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温泉マガジン

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お気に入りの温泉たちをまとめます。
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#一度は行きたいあの場所

戸隠森林公園と鹿教湯温泉-鹿乃屋旅館

仕事が増えてしまったので、月曜休みが中々取れなくなってしまった。 仕事が増えるのはありがたいことだが、もう少し若いうちに増えたのならもとうれしかったけど(げふんげふん) 貴重な月曜休み、お値段リーズナブルな日曜宿泊の宿が取れました。 鹿教湯温泉は初めてなのでわくわくです。 ささやかな休日初日は戸隠森林公園に遊んだ。 戸隠神社 奥社に続く参道の南東側に位置して、広大な戸隠山の山裾に遊歩道が連なります。こんな自然の中ですからもちろん熊さんの出没情報も出ていてそれなりの注意は必

山桜と奇岩の西伊豆にあそぶ

伊豆半島、神奈川県からは気軽に行ける名勝地で、温泉もそれぞれに個性があって中々に味わい深い観光地です。 Googleマップで見ればほんの一跨ぎの半島なのに、一周の距離は三島駅を起点にすると車で約250㎞、なんと自宅から那須まで行けちゃう距離です。 りっぱな温泉旅館やホテルが軒を連ねる東伊豆は、お日様のキラキラが似合う底抜けな明るさのリゾート。これは伊東や城ケ崎、伊豆高原の印象が大きく影響しているのだけど、翻って一歩西伊豆に足を踏み込むと、鄙びた漁村であり、みかんの産地であり

雪の新潟は良きと申します

松之山温泉みよしや 3月のお彼岸、おや、もう1ヶ月経ってしまった。。。 少しお休みをとって長野新潟方面に向かった。 いえね、正直言うと雪の~と言ったって暦は春、ドカ雪は想定外だったですよ。ただその降りたての新しい雪は地元ではもううんざりだろうけれど、 それを見慣れない者にとってははかなくも美しいものです。 名残の冬鳥を求めて長野の某所に立ち寄る。ジョウビタキはあと少しで北帰行。花に春を感じるように、鳥の行き来でも季節を感じる。 諏訪湖北西にある麺屋蔵人 岡谷道場、ここの

雪の新潟は良きと申します-2

前回記事 あさ~ さてさて朝活のお時間ですが、外がとんでもないことになっていました。 1日目の夜に天気が崩れることは承知してたけど、朝には晴れ予報だったので、新潟なめてました。いや、びっくり! 雪はまだ降ってるし、愛車には30cm以上雪が降り積もっています。 とりあえず愛車は見なかったことにします。 別方向の 鷹の湯方面の風景、雪がホイップクリームみたいです。 のんびり朝湯に浸かり適当に朝食を済ませて、雪も止んできたので愛車の雪下ろしタイムです。若旦那さんが雪下ろしの道

こじんまりとした塩原最古の濃い温泉であちちと汗を流す

塩原元湯温泉えびすや 二岐温泉を後に大好きなR121の紅葉を愛でながら塩原元湯温泉に向かいます。入口の県道を見過ごしますがすぐに気づいて復帰。 舗装された山道を辿ると、眼下に塩原元湯温泉が見えてきます。 箒川の渓谷沿いに2件、山側に1件の旅館があって、一番取っ付きが塩原元湯温泉えびすやです。木造2階建ての質素な造りは好感が持てます。 受付のお姉さんはとても言葉少なで(無愛想ともいいますw) 「温泉どっちですか」って聞いても、 「聞くなや、はあ」という雰囲気をバリバリ醸し

何本源泉持ってるの?なその先登山口しかない最奥の温泉宿

二岐温泉、柏屋旅館 今朝のニュースで福島県で地震があり、天栄村も震度3の地震に見舞われたとあり、泊まったばかりの所だったのでちょっとびっくり。 何事もなくてよかったです。 まったくもってこの日(11/6)は完璧な晴天に恵まれます。 こんな日はゆっくり自宅を出たら、たちどころに東北道の渋滞に見舞われてしまうので、4時には自宅を出ます。 さすがにコロナ開けですから普通車が多い。 みんな待ちに待っていたものね。 時間はたっぷりなので、あちこちの紅葉を愛でながら向かいます。 白

共同浴場-滝の湯と宿のうなぎの湯の交互浴で整う

鳴子温泉 ゆさや 前日に宿泊した夏油温泉観光ホテルでは、ロビーでルンバに見送られる! という抱腹絶倒のお見送りを体験しました。 お見送りロボットなのか仕事熱心(ルンバが)なのかとしばし考えますが、ほぼ現金精算なのでフロントが混んでいて、その時間はもう10時のチェックアウト時間は少し回っていたわけで、一応お宿の名誉のために弁解を 何といっても、そのルンバをまるで異星人を見るように食い入るように眺めていたおじいさんが、とても印象的だった。 いっそ、ルンバに「ご利用ありがとうご

初めての河原湯、夏油温泉

夏油温泉観光ホテル 知人と会話をしていたら、 「3万円以下の温泉宿とか無理~」 「え、二人で?え、まさかお一人様料金?え、セレブすぎだろ。。。」 と、絶句したとある日 私達、お一人様朝夕食込み1泊税込み¥5500のお宿に行きます。。。 日本経済はセレブ様たちに大車輪で回してもらって 私達は補助輪フルパワーでいかせていただきます。 旅館さん、ホテルさん、飲食業さん、がんばれ~ ということで、絶対に行ってみたかった夏油温泉予約取れました。 本当に地理にうとくて、有名所の

キャンプとエメラルドグリーンのお湯と

戸隠イースタンキャンプ場 志賀高原、熊の湯温泉 熊の湯ホテル 9月の三連休、初日は戸隠イースタンキャンプ場。 コロナ禍でキャンプ場は予約制になっていて、 台風の影響で張り出した前線の動きで予約数はじりじりと減っていき、 さてこれはキャンプはなしかが濃厚にになった2日前、 長野北部、特に戸隠の界隈に雨雲の空白地点を発見。 それでも予報では場所によりかなり強い雨がありそうということで、 急遽空いていたバンガローに予約変更。 実際来てみれば雨は小雨、テント張れたねなお天気。。。

二本松市を見下ろすキャンプ場と名目津温泉

日山キャンプ場 空気は昨日までの雨をまだ含んで、安達太良山や磐梯山は雲の中 もちろんキャンプ場の芝もまだまだたっぷりと水を含んでそれは喜んでいるのだろうけど、テントを張るにはもう少し待つことにしましょう。 日山キャンプ場は、阿武隈山系第二の高峰である標高1057mの日山の山懐にあります。 日山はまた富士山が見える北限(北遠)の山として、その名が知られます。 雨上がりのこの日、気温はぐんぐん上がっていきます。 木陰にテントを張り、椅子を出して太陽の動きとともに日陰をもとめ

雲上のお宿で硫黄泉を楽しむ

野地温泉ホテル 東北の旅もいよいよ9日目に入ります。いえ、まだ続くんですけど。。。 いろいろアクシデントもあって、それでも最北の青森から福島までなんとか南下してきたわけで、もうそろそろ走行距離も2000kmになる頃です。 この辺りでキャンプ疲れもたまってきますから3件目の宿泊りになります。 選んでおいたのは、安達太良山の北側、土湯温泉町にある野地温泉ホテル。 今回日帰り温泉も含めて全部で8か所の温泉に入湯しましたが すべて違う種類の温泉に浸かりました。 そしてここは硫黄

気動車っこ集まれ~

ほっとゆだ(岩手県西和賀町) これは東北旅行初日のお話 朝3時に自宅を出てから北上金ヶ崎ICを出てキャンプ予定地の焼地台公園に向かいます。 これが思わぬ失敗、北上JCTから素直に湯田ICまで行けばいいものを、 北上金ヶ崎ICで降りて高速代を少し節約しようとしたんです。 するとR107が道の駅錦秋湖までで通行止め。 いえ、確かにR107が災害で通行止めだから北山西ICから湯田ICまで無料って R107の入口に書いてありましたよ。 でもそんなの運転しながら瞬時に読めませんて。

海を背にした赤褐色の温泉と星景と撮り鉄

青森、黄金崎不老ふ死温泉 前日は十二湖を散策 青池まではみんな散策するんだけど、ブナの自然林から沸壺の池までショートな周回をした方がより十二湖の自然に触れることができます。 車道から眺める池も散策で眺める池も青やエメラルドグリーンに深く沈んで本当に美しい。 私の怪我や病気、相方の膝痛などで、ここ数年は歩くことから遠ざかっていたけれど、温泉効果なのか徐々にまた少し長く歩くことができるようになって、再びちょっとした山っぽい所の散策をするようになっている。 歩いてみれば、やっぱ

文人の愛した千年の秘湯宿

蔦温泉 蔦温泉の駐車場に車を滑り込ませたのは、チェックインにはまだ少し早い時間だった。ちゃんとした蔦七沼巡りは明日に持ち越すことにして、まだ雨の残る蔦沼まで散策に出かける。 霧に支配されたブナの森はブナの息使いに覆われたように乳白色に沈んだ。 人の気配が全くない。 森の呼吸と沼のほとりにアキアカネだけが、その楽園を謳歌する。 いい時間になり宿への小道を戻る。 憧れの宿だった。 かつて単独で八甲田山に登山した翌日、湯巡りにこの地を選んだ。 足元湧出の新鮮なお湯に、いつかき