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素晴らしい眺望を独り占め
きょうは朝から鎌倉の史跡「仏法寺跡」へ行ってきた。
鎌倉には由比ヶ浜を眺望できる場所は何ヶ所かあるけど、この場所は今まで行った中で最も素晴らしい場所だなと思いました。
それなのに全く人影はありませんでした。
一体どうしてなのか…行ってみてわかりました。
極楽寺駅前から出発
仏法寺跡へ行くには、江ノ電・極楽寺駅の目の前にある階段を上がって行きます。
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テクテクと登っていくと、そこは墓地。
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そして極楽寺の駅を見下すことができる通路を茂みの方へ向かっていきます。
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そしてこの墓跡の後ろの隙間に入っていきます。
道なき道を行く
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目の前にはかなりの急斜面が。ここからいきなり道がないので不安になりました。
今回、去年一度訪れたことがあるという友達が同行してくれたので心強かったです。
そんなに長い間ではないですが、急斜面を手をつきながら登ります。いきなりハード。滑らない靴を履いてきてよかった。
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道に迷った時のために目印を括り付けながら、落ち葉の踏み跡だけを頼りに南東方面へ向かいます。
途中、倒木があったりします。
この山は標高は60mほどだそうで、それほど登山自体はハードではありませんが、尾根を歩く時は注意が必要です。根に引っかかりこけそうになるからです。
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20分ほどで「仏法寺跡」まで半分の地点まで来ました。
それにしても目印がない…
友達は前回訪れた時の記憶だけでどんどん進んで行きます。私はその後を必死について行きます。
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この樹は特徴のある形なので助かります。帰りの目印になります。
実際、帰りは目印の樹があっても間違えてしまいました。
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この「仏法寺跡」へは寒いこの時期しか行かれません。草木が生い茂っていると全く踏み跡がわからなくなるからです。春から夏場は絶対に無理です。
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尾根を歩いていると鎌倉の街が見えました。こうして街並みが見えたのはこの場所だけ。後はひたすら木々の間を歩いていきます。
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また特徴ある形の樹が…そして道を塞ぐような倒木まで。
地元で霊鷲山(りょうじゅせん)といわれているこの山稑には、豊かな自然が残っています。
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尾根を南東へ向かって歩きます。
ロープは触らない
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急な登り坂には誰かが使ったロープがあリますが、こうしたロープは触らない方がいいといいます。いつ使ったものかわからないからです。劣化していれば事故を起こしかねません。山登りをする人であれば誰でも知っていることなんだそうです。
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やっと頂上に来たのでしょうか、逗子方面がわずかに見えました。
ここから少しだけ下り坂です。
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極楽寺を出発し約35分「仏法寺跡地」に着きました。なかなか一人で訪れるには大変な場所でした。そしてどうして人影がなかったのかも分かりました。
史跡「仏法寺跡」
仏法寺は13世紀後半に極楽寺を開山した忍性によって建てられたという寺院だといいます。そして17世紀中ごろ廃寺になったそうです。
何かあるかというと、全く何もありません。ここだけ平地でした。
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その眺望からもわかるように、ここはかつて船舶の動きを見張る監視所だったそうです。そして何かあればすぐに海岸に降りられる道もあったそうです。
新田義貞は「鎌倉攻め」の時に、この仏法寺を重要な戦略地点にしたといいます。
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足場はかなり悪かったですが、せっかく訪れたので写真を撮りました。
まずNDフィルターを使いスローシャッターを試しました。
歴史を感じる場所なので時の流れを雲の流すことで表現できないかと思いましたが、それほど風が強くなかったので、効果はでませんでした。
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今回、素晴らしい眺望を独り占めできて、とても幸せな気分になりました。
ちょっとハードでしたが、行ってみてよかったです。
約690年前の「鎌倉攻め」に思いを馳せます。
この戦いで鎌倉幕府は滅亡しました。
鎌倉幕府トップの北条高時を裏切り「鎌倉攻め」を決行した新田義貞は、ここからどんな風景を見ていたんでしょうかねぇ。
◆行き方を動画にしたので行く方は参考にしてください
URLはコピペしてください。
https://youtu.be/PlY31aiNilg
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