見出し画像

地方で1年間フリーランスWebエンジニアをやって感じたこと、今後のこと

私は現在、地方でフリーランスWebエンジニアとして活動している。
2017年7月頃に会社を退職し、まがりなりにも1年間フリーランスとしてやってこれた。
自分自身を振り返る意味でも、この1年で感じたことや地方でのフリーランスの生活についてまとめることにする。

なぜ地方でフリーランスをやっているか

簡単にフリーランスになった経緯について書く。
首都圏で大手SIerにSEとして約6年勤務。しかし、WordとExcelの日々に嫌気が指すなど、よくあるSIerの憂鬱で退職。
地元にUターン後、Web制作会社にエンジニアとして2年弱勤務。会社の技術力の低さ、給料の低さなどから、このまま働いていてはエンジニアとして価値がなくなるという危機感から退職。
地元で転職しようにも、他社でもおそらく同じ状況になりそうなことから、フリーランスになることを決意。
地方でも最先端のWeb制作を行うことをミッションとしてフリーランス活動を行っている。

地方でもフリーランスはやっていける

「地方でフリーランスってやっていけるの?」とか「仕事あるの?」と聞かれることがあるが、1年やってきた感想としては「地方でも探せば仕事はあるし、生活していける」と今なら答えることができる。

ただし、地元の人と何のつながりもなく仕事のあてもない状態からスタートすると、当然だが最初はかなり厳しい。
実際に私がそうだったのだが、クラウドソーシングで仕事を受けて最低限の収入をかせぎながら、地元の勉強会などに参加したり人との繋がりを作っていく必要がある。
逆にいうと、フリーランスになりたての仕事がない時期にクラウドソーシングを使うなどして月15万くらいはかせげるスキルがないと、行き当たりばったりでフリーランスになるのは自殺行為だろう。

繋がりが増えてくると仕事は山ほどある

地元の人や企業との繋がりができて仕事をもらえるようになると、とても一人ではさばき切れないほど仕事があることが分かる。それは、私がおこなっているWeb制作に関してもそうだし、それ以外の仕事に関してもそうである。
また、そこまで特別高度なスキルを持っていなくても仕事がもらえるのは地方の特徴かもしれない。
エンジニアなら、レスポンシブのコーディングが出来る、jQueryが書ける、WordPressの構築やカスタマイズが出来るというスキルレベルでさえ重宝される。

逆に、それ以上のスキルは必要ないのである。どれだけ高度なスキルを持っていたとしても使う場面はない。当然、ディレクターやデザイナーもそのレベルの人が多いので、そのレベルに合わせて仕事をする必要がある。
そういう意味では、人の繋がりさえあれば仕事はあるので、フリーランスになるハードルは低いと言えるのかもしれない。
ただし、当然のことながら単価もそれなりである。

地方の仕事の辛さ

ここまでの話は、地元などの企業から受託という形で仕事をもらう働き方の話である。それはつまり、自分では直接お客様に会うこともなく、指示された作業をこなす働き方である。
私がフリーランスになった理由に書いたような、「地方でも最先端のWeb制作がしたい」という目的を実現できる働き方ではない。
このような目的を果たすためには、いろいろ方法はあるだろうが、直でお客様から受注するのが手っ取り早い。

しかし、直に受注しようとなるとグンとハードルがあがる。
地方にもよるだろうが、人の繋がりが強い地方の場合、Webサイトを作ろうとする人は、知り合いの会社や、すでに取引のある会社に依頼する。
つくるもののクオリティよりも人間関係のほうが大事だと考える人も多い。
そのため、フリーランスがそこに入り込むのは難しい。

自分のやりたいことをやるなら自ら仕事を作る覚悟が必要

既存の会社関係に入り込めないならどうすればいいだろうか。
直で仕事を受注することが難しいなら、自分で仕事を作るしかない。

地方のWeb制作スキルが低いことを逆手に取れば、チャンスが多くあるということでもある。
フリーランスになって自分のWebサイトを制作したが、つくってすぐに「都市名 Web制作」「都市名 ホームページ制作」といった検索キーワードで上位5件以内に表示されるほど、地方ではGoogleフレンドリーなサイトが少ない。
地方に特化したサイトであれば、しっかり知識を持った人が作ればすぐに検索上位を狙えるだろう。チャンスはたくさんある。

地方の問題点

上に書いたように地方では人間関係、会社関係が重要視されることもあり、閉塞感を感じることがある。
この閉塞感をなんとかしたいと考えて、すでに行動をおこしている人はいるが、まだまだ小さな動きである。
そういう人たちが活動しやすいコミュニティが存在しない、あっても継続しないことが現状、地方の問題点かもしれない。

まとめと今後やりたいこと

最後にまとめをすると、
地方でフリーランスやれるのかという問題については、
・自分で動いて人の繋がりを作れる人であれば地方でフリーランスはやっていける。
・ひたすらWordPress案件だけやりたい人には天国かもしれない。
・Webエンジニアとして流行りの技術を使うような案件はほぼない。

地方でフリーランスを続けていくために、今後やっていく必要があると思っていることは、
・受託案件以外の収入源を確保する。
・地方でのエンジニアやデザイナーのコミュニティ作り。

上記の活動を目標としてフリーランス2年目も頑張っていきたい。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

ありがとうございますー!!
87
フリーランスWebエンジニア。青森県八戸市にUターン後フリーランスに。フロントエンドをメインにサーバーサイド、写真やライティングなどWeb制作に関わる工程すべてを学び中。ウェブ解析士。応用情報技術者。 https://zen-web.net/

コメント3件

コメントありがとうございます。非常にためになります。
私もなるべく東京的なメンタリティーをもった方と繋がりを持つように意識しています。
東京での人の繋がりは大事ですよね。私は現状まったく繋がりがないのですが、地元の企業さんとお話すると、やはり東京の仕事をとってきているという企業さんが多いです。
売上の多角化も意識していきたいと思います。参考にさせていただきます。
地方を元気にしたいという気持ちでやっています
yoshiさんのように、閉塞感を感じている方もたくさんおられます。
しかし、都市にはないチャンスもあるという部分を記事にしていただき
非常に嬉しく思います
色々共感できる事がありました。地方での暮らしは人との繋がりが大事です。また人との繋がりがあれば、自然と仕事が入ってくるので、都市部とは違った可能性がありますね!
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。