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戸隠森林公園と鹿教湯温泉-鹿乃屋旅館

仕事が増えてしまったので、月曜休みが中々取れなくなってしまった。
仕事が増えるのはありがたいことだが、もう少し若いうちに増えたのならもとうれしかったけど(げふんげふん)

貴重な月曜休み、お値段リーズナブルな日曜宿泊の宿が取れました。
鹿教湯温泉は初めてなのでわくわくです。

ささやかな休日初日は戸隠森林公園に遊んだ。
戸隠神社 奥社に続く参道の南東側に位置して、広大な戸隠山の山裾に遊歩道が連なります。こんな自然の中ですからもちろん熊さんの出没情報も出ていてそれなりの注意は必要です。私たちはかなり奥の方まで歩いて行ったので、なんと熊の寝床を発見してしまいます。
熊の寝床は笹を倒してベットのように敷き詰めてあるのですぐわかりました。これと同じものを過去に西丹沢のバリエーションルートで見ていたのでかなり緊張します。
余談ですが、過去2回至近距離で山中で熊に遭遇しています。
1回目は熊が驚いて慌てて逃げてくれ、2回目はこちらが先に気づいてそっと後ずさりして事なきを得ました。
元々熊は臆病な動物なので刺激しなければ大丈夫と思っていましたが、昨今の人的被害の多さを鑑みるとそうもいっていられない事態のようには思います。

戸隠森林公園入口付近と奥に戸隠山

さっそくバードウォッチングの散策です。
ここはシーズンには多くの野鳥がやってくるのでバーダーさん多めです。
この日は気温がうなぎ上りで太陽がまぶしい日柄ですが、森の中はとても涼しくおまけに鳥さんの囀りがシャワーのように降り注いでここは楽園です。

重さ3kg超のカメラをさげている怪力女
ミソサザイ、かなり小さな鳥さんで10g位しかありません
アカゲラ、頭が赤いのはオスだけ
ウグイス、普段藪の中に隠れているので声はすれどもな鳥さんです
夏鳥と言えばキビタキが頭に浮かびます

山に咲く花も満開です。園芸種のような鮮やかさはないけれど、この清楚で可憐な雰囲気は野草ならではです。

オダマキ、ヤグルマソウ、クリンソウ、ショウブ、オオカメノキ

20代から山歩きをしていたので、森の中の空気を感じると、ああ、帰ってきたなといつもほっとします。8年前に滝から滑落したのでそれ以来もう山登りはしていませんが、山中のフカフカした土や岩がごろごろした場所などを歩くと、たまらなく懐かしい感じに包まれます。

早朝から夕方までがっつり散策してこの日は車中泊です。
翌朝も散策して山を下ります。
と、確か中社の前に雰囲気のいいおそば屋さんがあったはず。
駐車場も完備していたし、蕎麦も美味しかったしかなり繁盛していたのに
庭には草が生えて閉業中だ。どうしたんだろうか。
商売に浮き沈みはつきものだけど、繁盛していたから惜しい気がした。

一路鹿教湯温泉へ
沓掛温泉 叶屋旅館さんから山を越えて霊泉寺温泉までは来たけれど、鹿教湯温泉は通りかかっただけ。
駐車場に車を停めて鹿乃屋旅館へ

全12室客室の3階建てで(エレベーターなし)アットホームな雰囲気。
ホールにある大きなスピーカーに圧倒される。ティールーム入口にかなりな数のレコードがあってお願いすれば聞けたんだろうか?

正面入口はこじんまりとした美術館になってます。朝行ったら閉まっていたので見られなかった。頼めば開けてくれたのかもだけど、朝の忙しい時間に手を煩わせるのもなんというか申し訳ない気がして。。。

浴衣を選んでから各自で部屋に向かいます。久しぶりに布団がくっついているのを見たw
相方はずるずると自分のベストポジションまで布団を移動www
宿の人が布団をたたみに来たら絶対笑っちゃうだろうな。
部屋は掃除も行き届いていて、トイレ・洗面・冷蔵庫ありです。

201号室、テレビが大きくてびっくり

廊下には湯沸かしポットがあって、そこから各自お湯を小分けにして持ってくるようです。電子レンジもありました。
廊下には沓掛温泉 叶屋旅館程じゃないけど、かなりのコミックや本がある。
いたるところに絵画も飾られていい雰囲気です。

さて一番風呂を目指すので相方速攻でお風呂に向かいます。
先客がいたようです。
加温、加水、貯湯なしのかけ流しだそうです。内湯は適温、露天は若干温めな心地よいお湯です。微かに硫黄の香りのアルカリ性単純泉です。

内湯とかけ湯の槽、この槽と湯舟が繋がっているっぽい
女湯の露天、若干温めでいつまでも入っていられる
飲泉スペースかな、やや熱め

至福~やっぱり温泉はいいなあ。

食事は食事室でいただく。何の変哲もない旅館料理に見えるけど、味付けがやさしく、天ぷら・焼き魚・茶碗蒸しは熱々がやってくる。
それだけでうれしいし白飯も美味しかった。量も丁度いい。

朝食は中々のボリュームでご飯3杯いった。

日曜宿泊と時期にもよるので料金は変動があると思うけど、この日は一泊¥9500とお安く泊まれた。ここは定宿にしていいねなレベルだった。

宿に車をおかせてもらい、チェックアウト後に文殊堂まで散策に向かった。
むかし、鹿に身を変えた文殊菩薩が、日頃から信仰深い一人の猟師に信州、丸子の山中に湧き出る効能あらたかな出で湯の存在を教えたと伝えられているそうな。

紅葉橋

紅葉橋を渡って内村川の右岸から山道を下っていくと薬師堂が現れます。

そして屋根のある橋の先が文殊堂です。

地元の方々が朝の体操してました。

謎の光が。。。ただの逆光です

こちらが有名な屋根のある橋です。マディソン郡の橋みたい。

意外と見どころもあってお湯もいいし鹿教湯温泉一気に気に入ってしまった。次は秋の紅葉時期に訪れたいな。



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