日系の会社だと、ほぼヘッドハンティングは聞かないが、話はよく転がっている。


就職までのプロセス③現地に飛んで突撃

一番チャレンジャーな方法。
とにかくすでにメキシコへ行ったことがある人はなおさら、前回の①エージェントか②コネや友人を使うべき。

実際の生活感や雰囲気を知っているため、現地に飛んでいくのは必要ないかと。

お金と時間に余裕があって、メキシコの雰囲気を掴みたいと思う人にはこれはオススメかもしれない。

訪問中に就職が見つかれば、余裕を持って、メキシコに行くための準備ができると考える。


就職前に準備すべきこと

自分の体験談を話すので、日本にいる前提で書く。

すべきこととしては
・ビザ手続き
・住民票を抜く
・クレカなど、海外で日本の銀行カードを使える状態にする
・支払い関係の手続き
・必要物資の買い出し
・歯の治療
・PCの買い替え


ビザ手続き

基本中の基本。ほとんどの会社がビザサポートがあるため、メキシコでの手続きは会社側に任せ、日本のメキシコ大使館で面接を受けるだけ。

簡単に言いすぎたが、会社で手続きをしてもらうに当たって、移民局に書類を提出してもらい、最初にNUT(Número Único de Trámite)番号という取得する。

この番号でメキシコ大使館(MEXITELというリンク)での面接をネット予約する。

スクリーンショット 2020-06-26 8.49.34

大使館サイト内に上記があれば、そこから以下のページに飛べる。

スクリーンショット 2020-06-26 8.47.13

そして面接。会社が提出した情報との不一致がないか確認を行う。

面接で確認することといえば、
・会社名
・滞在期間
・報酬
・職務内容

うろ覚えだが、スペイン語で面接だったような。
とにかく、給料はスペイン語で言えるようになってて損はしない。

また面接時に必要な書類は
・パスポート(原本と写真ページのA4コピー1部)
・査証申請用紙
・写真1枚(縦4cm×横3cm、背景白、額と耳が出ていること、メガネなし)
・NUT番号が記載された移民局からの書類のコピー


入国後までザクッと書くと、あくまで手続きは仮ビザであるため、一時居住者用査証と同様180日の滞在権利が得られる。が、メキシコ入国後は30日以内に、住む州の入国管理局(INM)で手続きを行い、在留カードを取得する必要がある。

私の場合は、会社に手続きができる人がいたため、ただ入国管理局に行くだけであった。

※ビザ手続きについては以下のサイト参照
Leverages Carrer

住民票を抜く

これは正直どっちでもいいかと。

メリットは住民税も年金も払う義務でなくなること。

私は日本での収入がゼロになるために抜いた。 

逆にデメリットは
・日本で医療保険が効かない(全額実費になる)
・クレジットカードが作れない

現地で医療保険に入るのであれば、特に問題なし。
また、クレジットカードなどを事前に発行していればOK。

そこは個人の判断のため、「すべき」では無いが、検討すべきこと。

クレカなど、海外で日本の銀行カードを使える状態にする

最初の給料が支払われるまで、少なくとも生活費は日本円を現地通貨に換えなければならない。海外旅行に行くときはもちろん必須。

メキシコの場合は、給料は15日ごとに支払われる。そのため、メキシコにきてすぐ就職すれば、だいたい15日後には給料が入る。

やっておけばよかったこととして、よく使う航空会社のマイレージと連動してるクレカを発行すればよかったということ。

メキシコ↔︎日本間は基本的にメキシコシティと成田の直行便が毎日出ている。

アエロメヒコとANAがメインとなる。

割とANAの方が安いことが多いので、今まで3回帰国しているが、全部ANAで帰っている。そのため、ANAのマイレージがたまるカードを作っておけばよかったということ。

支払い関係の手続き

税金関係は支払うものなんで、支払える分だけ日本の口座に残しておく

奨学金は、私の場合は、日本へ継続的に現金を送ることが不可(手数料が高い理由で)なので、支払い延長の手続き。

携帯電話の契約は解約。(私の場合は解約金の方が契約月まで払い続ける方より高たったため、しぶしぶ契約を続けた)

必要物資の買い出し

日本食は「今はいらない」と思っていても買い込む。

乾物がオススメ。軽くて、使いやすい。

こういうやつね。

個人的にオススメがひじきと乾燥わかめ、出汁パック


正直、味噌や醤油などなど、結構ほとんどの日本食はメーカーにこだわらなければ、メキシコだと余裕で揃う。

日本食のスーパー、中国系、韓国系が揃っているため、全然困ることもない。

ここで買っておくべきものは
書籍(電子書籍でも良いが、盗まれる危険性を考慮し、持ち歩くようは実際の書籍をオススメする。)
電化製品(海外で使用できるか確認。こっちでも買えるが、若干高い)
PC(言うならばキーボード。日本語のキーボードはない)
SIMフリーのスマホ(携帯会社の料金も安いし、海外旅行に行くには、もうSIMフリースマホなしでは無理。ちなみに私の月々の料金は900円ほど。SNSは無制限、2G まで使える。)
カメラ(こっちで買うと高い。あくまで個人的な意見。)


歯の治療

一応私は虫歯があったため、削って詰め物を入れておいた。
通常何回も通わないといけない、日本の謎の歯医者のシステムだが、「〇〇日後に出国するんです」という旨を伝えておけば、1日で済ませてくれた。よくわからない。

メキシコでも歯の治療に対しては保険は効かない。ただ、言語的に安心なのは日本で事前に治療を済ませておくことだと思う。ちなみにこれだけが理由。

これは歯に限らず、すべての治療・診断に言える。

私は3年経った今、現地の歯医者には行った。(別に言語も心配ないし、緊急性が高かったため)1回目は虫歯を抜いて、セラミックを入れた。2回目は親知らずを2本抜いた。

1回目はレントゲン撮って、虫歯抜いて、型を作って、セラミックを入れたため、時間はかかったが、2回目は1日目の診療とレントゲン検査から2日目で2本抜いた。早かった。

質も問題なし。日本じゃないとなんでもできないと言うのは完全な嘘。言語に問題ないなら、ここはスルーしても良い。



以上、ずらずらと海外就職についてプロセスを書いたが、ざっくりこんな感じ。

メキシコの就職は割と難易度は高くない。言語が全くでも、現時点ではエンジニア職(技術職)、経理職、営業職が割と多い印象。

ちなみに私のスペイン語レベルは、自己評価だと、旅行会話は余裕、ビジネスは厳しいというレベルだった。

すでに留学もしていたため、留学でなく、仕事しながら言語を覚えたいと考えていたため、収入有り、言語を伸ばす機会有り、海外でサバイバルすると言う最高の環境であった。(今も継続中)


私の経験談を元にすると、メキシコをオススメをする人は、若干スペイン語は話せるがまだ勉強したい、という人にオススメ。



それでは。


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