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「鬼滅の刃 無限列車編」、公開3日で興業収入46億円・観客動員342万人の日本新記録達成

凄まじい数値が発表されました。

これまでの公開3日での国内記録は公開3日間で興行収入19億4,205万円、観客動員145万人を上げた「アナと雪の女王2」(2019)だったが、「鬼滅の刃 無限列車編」はこの記録を倍以上も更新

興行収入46億円は、「るろうに剣心 伝説の最期編」(2014)の最終興行収入43.5億円や「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(2007)の45.6億円等、名だたる大ヒット作をわずか3日で凌ぐ凄まじい記録。

なぜここまでの記録が生まれたのか。

原作・映画のクオリティが非常に高いことは勿論として、そこに

①アニメ&コミックの超絶大ヒット
②コロナで他に競合作がない
③上記理由から異常な上映数&映画業界総出でのPR
④自粛期間中にネット配信やフジテレビの番宣等で更に浸透度UP
⑤コロナ禍におけるエンタメへの飢餓感

これだけの条件が揃ったことが大きい。

上記要素を満たすにはコンテンツが元々持つパワーに加えて自然環境やタイアップするTV局がどこか、他に流行っているコンテンツがあるかどうか等、それこそ"運"の要素もある。

そういう意味で、「鬼滅の刃」は何かを持っていた、としか言えない。
様々な要素が完璧に満たされ、この歴史的記録が生まれた。

また、個人的に驚いたのはフジテレビによるアニメ総集編の視聴率の高さ。
先週の前編が16.7%、そして一昨日の後編が15.4%。
平均しても16%を超える計算だが、これは2017年の月9ドラマ「コード・ブルー」3期より視聴率が高く、フジテレビで16%より平均視聴率が高いドラマを探すと2014年の「HERO」2期まで存在しない。
この高視聴率はそれだけ「鬼滅の刃」というコンテンツへの注目度が高かったことの現れだろう。

記録とはいつか破られるものではあるが、これはそう簡単には破られそうもない。
ウサイン・ボルトの100mのタイムみたいなもんである。さすがにチート過ぎる。

2020年は米津玄師のアルバム「STRAY SHEEP」のCD売上ドラマ「半沢直樹」の視聴率と、数字を追うものとしては興奮する記録ばっかりでほんと楽しい。

まだまだコロナで外出が憚られる期間は続くかもしれないけど、こうして国産のエンタメに元気があって、それが日本中に元気を与えているのは素晴らしいことだと思います。

一応他の記事もちょくちょく書いてるんですが、最近「鬼滅」関係の記事が増えてしまったので後は100億突破(おそらく歴代最速になりそう)&最終興行が出たときぐらいかなでいいかと思っています。

ちなみに、週が明けて平日となった今日も相変わらず恐ろしいペースで動員を積んでいる模様
これは累計の興行収入も予想を大幅に上回るかもしれない。

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