基礎鍛錬としてのUIトレース
今回のお話
UIトレースをされたことはあるでしょうか。
UIデザインをする上で様々なサービス・プロダクトのデザインを「見て」学ぶということが参考になります。
UIトレースで学べることは多いです。それでは、今回はUIトレースについて考えていきましょう。
気づきを得るためにする
UIトレースをする目的は、「気づき」を得るためです。
ここの気づきとは何でしょうか。「体験」と「不満」です。
1px単位で気をつけてUIトレースをしていると実は細かくサイズが異なったり、位置が意図的であったりします。
見慣れているサービスやプロダクトほどそういった細かい単位で調整しています。そこからここをユーザーに意識させたいのだなとか思ったり、一方でユーザーに意識させたいのに実際あまり使われていないよねといった「気づき」があります。
気づきも重要ながらUIトレースを行う上でのメリットは以下です。
審美眼を鍛えることができる
デザインを見る上で重要なのはどこに目を置くかということです。
例えば、街を歩いていて赤色に着目してみて歩こうとなると信号機や自販機など目に入ってくるものが変わってくるかもしれません。
同じようにUIトレースを様々なサービス・プロダクトで行うたびに自分の中にデザインを見る「眼」が宿ってきます。もちろんどのデザインが「良い」か「悪い」かという判断基準も形成されてきます。
そしてUIトレースをへて感じたことや気づきを持ってリデザインすることが良いのかもしれません。
トレースはあくまで模写ということです。
自分なりのデザインをしていく上でテクニカルなスキルも身につくことでしょう。
なぜUIトレースからリデザインをするかというと、いきなりデザインしてみようと言われてもなかなか0から作り上げるのは難しいからです。
それであれば、出来上がっているデザインに少し足してみるというのが楽にできてSNSなどで挙げると反応がもらえたりとプラスになることが多いでしょう。
もちろんよくない反応がきたとしてもその意見の中から改善すべきポイントがみつかるかもしれません。
そういった意味でUIトレース+リデザインをしていくことがテクニカルなデザインとUXデザインの練習になるかと思います。
最後に
学ぶ上で重要なのは、手を動かすことだと思っています。
自分の頭の中で描いていることを手を動かして練習する。
スポーツの素振りなど基礎的な鍛錬のようにデザインやUXにおいてもセンスと片付けることなく基礎的な鍛錬を積み重ねれば誰にでも「センス」はつけることができるかと思います。
身近にあるよく使っているサービス・プロダクトをスクショしてトレースすることから始めてみてはいかがでしょうか。
自分もやったらnoteの記事にしようかと思います。
それでは、また。
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